ビジネスにおける文章の作成や、データ処理などを業務に活かせるスキルがあり、なおかつそれを指導できる者であることを認定する資格です。
受験資格は、日商PC検定における文章作成・データ活用・プレゼン資料作成の3つの試験で、いずれも2級以上の合格認定証を取得している者となっています。
資格取得までの道のりは、集合研修、第一次試験として必要書類の提出、第二次試験として面接試験となっています。
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日商マスター試験の基本情報
資格種別 | 民間資格 |
ジャンル | 事務・ビジネス・経営 |
資格区分 | なし |
受験資格 | あり(下記参照) |
試験日程 | 【集合研修】11月下旬頃 【一次試験】1月中旬頃 【二次試験】2月下旬~3月上旬頃 |
試験方法 | 下記参照 |
免除科目 | なし |
試験場所 | 【集合研修】日本商工会議所芝大門オフィス(東京) 【一次試験】なし(レポート提出のみ) 【二次試験】全国の日本商工会議所(パソコンを使ったスカイプ面接もあり) |
受験料 (参加料) | 【集合研修】10,000 円 【一次試験・二次試験】10,480 円 |
登録・更新 | あり(3年ごとの更新が必要) |
主な対象者 | 小学生
中学生
高校生
大学生
専門生
社会人
その他 |
問い合わせ | 日本商工会議所 |
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日商マスターの認定までの流れ
日商PC検定「文書作成」「データ活用」「プレゼン資料作成」の3試験いずれも2級以上を取得することで取得できます。
日商PC検定の詳細は「日商PC検定試験の難易度・合格率・試験日など」で掲載しています。
11月下旬頃に2日間の日本商工会議所が指定する集合研修を受講します。(10:00~18:00の予定)
場所は日本商工会議所芝大門オフィスになります。
指導実績リスト・レポートをもとに、指導目的の達成のためにどのような点で工夫をしたか、指導対象のニーズに合った適切な指導ができたか等について評価します。
試験委員から、一次試験でご提出していただいた指導実績リスト・レポートの内容について問い、指導者としての問題解決力や実践力などを評価します。
面接試験に合格して認定料(33,500円)を支払うことで「日商マスター」として認定されます。
3年毎の更新が必要で、更新の際には日本商工会議所指定の研修会及、及び講習に1回以上参加する必要があります。
日商マスターの試験スケジュール
2019年度試験
【集合研修】2019年11月29 日(金)
【一次試験】12 月中旬~下旬
【一次試験レポート提出締切】2020 年1月中旬
【一次試験合否発表】2020年1月下旬
【二次試験】2020年2月下旬~3月上旬
【二次試験合否発表】2020年3月中旬~
定員数に限りがありますので、受験をされる際は早めに申込して下さいね!
日商マスターの合格率
近年の合格率は5%程
日商マスターの難易度
合格率が1桁なので、難易度の高い試験なのは間違いありません。
試験はレポートの提出と面接になり、単純な筆記試験ではありませんので、対策を立てるのも一苦労です。
特定の資格を取得しておく必要があり、集合研修会が東京でしか実施されていないこともあり、受験資格を得るだけでも大変です。
日商マスターを活かせる仕事
この資格を取得していると、パソコンスクールや、ビジネス専門学校などの教育機関においてインストラクターとしての仕事に就く際に有利となります。
または、企業内において、ITスキルを指導する人材育成部門などで活躍することも可能です。
現在では、ほとんど企業でパソコンを使うため、ITに対する知識や技能は必要不可欠となっています。
知識や技能を持っていても、それを指導する指導者が少ないため、日商マスターの資格を取得している人材はニーズが高いです。
また、日商マスターはビジネスにおけるIT知識や技能を指導する資格としては最高レベルとなっていますので、教育機関や企業では有資格者が求められています。
今後、ますますIT技術が進み、情報化社会が続くため、日商マスターのニーズは引き続き高まるものと思われます。
給与面においても、資格手当などが付加されるため、平均以上の給与であると言えます。
受験資格を得ていない状態から受験するとなると最低でも1年以上はかかりますので、就職・転職活動なので今すぐ武器にしたいという方には向いていない資格です。