理科検定試験 – 難易度・試験内容・試験日など

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理科検定とは

理科検定は、一般社団法人日本理科検定協会が実施している、理科の基礎力や応用力を測る検定試験です。正式には「実用理科技能検定」とも呼ばれ、学校で学ぶ理科の内容をもとに、自然や科学に関する理解度を確認できる検定として実施されています。

大きく分けて理検STEP理検SCOREがあります。理検STEPは、受検する級を選んで合格を目指す一般的な級別検定です。小学生レベルから高校生レベルまで幅広く設定されており、教科書で学ぶ内容を復習しながら対策しやすい点が特徴です。公式サイトでも、理検STEPの問題は学習指導要領に沿った教科書の内容から出題されると案内されています。

一方、理検SCOREは、級を指定して受けるのではなく、得点によって理科の到達度を評価する方式です。SCORE100、SCORE60、SCORE40、SCORE30などに分かれており、小学校から高校範囲までの理解度をスコアで確認できます。公式サイトでは、理科学力の到達度を絶対評価・相対評価の証明として示す検定とされています。

理科が得意な子どもの実力確認だけでなく、苦手分野の発見や受験勉強のきっかけにも使いやすい検定です。高校受験や大学受験を意識して、学習塾などで導入されることもあります。ただし、就職・転職で強く評価される資格というよりは、学校の理科学習の理解度を確認したり、理科への興味を深めたりするための学習系資格と考えるとよいでしょう。

理科検定の基本情報

資格種別民間資格
ジャンル教養・基礎
資格区分理検STEP:1級、2級、3級、4級、5級、6級、7級、8級
理検SCORE:SCORE100、SCORE60、SCORE40、SCORE30
受験資格なし
試験日程会場受検・オンライン受検・団体受検で実施日が設定される。実施日は公式サイトで随時公開
試験方法
筆記試験またはオンライン受検。理検STEPは級別に理科の理解度を測定し、理検SCOREは得点によって到達度を評価
合格点70%程度の正解率が基準
免除科目なし
試験場所会場受検は指定会場、団体受検は学校・塾などの団体会場。理検SCOREなど一部はオンライン受検にも対応
受験料理検STEP:1級 7,700円、2級 5,500円、3級〜8級 4,400円
理検SCORE:SCORE100 8,800円、SCORE60 5,500円、SCORE40・30 4,400円
※オンライン受検は別料金の場合あり
登録・更新なし
問い合わせ理科検定協会
関連資格珠算能力検定
実用数学技能検定
漢字能力検定

理科検定の試験日

2026年度試験

スクロールできます
試験日会場申込期間実施科目
2月14日(土)東京・横浜・刈谷1月8日~2月2日2~8級
2月15日(日)埼玉・神戸1月8日~2月2日2~8級
3月21日(土)東京・横浜・刈谷2月5日~3月9日1~5級、SCORE100・60
3月22日(日)埼玉・神戸2月5日~3月9日1~5級、SCORE100・60
3月28日(土)福岡2月12日~3月9日1~8級
4月4日(土)大分2月12日~3月9日1~8級
5月23日(土)東京・刈谷3月12日~5月11日1~5級、SCORE100・60
5月30日(土)横浜3月12日~5月11日1~5級、SCORE100・60
7月11日(土)東京・横浜・刈谷・佐賀5月14日~6月29日2~8級
7月12日(日)神戸5月14日~6月29日2~8級
7月19日(日)埼玉5月14日~6月29日2~8級
8月29日(土)東京・神戸・横浜7月2日~8月17日1~5級、SCORE100・60
8月30日(日)埼玉7月2日~8月17日1~5級、SCORE100・60
11月21日(土)非公表9月24日~11月9日1~5級、SCORE100・60
11月22日(日)非公表9月24日~11月9日1~5級、SCORE100・60
12月19日(土)非公表11月12日~12月8日2~5級
12月20日(日)非公表11月12日~12月8日2~5級

理科検定の試験内容

学校で学ぶ理科の知識や考え方をどの程度理解しているかを確認する検定です。級別に合格を目指す理検STEPと、得点によって到達度を測る理検SCOREがあり、目的に応じて受検区分を選べます。

理検STEPは、1級から8級まで設定されており、級ごとに出題範囲が異なります。1級・2級は高校理科、3級〜5級は中学校理科、6級〜8級は小学校理科の内容が中心です。教科書で学ぶ内容をもとに出題されるため、学校の授業理解度を確認したい人や、理科の復習をしたい人に向いています。

理検SCOREは、級の合否ではなく、スコアによって理科の到達度を測る形式です。SCORE100・SCORE60・SCORE40・SCORE30に分かれており、小学校から高校範囲まで、受検するコースに応じた内容が出題されます。自分の理科力を点数で確認したい場合に活用しやすい検定です。

出題範囲

1級

高校応用レベルの内容が出題されます。物理・化学・生物・地学の高校理科を総合的に理解しているかが問われ、基礎知識だけでなく、資料や実験結果を読み取って考える力も必要です。理科が得意な高校生や、大学受験レベルの理科力を確認したい人向けの級です。

2級

高校基礎レベルの内容が出題されます。高校で学ぶ物理基礎、化学基礎、生物基礎、地学基礎などの内容を中心に、理科の基本的な理解度を確認します。高校理科の基礎固めや、受験前の復習として活用しやすい級です。

3級

中学校3年程度の内容が出題されます。運動とエネルギー、化学変化とイオン、生命の連続性、地球と宇宙など、中学理科の後半で学ぶ内容が中心です。高校受験前に中学理科の理解度を確認したい人に向いています。

4級

中学校2年程度の内容が出題されます。電流とその利用、化学変化、動物のからだのつくりとはたらき、天気とその変化など、中学理科の基礎から応用につながる内容を確認します。学校の定期テスト対策や、中学理科の復習に使いやすい級です。

5級

中学校1年程度の内容が出題されます。身近な物理現象、身の回りの物質、生物の観察、大地の変化など、中学理科の入り口となる内容が中心です。小学校理科から中学校理科へ進んだ後の基礎確認として活用できます。

6級

小学校6年程度の内容が出題されます。ものの燃え方、人体のつくりとはたらき、植物の成長、月と太陽、電気の利用など、小学校理科の総まとめにあたる内容を確認します。中学理科に進む前の復習にも向いています。

7級

小学校5年程度の内容が出題されます。天気の変化、植物の発芽や成長、魚のたんじょう、流れる水のはたらき、もののとけ方、電磁石などが中心です。観察や実験をもとに考える力を確認しやすい級です。

8級

小学校4年程度の内容が出題されます。季節と生き物、天気と気温、電気のはたらき、水のすがた、月や星、ものの温度と体積など、身近な自然現象を扱います。理科に興味を持ち始めた小学生が、学習の成果を確認する級として取り組みやすい内容です。

SCORE100

高校レベルまでを含む広い範囲から出題されます。理科全体の理解度を100点満点のスコアで確認する形式で、上位レベルの到達度を測りたい人向けです。級の合否ではなく、理科の総合的な力を数値で確認したい場合に活用できます。

SCORE60

中学校から高校基礎程度までの内容を中心に、理科の理解度をスコアで測る形式です。中学理科の復習や高校理科の基礎確認として使いやすく、自分の苦手分野を把握する目的にも向いています。

SCORE40

小学校高学年から中学校程度の内容を中心に出題されます。理科の基本的な知識を確認しながら、観察・実験・資料の読み取りなど、理科的な考え方を測る形式です。

SCORE30

小学校理科を中心とした基礎レベルの内容が出題されます。理科の学習を始めた小学生が、自分の理解度を点数で確認するために活用しやすいコースです。

合格基準

理検STEPは、各級とも100点満点中70点以上で合格となります。理検SCOREは合否を判定する形式ではなく、得点によって理科の到達度を確認する方式です。

理科検定の受験者数・合格率

受験者数と合格率共に非公開

理科検定の難易度

自分の学年や理解度に合った級を選べば、無理なく挑戦しやすい検定です。目安として、1級・2級は高校生レベル、3級は中学3年生レベル、4級は中学2年生レベル、5級は中学1年生レベルとなっています。小学生向けでは、6級が小学6年生、7級が小学5年生、8級が小学4年生程度の内容です。

出題内容は、基本的に学校で学ぶ理科の範囲に沿っているため、教科書の内容をしっかり理解していれば合格を目指しやすい試験です。特に中学生レベルまでの級は、授業の復習や定期テスト対策と並行して勉強しやすく、理科が得意な人であれば比較的取り組みやすいでしょう。

一方で、上位級になるほど難易度は上がります。1級は高校理科の応用レベル、2級は高校理科の基礎レベルが中心となるため、単なる暗記だけでなく、実験・観察の考察や資料の読み取り、複数分野を組み合わせて考える力も必要になります。高校範囲の理科に苦手意識がある場合は、いきなり1級・2級を受けるより、下位級から段階的に受験する方が安心です。

全体として、理科検定は難関資格というより、学校で学ぶ理科の理解度を確認するための学習系検定です。高校受験や大学受験で直接大きな評価につながる資格ではありませんが、理科の基礎固めや苦手分野の確認、学習の目標づくりには活用しやすい資格といえるでしょう。

理科検定の勉強法

学校や塾などの団体を通して受検する人も多い検定です。その場合は、授業や塾の学習内容と重なる部分が多いため、特別な試験対策を大きく追加するというより、普段の学習内容をしっかり復習することが基本になります。

独学で受検する場合は、まず受検する級の対象範囲を確認しましょう。1級・2級は高校レベル、3級〜5級は中学校レベル、6級〜8級は小学校レベルの内容が中心です。自分の受ける級に対応した教科書や参考書を使い、苦手分野を一通り確認しておくと安心です。

対策として特に有効なのは、過去問や公式問題集を使って問題形式に慣れることです。理科検定は教科書内容をもとに出題されるため、基本知識を覚えるだけでなく、実験・観察、資料の読み取り、身近な自然現象に関する問題にも対応できるようにしておく必要があります。

勉強の流れとしては、最初に教科書で基礎を確認し、その後に過去問や問題集を解いて、間違えた分野をもう一度復習する形がおすすめです。特に中学生以上の級では、用語の暗記だけでなく「なぜそうなるのか」を説明できるようにしておくと、応用問題にも対応しやすくなります。

基本的には、受検級に対応した範囲の復習と問題演習を繰り返せば十分に対策できます。必要に応じて公式問題集を活用し、とにかく実際の問題を解きながら慣れていくことが合格への近道です。

理科検定のお勧めテキスト

理科検定過去問題例

理科検定の公式サイトでは、各級の過去問題例をダウンロードできます。まずは受検する級の問題例を確認し、出題形式や難易度を把握しておくとよいでしょう。無料で確認できるため、最初の対策として使いやすい教材です。

理検実物過去問・解説付き

本番に近い形式で練習したい場合は、理数検定研究所が販売している実物過去問もおすすめです。過去に実施された問題に解説が付いているため、答え合わせだけでなく、間違えた問題の理解にも役立ちます。特に独学で受検する場合は、過去問を中心に対策すると効率的です。

理科検定「理検」対策問題集

1級・2級・3級など上位級を目指す場合は、理検対策問題集を活用するとよいでしょう。高校・中学範囲の理科を確認しながら、検定向けの問題演習ができます。理科の基礎知識だけでなく、資料を読み取る問題や考察問題にも慣れておくことが大切です。

資格を活かせる仕事

主に小学生・中学生・高校生などの学生を対象とした学習系の検定です。そのため、この資格を取得したからといって、就職や転職で直接有利になるケースは多くありません。

ただし、理科や科学に関心があること、基礎学力を身につけていることを示す材料にはなります。理系分野への進学を考えている学生や、研究・技術・教育分野に興味がある人にとっては、学習意欲を伝える一つの材料として活用できるでしょう。

企業によっては、理科や数学などの基礎学力を評価する場面があるため、履歴書やエントリーシートに記載できる可能性はあります。ただし、理科検定自体が難関資格というわけではないため、資格単体で大きな評価につながるとは考えにくいです。

就職・転職で強くアピールしたい場合は、理科検定だけでなく、大学での専攻、研究経験、実験スキル、専門資格、実務経験などとあわせて伝えることが大切です。理科検定は、仕事に直結する資格というより、理科の基礎力や学習意欲を示す補助的な資格と考えるのが現実的です。

資格を広めてくれると嬉しいです!
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