不動産流通推進センターが行っている宅地建物取引のエキスパートであることを証明できる資格です。
これまでは試験制度を導入していなかった宅建マイスター認定ですが、2017年に試験制度に移行され1回目の試験が実施されました。
受験資格が満たされていれば、集中講座と養成講座を受講した後に認定試験を受験できます。
認定者数がまだ少ないこともあり、不動産業界では顧客満足度を高めるためにも注目している資格で、団体受験されているケースもあります。
宅地建物取引士のさらなるレベルアップにつながる資格となっています。
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宅建マイスター認定試験の基本情報
資格種別 | 民間資格 |
ジャンル | 建築・不動産 |
資格区分 | なし |
受験資格 | 宅建業に従事で尚且つ ・宅地建物取引士証取得後、5年以上の実務経験 ・「不動産流通実務検定」のスコアが600以上 のいずれかをクリア |
試験日程 | 2月中旬、8月下旬、1月下旬 |
試験方法 | 筆記試験(記述式) |
免除科目 | なし |
試験場所 | 東京、大阪 |
受験料 | 12,500円 |
登録・更新 | 5年毎の更新が必要 |
主な対象者 | 小学生
中学生
高校生
大学生
専門生
社会人
その他 |
問い合わせ | 公益財団法人不動産流通推進センター |
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宅建マイスター認定試験の試験日
2019年度試験
試験日 | 申込期間 | 合格発表 |
---|---|---|
2020年1月29日(水) | 10月1日~ 1月10日 | 2月28日 |
宅建マイスター認定試験の試験内容
出題形式
記述式で実施されます。出題範囲はです。
出題範囲
売買契約、重要事項説明
合格点
非公開
宅建マイスター認定試験の受験者数・合格率
時期 | 受験者数 | 合格率 |
---|---|---|
第3回 | 166人 | 38.6% |
第2回 | 165人 | 47.3% |
第1回 | 247人 | 45.3% |
受験資格が厳しい分、受験者は少ないですね~~
宅建マイスター認定試験の難易度
受験者の多くは宅地建物取引士の資格を取得している中で合格者が半分にも満たないところを見ると、かなり難しい試験なのが分かります。
更に第3回試験から択一式(マークシート)が廃止になったこともあり更に合格率が下がっています。
宅地建物取引士の様にメジャーな資格でないため、確立された勉強法がないことも難易度を上げている一つの要因です。
資格を活かせる仕事
お客様から信頼される宅地建物取引ができることを証明できる資格なので、不動産業界への転職にも有利になる資格です。
また現在不動産業界で仕事をされている場合、資格を活かしてさらに顧客満足度を高めることができますし、新しい顧客も獲得しやすくなるでしょう。
宅建マイスターに認定されるとメンバーズクラブに加入できます。加入することで新たな人脈が築けたり、実務関連の情報もしっかり提供してもらえるので更なるレベルアップが可能です。
宅建マイスターは、取引において表面化していないリスクを明らかにし、リスクにおけるトラブルの予防策なども踏まえて顧客に説明するという役割があります。
契約後のトラブルを防ぐためにも、事前調査は必要です。それをしっかり行えるのが宅建マイスター認定試験なのです。
但し、宅地建物取引士のような業務独占資格(その資格が無ければ業務ができない)ではなく、認知度も低いので、受験資格を得るためにもまずは国家資格である宅地建物取引士の資格取得を目指した方がいいです。