そろばんの技能を問う実技試験で、学生を中心に年間10万人以上が受験している人気資格です。
1級から10級までレベル分けされており、1級~6級は日商が主催、準1級~準3級、7級~10級は日珠連が主催しています。
記憶力や集中力、忍耐力などを養うのに最適と言われており、小学生を中心に多くの学生がそろばん学習を行っており、その能力を測るのに最適の資格と言えるでしょう。
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珠算能力検定の基本情報
資格種別 | 公的資格 |
ジャンル | 教養・基礎 |
資格区分 | 1級~10級(13区分) |
受験資格 | なし |
試験日程 | 4月中旬、6月下旬、8月上旬、10月下旬、12月中旬、2月中旬(年6回) |
試験方法 | 実技試験 |
免除科目 | なし |
試験場所 | 全国各地 |
受験料 | 【1級】2,340円【準1級】2,040円 【2級】1,730円【準2級】1,630円 【3級】1,530円【準3級】1,320円 【4級~6級】1,020円【4級~10級】910円 |
登録・更新 | なし |
主な対象者 | 小学生
中学生
高校生
大学生
専門生
社会人
その他 |
問い合わせ | 日本珠算連盟(日商) |
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珠算能力検定の試験日
2022年度試験
- 2022年4月10日(日)
- 2022年6月26日(日)
- 2022年8月7日(日)
- 2022年10月23日(日)
- 2022年12月11日(日)
- 2022年2月12日(日)
珠算能力検定の試験内容
出題範囲
- みとり算
-
10口100字(10題)100点
- かけ算
-
実法合わせて11けた(20題)100点
- わり算
-
商合わせて10けた(20題)100点
合格点
【1~準3級】300点満点で240点以上
【4級】300点満点で210点以上
【7~9級】100点満点で120点以上
【10級】100点満点で60点以上
珠算能力検定の受験者数・合格率
2012年
区分 | 受験者数 | 合格率 |
---|---|---|
1級 | 30,281人 | 29.2% |
2級 | 44,044人 | 37.2% |
3級 | 57,155人 | 52.9% |
2012年度以降のデータは発表されていません
珠算能力検定の難易度
1級は難しいですが、2級からに関してはそれほど難しい試験ではありません。
珠算能力検定の勉強法
通常の試験の様に筆記試験では無く実技試験になるので、とにかく問題をこなしてスピードを付けることが重要になります。
資格を活かせる仕事
今や電卓やパソコンなど、そろばんが無くても効率よく計算できるツールが多数あるので、そろばんを使った仕事はほとんどありません。(しいて言うならそろばん教室の講師ぐらいでしょうか・・・)
この資格を取得したからと言って、直接的に就職や転職に有利になるとは考えにくいですが、先ほども申した通り、1級を取得出来ればある程度の計算力は認められるので、会計事務などの職種では優遇される可能性はあります。
受験者の口コミ
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計算が得意になる
4.0 きゃん 10代高校生
両親が珠算教室に通っていたこともありましたが、自分から通い始めました。高校受験に専念する為にやめましたが、今でもそろばんをはじく感覚が快感で時々指慣らししています。約4年くらい通って、8級から2級まで合格しました。(1回飛び級あり、ちなみに暗算検定も2級まで合格)
確かに使う機会がほぼありませんが、1つの自信になるでしょう。大変なのは特に冬で、手がかじかんでしまわないようにすることです。(当たり前ですが)
いつからでも始められますが、なるべく早く始めたほうがいいと思います。(2020年3月)
計算が得意になる
5.0 かな 10代高校生
私が珠算検定1級を取得したのは、10代前半の学生だった頃です。
いわゆる「そろばん」を習っており、1級合格がそろばんの習い事をやめていい条件でした。試験自体の難易度は普通だと思いますが、能力よりも技能が必要な資格かと思います。受験者は、商業系の高校生が圧倒的に多かったです。
珠算検定1級を取ってよかったのは、やはり計算が得意になることですね。暗算もある程度ならできますし、学校の算数・数学はもちろん、仕事をする上でも数字に強いと周囲の評価も良いと感じます。(2019年6月)