公害防止管理者試験の難易度・合格率・日程など

資格名 公害防止管理者
評価
資格種別 国家資格
資格法令 必置資格
資格区分 大気関係第1種~4種、水質関係第1種~4種、一般粉じん、特定粉じん、騒音・振動関係、ダイオキシン類関係、公害防止主任管理者
受験資格 誰でも受験できます
試験方法 筆記試験:五者択一式
試験場所 札幌、仙台、東京、愛知、大阪、広島、高松、福岡、那覇
試験日程 10月上旬
申込期間 7月初旬~7月下旬
合格発表 12月中旬
受験料  6,400円、6,800円※受験区分により異なる
問い合わせ先 一般社団法人 産業環境管理協会 
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概要

公害防止

公害防止管理者とは、工場から排出される汚水、ばい煙、粉塵、振動、騒音など、周囲に公害を発生する恐れのある要因を未然に防ぐために、活躍するスペシャリストになります。

特定工場における公害防止組織の整備に関する法律」で、エネルギー産業などの指定工場において「公害防止組織」の設置が義務付けられていますので、該当企業内での、公害防止管理者の必要性はかなり高くなります。

公害防止管理者の資格を取得する方法として、試験を受ける他に、「公害防止管理者等資格認定講習」で取得することも可能なので、学力に自身のない方や、しっかりと知識を身につけたい方は、講習を受けた方が良いでしょう。

試験内容

試験科目/試験区分 大気1種 大気2種 大気3種 大気4種
公害総論
大気概論
大気持論
粉じん理論
大気有機物質持論
大規模大気持論
試験科目/試験区分 水質1種 水質2種 水質3種 水質4種
公害総論
水質概論
汚染処理持論
水質有機物持論
大規模水質持論
試験科目/試験区分 特定粉じん 一般粉じん
公害総論
大気概論
粉じん理論
一般粉じん理論
試験科目/試験区分 騒音振動 ダイオキシン 主任
公害総論
騒音・振動概論
騒音・振動持論
ダイオキシン類概論
ダイオキシン類持論
大気・水質概論
大気関係技術持論
水質関係技術持論

公害総論

  • 環境基本法及び環境関連法規の概要に関すること
  • 特定工場における公害防止組織の整備に関する法律体系に関すること
  • 環境問題全般に関すること
  • 環境管理手法に関すること
  • 国際環境協力に関すること

大気概論

  • 大気汚染防止対策のための法規制に関すること
  • 大気汚染の現状に関すること
  • 大気汚染の発生機構に関すること
  • 大気汚染による影響に関すること
  • 国又は地方公共団体の大気汚染防止対策に関すること

大気特論

  • 燃料に関すること
  • 燃焼計算に関すること
  • 燃焼方法及び燃焼装置に関すること
  • 排煙脱硫技術に関すること
  • 窒素酸化物排出防止技術に関すること
  • 測定に関すること

ばいじん・粉じん特論

  • 処理計画に関すること
  • 集じん装置の原理、構造及び特性に関すること
  • 集じん装置の維持・管理に関すること
  • 一般粉じん発生施設と対策に関すること
  • 特定粉じん発生施設と対策、測定に関すること
  • ばいじん・粉じんの測定に関すること

ばいじん・一般粉じん特論

  • 処理計画に関すること
  • 集じん装置の原理、構造及び特性に関すること
  • 集じん装置の維持・管理に関すること
  • 一般粉じん発生施設と対策に関すること
  • ばいじん・粉じんの測定に関すること

大気有害物質特論

  • 有害物質の発生過程に関すること
  • 有害物質処理方式に関すること
  • 特定物質の事故時の措置に関すること
  • 有害物質の測定に関すること

大規模大気特論

  • 拡散現象一般に関すること
  • 拡散濃度の計算法に関すること
  • 大気関係環境影響評価のための拡散モデルに関すること
  • 大気環境濃度の予測手法に関すること
  • 大規模設備の大気汚染防止対策の事例に関すること

水質概論

  • 水質汚濁防止対策のための法規制に関すること
  • 水質汚濁の現状に関すること
  • 水質汚濁の発生源に関すること
  • 水質汚濁の機構に関すること
  • 水質汚濁の影響に関すること
  • 国又は地方公共団体の水質汚濁防止対策に関すること

汚水処理特論

  • 汚水等処理計画に関すること
  • 物理・化学的処理法に関すること
  • 生物的処理法に関すること
  • 汚水等処理装置の維持・管理に関すること
  • 測定に関すること

水質有害物質特論

  • 有害物質の性質と処理に関すること
  • 有害物質含有排水処理施設の維持・管理に関すること
  • 有害物質の測定に関すること

大規模水質特論

  • 水質汚濁物質の挙動に関すること
  • 処理水の再利用に関すること
  • 大規模設備の水質汚濁防止対策の事例に関すること

騒音・振動概論

  • 騒音対策のための法規制に関すること
  • 騒音公害の現状と施策に関すること
  • 主要な騒音発生源に関すること
  • 騒音の感覚に関すること
  • 騒音の影響・評価と基準に関すること
  • 音の性質に関すること
  • 振動対策のための法規制に関すること
  • 振動公害の現状と施策に関すること
  • 主要な振動発生源に関すること
  • 振動の感覚及び評価に関すること
  • 振動の影響に関すること
  • 振動の性質に関すること
  • dB についての計算に関すること
  • 低周波音に関すること

騒音・振動特論

  • 騒音防止技術に関すること
  • 騒音の測定技術に関すること
  • 振動防止技術に関すること
  • 振動の測定技術に関すること

ダイオキシン類概論

  • ダイオキシン類対策のための法規制に関すること
  • ダイオキシン類問題の背景に関すること
  • ダイオキシン類排出の現状に関すること
  • ダイオキシン類の性質に関すること
  • ダイオキシン類汚染の発生機構に関すること
  • ダイオキシン類汚染による影響に関すること
  • 国又は地方公共団体のダイオキシン類汚染防止対策に関すること

ダイオキシン類特論

  • 大気関係ダイオキシン類対策に関すること
  • 大気関係ダイオキシン類対象施設に関すること
  • 水質関係ダイオキシン類対策に関すること
  • 水質関係ダイオキシン類対象施設に関すること
  • 測定に関すること

大気・水質概論

  • 大気汚染防止対策のための法規制に関すること
  • 大気汚染の現状に関すること
  • 大気汚染の発生機構に関すること
  • 大気汚染による影響に関すること
  • 国又は地方公共団体の大気汚染防止対策に関すること
  • 水質汚濁防止対策のための法規制に関すること
  • 水質汚濁の現状に関すること
  • 水質汚濁の発生源に関すること
  • 水質汚濁の機構に関すること
  • 水質汚濁の影響に関すること
  • 国又は地方公共団体の水質汚濁防止対策に関すること

大気関係技術特論

  • 燃料に関すること
  • 燃焼計算に関すること
  • 燃焼方法及び装置に関すること
  • 排煙脱硫技術に関すること
  • 窒素酸化物排出防止技術に関すること
  • 測定に関すること

水質関係技術特論

  • 汚水等処理計画に関すること
  • 物理・化学的処理法に関すること
  • 生物的処理法に関すること
  • 汚水等処理装置の維持・管理に関すること
  • 測定に関すること
  • 水質汚濁物質の挙動に関すること
  • 処理水の再利用に関すること
  • 大規模設備の水質汚濁防止対策の事例に関すること

免除科目

不合格だった場合でも、合格基準に達した科目があれば、その科目は免除になります。
※合格してから3年以内

合格基準

各科目60%以上の正解率
※科目合格制度

受験者数・合格率

実施時期 受験者数 合格率
2016年 24,690人 25.8%
2015年 25,562人 25.5%
2014年 25,989人 25.0%
2013年 27,328人 19.8%

試験の難易度

合格率は毎年20%程しかなく、試験難易度は高いです。ただ、一つの科目を合格すると、3年間の間、合格した科目については免除になりますので、複数回に渡って受験される受験者が多いです。

試験は、13の区分が存在し、自分の目的に合った内容を選択して受講することになります。

試験の勉強

勉強法 公害防止管理者 勉強法
テキスト 公害防止管理者 テキスト
問題集 公害防止管理者 問題集

資格を活かせる仕事

製造業やエネルギー供給業などの指定工場に設置されている「公害防止組織」で活躍することができます。その他にも、近年民間企業に委託している、上下水道施設などに就職している人の割合も増えてきています。

ただ、公害防止管理者の資格を取得したからとって、就職や転職に直結することは考えにくいので、環境関連の知識を蓄えるスキルアップの為の資格と考えておいてください。

公害防止管理者の収入

勤める企業によって収入は大きく変わりますので、公害防止管理者としての収入はどの程度になるのかは難しいですが、専門的な知識が必要になる分野になりますので、一般的な製造業の平均収入より、若干高い水準になると思われます。

口コミ・体験談

お勧め度 ★☆☆☆☆1

あつし 20代男性(会社員)
2015年11月20日

飽和状態
公害防止管理者は必置資格ですが、今は比較的飽和状態になっていますので、公害防止管理者の資格を持っているからといって転職に有利になることはあまりないです。
私も水質一種、大気一種を取得しましたが、勉強になったという以上のメリットは感じられません・・・

お勧め度 ★★★★☆4

かつらぎ 40代男性(会社員)
2015年7月5日

講習でもとれる
公害防止管理者の資格は、講習でもとれるので、資格としての価値はあまり無いように思います。会社で必要であれば、従業員に講習で取らせれば済む話ですからね 。
ただ、学生さんは取っておくことで、環境に対してある程度知識があると認識されるので、就職に有利になるかもしれませんね。

お勧め度 ★★★★★5

たか 40代男性(会社員)
2014年10月15日

2年前に全種取得
勉強法としては、過去問(6年分)をみっちり解きながら、オーム社の大気関係攻略テキストをこなしつつ、kougai.netからダウンロードできる問題をせっせとこなしていきました。
マークシート式だし、科目60%取れれば合格できるので、3ヶ月も勉強すれば独学でも充分取得できます。

お勧め度 ★★★★☆4

でん 40代男性(会社員)
2014年2月1日

独学で大丈夫
公害防止管理者の試験は独学で大丈夫です。難易度はそこそこ高いと思いますが、試験は科目合格制なので、コツコツ勉強していけば難なく合格できます。
基本は過去問をこなしつつ、気に入った参考書1冊あれば大丈夫です・・・多分(笑)