作業環境測定士試験とは
厚生労働大臣の登録を受けて、指定作業場において作業環境測定の業務を行うスペシャリストになります。
試験は目的別に「第1種作業環境測定士」「第2種作業環境測定士」分かれています。
第1種は鉱物性粉じん、放射性物質、特定化学物質、金属類、有機溶剤の5種類の区分に分かれており、全ての分析業務を行うことができます。
一方、第2種は、作業環境測定の業務のうち、デザイン、サンプリングおよび簡易測定器による業務だけを行うことができます。
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目次
作業環境測定士試験の基本情報
資格種別 | 国家資格(業務独占資格) |
ジャンル | 環境・自然 |
資格区分 | 第1種、第2種 |
受験資格 | 下記参照 |
試験日程 | 【第1種】8月下旬(年1回) 【第2種】8月下旬、2月(年2回) |
試験方法 | 筆記試験(択一式) |
合格点 | 科目ごとに60%以上 |
免除科目 | ・特定の資格があれば科目免除あり ・免除講習あり |
試験場所 | 北海道、東北、関東、中部、近畿、中国四国、九州(安全衛生技術センター) |
受験料 | 【第1種】10,600円~27,100円 【第2種】11,800円 |
登録・更新 | なし |
主な対象者 | 小学生
中学生
高校生
大学生
専門生
社会人
その他 |
問い合わせ | 公益財団法人 安全衛生技術試験協会 |
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作業環境測定士試験の受験資格
条件 | 学歴 | 学科 | 労働衛生の実務 | その他 |
---|---|---|---|---|
① | 大学・高専 | 理科系統 | 1年以上 | – |
② | 高校・中等教育 | 理科系統 | 3年以上 | – |
③ | 大学・高専 | 理科系統以外 | 3年以上 | – |
④ | – | 理科系統以外 | 3年以上 | 大学評価・学位授与機構により学士の学位を授与 |
⑤ | – | 理科系統以外 | – | 大学評価・学位授与機構により学士の学位を授与と同等以上の学力※条件あり |
⑥ | 高校・中等教育 | 理科系統以外 | 5年以上 | – |
⑦ | 高校卒業程度認定試験に合格など | – | 5年以上 | – |
⑧ | 学校教育法施行規則第150条に規定する者 | – | 5年以上 | – |
⑨ | – | 理科系統 | 1年以上 | 大学評価・学位授与機構により学士の学位を授与 |
⑩ | – | 理科系統 | – | 大学評価・学位授与機構により学士の学位を授与与と同等以上の学力※条件あり |
⑪ | – | – | 8年以上 | – |
⑫ | – | – | – | 技術士試験の第二次試験に合格 |
⑬ | – | – | – | 産業安全専門官、労働衛生専門官若しくは労働基準監督官又はその職務にあった者 |
それぞれの証明証が必要になります。
※この他にも受験資格を得られる条件がありますので、詳しくは安全衛生技術試験協会のホームページをご覧下さい
作業環境測定士試験の試験日
2019年度
試験日 | 申込期間 | 合格発表 |
---|---|---|
2019年2月13日(木) | 11月6日~12月4日 | 3月23日 |
作業環境測定士試験の試験内容
- 共通科目
-
労働衛生一般、労働衛生関係法令、作業環境について行うデザイン・サンプリング、作業環境について行う分析に関する概論
- 選択科目
-
有機溶剤、鉱物性粉じん、特定化学物質等、金属類、放射性物質
資格侍
資格を取得して登録するためには講習を受講する必要があります。
作業環境測定士
作業環境測定士試験は、鉱物性粉じんや放射性物質など特定の環境下で作業を行う際に必要になる資格で、安全衛生技術試験協会が実施している国家資格になります。 誰でも…
作業環境測定士試験の受験者数・合格率
第1種
時期 | 受験者数 | 合格率 |
---|---|---|
2017年 | 1,131人 | 71.1% |
2016年 | 1,096人 | 59.4% |
2015年 | 1,065人 | 67.5% |
2014年 | 1,046人 | 62.0% |
第2種
時期 | 受験者数 | 合格率 |
---|---|---|
2017年 | 1,462人 | 40.4% |
2016年 | 1,446人 | 36.5% |
2015年 | 1,351人 | 37.5% |
2014年 | 1,407人 | 39.0% |
作業環境測定士試験の難易度
作業環境測定士としての業務を行うには、資格を取得して、厚生労働大臣などが行っている講習を修了しなければいけません。
2種に関しての試験合格率は、受験資格が厳しく設けられている中で3割程しかありませんので、かなり難易度の高い資格と言えるでしょう。
作業環境測定士試験の勉強法
作業環境測定士試験のお勧めテキスト
第2種5回、第1種2回分の過去問を掲載