ITストラテジストの提案を受けて情報システムの構造設計や要件定義、組込みシステムの開発に関する業務に従事する人を対象にした試験で、資格を取得することによりこれらの業務を下位者に指導できるレベルに達することができます。
システムアーキテクト試験のは、スキルレベルの4段階中の最も高い「レベル4」になりますので、情報処理技術者が実施している高度情報処理技術者試験に分類され、かなり難易度の高い試験に位置付けられています。
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システムアーキテクト試験の基本情報
資格種別 | 国家資格 |
ジャンル | IT・パソコン |
資格区分 | なし |
受験資格 | なし |
試験日程 | 10月第3日曜日(年1回) |
試験方法 | 筆記試験(多肢選択式[四肢択一]、記述式、論述式) |
免除科目 | 下記の試験に合格又は基準点を得れば2年間、午前Iの科目免除が受けられる ・応用情報技術者試験に合格 ・いずれかの高度情報処理技術者試験に合格 ・いずれかの高度情報処理技術者試験の午前Iに基準点以上 |
試験場所 | 全国各地 |
受験料 | 5,700円 |
登録・更新 | なし |
主な対象者 | 小学生
中学生
高校生
大学生
専門生
社会人
その他 |
問い合わせ | 独立行政法人 情報処理推進機構 情報処理技術者試験センター |
【総合評価】
人気 : | 将来性: |
就転職: | 難易度: |
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システムアーキテクト試験の試験日
2019年度試験
試験日 | 申込期間 |
---|---|
2019年10月20日(日) | 7月11日~ |
システムアーキテクト試験の試験内容
出題形式
内容 | 午前Ⅰ | 午前Ⅱ | 午後Ⅰ | 午後Ⅱ |
---|---|---|---|---|
試験時間 | 50分 | 40分 | 90分 | 120分 |
出題形式 | 四肢択一 | 四肢択一 | 記述式 | 論述式 |
出題数 | 30問 | 25問 | 4問 | 3問 |
回答数 | 30問 | 25問 | 2問 | 1問 |
出題範囲
午前Ⅰ
基本理論 | 離散数学、応用数学、情報に関する理論、通信に関する理論など、計測、制御に関する理論など |
---|---|
コンピュータシステム | プロセッサ、メモリ、バス、入出力デバイス、入出力装置、システムの構成など |
技術要素 | ヒューマンインターフェース技術、インターフェース設計、マルチメディア技術、マルチメディア応用など |
開発技術 | システム要件定義、システム方式設計、ソフトウェア要件定義など |
プロジェクトマネジメント | プロジェクト統合マネジメント、プロジェクト・スコープ・マネジメント、プロジェクト・タイム・マネジメンなど |
サービスマネジメント | サービスマネジメント、運用設計・ツール、サービスサポート、サービスデリバリなど |
システム戦略 | 情報システム戦略、業務プロセス、ソリューションビジネス、システム活用促進・評価など |
経営戦略 | 経営戦略手法、マーケティング、ビジネス戦略と目標・評価、経営管理システムなど |
企業と法務 | 経営・組織論、OR・IE、会計・財務、知的財産権、セキュリティ関連法規など |
午前Ⅱ
コンピューターシステム | コンピュータ構成要素、システム構成要素 |
---|---|
技術要素 | データベース、ネットワーク、セキュリティ |
開発技術 | システム開発技術、ソフトウェア開発管理技術 |
システム戦略 | システム戦略、システム企画 |
午後Ⅰ・Ⅱ
情報システム | 契約・合意、企画、要件定義、開発、運用・保守、関連知識 |
---|---|
組込みシステム | 機能要件の分析、機能仕様の決定、機能使用を満足させるハードウェアとソフトウェアの要求仕様の決定、汎用的モジュールの利用 |
合格点
【午前Ⅰ】満点の60%以上
【午前Ⅱ】満点の60%以上
【午後Ⅰ】満点の60%以上
【午後Ⅱ】ランクA
システムアーキテクト試験の受験者数・合格率
時期 | 受験者数 | 合格率 |
---|---|---|
2018年 | 5,832人 | 12.6% |
2017年 | 5,539人 | 12.7% |
システムアーキテクト試験の難易度
ITパスポートや基本情報技術者では、ITに詳しくない学生の受験者がいますが、システムアーキテクト試験に関しては受験者のほとんどがITに精通している人ばかりです。
その中で合格率が10%程しかないことを考えると、いかに難しい試験なのかがお分かりいただけるでしょう。
特にシステムアーキテクト試験では、論文記述があることから更に難易度を上げている一つの要因になっていると考えられます。
ですので、一回のチャレンジで合格することは、ITに精通している人でもかなり困難です。独学でも取得かのうですが、できれば通信講座やセミナーに参加しながら勉強法を確立していく方が得策かもしれません。
システムアーキテクト試験の勉強法
この試験の合格へのポイントはズバリ「論文」です。どれだけ順序立てて論述できるかがカギになります。
システムアーキテクト試験のお勧めテキスト
午前II、午後I、午後IIの3つの試験対策
肝となる論述式試験対策に特化!論文サンプル付きで分かりやすい
過去問から厳選した400題を掲載
資格を活かせる仕事
IT系企業の資格認知度が高い資格になるので、これらの業界であれば存分のアピールすることができます。
また、一時金や資格手当の対象の資格になるので、IT企業であれば大幅の収入アップが見込めます。
システムアーキテクトの資格を目指されているということは、実務経験を積まれていると思いますので、ITエンジニア、WEBクリエイター専門の転職エージェント「レバレジーズテック」の利用をお勧めします。
実際にサイトの求人を見てもらえれば分かると思いますが、IT経験者であれば年収600万円以上の求人がメインになるので、今の職場での収入に満足できていない方は是非活用してみてください。