国際会計検定とも呼ばれている試験で、ビジネスのグローバル化が日々進む中、必要不可欠な共通言語である英語の能力と、英語での国際会計スキルを同時に測るために東京商工会議所が実施・認定を行っています。
現代では、英語で基本的な会計取引が出来る人材が求められています。その為、BATICは「英文簿記」と「国際会計理論」の2科目で構成されています。
試験はTOEICなどと同じくスコア制で実施されますので、合格と言う概念はありません。
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BATIC試験の基本情報
資格種別 | 公的資格 |
ジャンル | 金融・会計・簿記 |
資格区分 | なし |
受験資格 | なし |
試験日程 | 7月下旬、12月中旬(年2回) |
試験方法 | 実技試験 |
免除科目 | なし |
試験場所 | 全国各地 |
受験料 | 10,340円 |
登録・更新 | なし |
主な対象者 | 小学生
中学生
高校生
大学生
専門生
社会人
その他 |
問い合わせ | 東京商工会議所 検定センター |
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BATIC試験の試験日
2020年度試験
試験日 | 申込期間 | 合格発表 |
---|---|---|
2020年7月12日(日) | 4月28日~5月29日 | 8月21日 |
2020年12月13日(日) | 9月29日~10月30日 | 1月22日 |
BATIC試験の試験内容
出題範囲
勘定科目、借方と貸方、仕訳帳、元帳、売上取引、仕入取引、入金取引、出金取引、返品、割引、手形、利子付手形、コラムナー現金出納帳、小口現金出納帳、内部統制、バウチャーシステム、統括勘定、売掛金明細及び買掛金明細、試算表の作成、会計の構造、取引の記帳、決算修正仕訳、再振替仕訳、精算表の作成、 財務諸表、一般に公正妥当と認められた会計原則、財務諸表分析(配点400点)
スコア
スコアより称号を与えられます。
【スコア880~1000】コントローラーレベル
【スコア700~897】アカウンティングマネジャーレベル
【スコア320~699】アカウンタントレベル
【スコア:200~319】ブックキーパーレベル
BATIC試験の受験者数・合格率
2019年度の受験者数は2,790人。
- コントローラーレベル認定:142人
- アカウンティングマネジャーレベル認定:309人
- アカウンタントレベル認定:1,284人
- ブックキーパーレベル認定:758人
BATIC試験の難易度
試験の内容としては日商簿記3級と同等レベルになるので、難しい試験ではありません。
但し、当然ながら英文会計の基礎的な知識も必要になるので、英語の勉強(特に単語)を並行して行わなければいけません。ですので、その分難易度はアップします。
BATIC試験の勉強法
公式テキストがあるので勉強しやすいと思います。簿記と英語力をバランスよく勉強することが重要になります。
但し、日商簿記の様に知名度のある試験では無いので、テキストの種類も少ないので、公式テキストが自分に合わなかった場合は、勉強法に苦労するでしょう。
BATIC試験のお勧めテキスト
BATIC試験の通信講座
「資格の大原のBATIC(国際会計検定)®講座」では、直前演習講座(8,000円~)があるので、試験直前まで独学で勉強して試験直前だけ講座を受講して知識を固めることも可能です。
資格を活かせる仕事
この認定試験を受けるのは、外資系企業に勤める方ばかりでなく、海外に事業所を持つ企業との取引や海外からの資金調達を行う際にも必要な資格です。
そこで、BATICを社内の教育体制の一環として採用している企業もあります。また、IFRS(国際会計基準)への対策としても、BATICは役立ちます。
これからの社会で、英語による会計能力を持っていれば、就職にも転職においても強みとなることは言うまでもありません。