プログラムの設計や開発業務に従事する技術者を対象に設けられた試験で、IT資格の中で最も認知されている国家資格になります。
企業からも高い評価を受けており、就職や転職の際に活用できる資格としても有名です。
時代の変化に対応できる技術者の育成を目指しており、試験では機種やOSに縛られない幅広い知識を習得することができます。
また、試験に合格することで、中小企業診断士や弁理士の一部免除を受けることができます。
試験は、午前と午後で分かれており、いずれも筆記試験で合否を判断します。
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基本情報技術者試験の基本情報
資格種別 | 国家資格 |
ジャンル | IT・パソコン |
資格区分 | なし |
受験資格 | なし |
試験日程 | 4月第3日曜日、10月第3日曜日(年2回) |
試験方法 | 筆記試験 |
免除科目 | なし |
試験場所 | 全国各地 |
受験料 | 5,700円 |
登録・更新 | なし |
主な対象者 | 小学生
中学生
高校生
大学生
専門生
社会人
その他 |
問い合わせ | 独立行政法人 情報処理推進機構 情報処理技術者試験センター |
【総合評価】
人気 : | 将来性: |
就転職: | 難易度: |
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基本情報技術者試験の試験日
2020年度試験
試験日 | 申込期間 |
---|---|
2020年4月19日(日) | 1月9日~2月10日 |
基本情報技術者試験の試験内容
出題形式
筆記試験(多肢選択式[四肢択一]、多肢選択式)
出題範囲
午前
基本理論 | 離散数学、応用数学、情報に関する理論、通信に関する理論など、計測、制御に関する理論など |
---|---|
コンピュータシステム | プロセッサ、メモリ、バス、入出力デバイス、入出力装置、システムの構成など |
技術要素 | ヒューマンインターフェース技術、インターフェース設計、マルチメディア技術、マルチメディア応用など |
開発技術 | システム要件定義、システム方式設計、ソフトウェア要件定義など |
プロジェクトマネジメント | プロジェクト統合マネジメント、プロジェクト・スコープ・マネジメント、プロジェクト・タイム・マネジメンなど |
サービスマネジメント | サービスマネジメント、運用設計・ツール、サービスサポート、サービスデリバリなど |
システム戦略 | 情報システム戦略、業務プロセス、ソリューションビジネス、システム活用促進・評価など |
経営戦略 | 経営戦略手法、マーケティング、ビジネス戦略と目標・評価、経営管理システムなど |
企業と法務 | 経営・組織論、OR・IE、会計・財務、知的財産権、セキュリティ関連法規など |
午後
コンピュータシステム | ハードウェア、ソフトウェア、データベース、ネットワーク |
---|---|
情報セキュリティ | 情報セキュリティポリシ、データベースセキュリティ、ネットワークセキュリティ、アプリケーションセキュリティなど |
データ構造及びアルゴリズム | 配列、リスト構造、木構造、グラフ、整列、探索、数値計算、文字列処理、図形処理、ファイル処理、計算量、誤差 など |
ソフトウェア設計 | ソフトウェア要求分析、ソフトウェア方式設計、ソフトウェア詳細設計、構造化設計、モジュール設計など |
ソフトウェア開発 | プログラミング(C、COBOL、Java、アセンブラ言語、表計算)、テスト、デバッグなど |
マネジメント | プロジェクトマネジメント、 IT サービスマネジメント |
ストラテジ | システム戦略、経営・関連法規 |
合格点
【午前試験】満点の60%以上
【午後試験】満点の60%以上
基本情報技術者試験の受験者数・合格率
時期 | 受験者数 | 合格率 |
---|---|---|
2018年秋 | 60,004人 | 22.9% |
2018年春 | 51,377人 | 28.9% |
2017年秋 | 56,377人 | 21.8% |
2017年春 | 48,875人 | 22.5% |
2016年秋 | 55,815人 | 23.6% |
2016年春 | 44,184人 | 30.4% |
2015年秋 | 54,347人 | 26.2% |
2015年春 | 46,874人 | 23.7% |
2014年秋 | 54,874人 | 27.1% |
2014年春 | 46,005人 | 23.0% |
2013年秋 | 55,426人 | 22.1% |
2013年春 | 46,416人 | 23.9% |
2012年秋 | 58,905人 | 23.6% |
2012年春 | 52,582人 | 26.0% |
2011年秋 | 59,505人 | 25.6% |
基本情報技術者試験の難易度
試験のレベルが落ちてきていると言われている基本情報技術者試験ですが、合格率は20%程とIT試験の登竜門と言われているITパスポートに比べるとかなり難易度はアップします。
この資格も登竜門的な位置付けですが・・・
ITに精通している人でも、試験に合格する為には3か月以上の勉強時間が必要になります。
- 暗記だけでなく、実際にプログラムを記述できる能力がないと合格できないのでなかなか難しい。(20代大学生)
- 学校の授業を聞いて、ノートを取って、というような学習だけでは合格を目指すのは厳しい。(20代男性大学生)
- 実際に手を動かして、プログラミングを考えながら組んだことのない人には非常に難易度が高く感じられると思う。暗記しなければならない専門的な知識もそれなりに必要なので、大学や仕事などで実際にIT技術に接している人以外が独学で取得するのは難しい資格。(30代 IT企業勤務)
基本情報技術者試験の勉強法
まずは基本的な用語が載った優しめの参考書を2~3回は反復してこなることから始めましょう。認知度の高い資格になるので参考書は沢山あるので、自分に合った参考書を選びましょう。
ある程度の基礎知識が付いたら、後は過去問を徹底的にこなしましょう。どの資格試験にも言えることですが、過去問の復習が一番大事になるので、3期前まで(出来れば5期分以上)はこなしておき、最低でも2周は復習しましょう。
参考までに、ITに乏しい方なら最低でも300時間以上の勉強時間が必要になります。
基本情報技術者試験のお勧めテキスト
イラスト多用で分かりにくい専門頭語を分かりやすく解説
過去問4回分をスマホ学習可能
覚えるべき内容をコンパクトにまとめている
資格を活かせる仕事
IT企業で活躍できるのは勿論、一般事務でも活躍できます。また、企業によっては、一時金や資格手当の対象になるので、収入アップを見込めます。
「
基本情報技術者のスキルもきっと活かせますよ。
受験者の口コミ評判
タップ(クリック)で口コミが見れます
4.5 渡部 40代会社員
5.0 かつ 20代会社員
3.5 つとむ 20代会社員
4.0 杉原 40代会社員
4.0 名無し 40代会社員