リビングスタイリスト試験とは
インテリアや住生活商品の販売・提案に必要な知識を評価する資格試験です。家具、照明、カーテン、寝具、キッチン用品、生活雑貨など、住まいに関わる商品を理解し、顧客の暮らし方や要望に合わせて提案する力が問われます。
資格区分は、1級、2級、3級に分かれています。1級が最上位で、住生活商品の知識に加えて、接客・販売、提案、コンサルティングに関するより実践的な力が求められます。2級・3級は、インテリアや住生活商品の基礎知識を身につけたい人向けの区分です。
家具店、インテリアショップ、住宅設備、リフォーム会社、雑貨店、百貨店、ショールーム、住宅関連の販売職などで活かしやすい資格です。独占業務がある資格ではありませんが、住まいに関する商品知識と提案力を示せるため、インテリアや暮らしに関わる仕事を目指す人に向いた資格といえます。
リビングスタイリスト試験の基本情報
| 資格種別 | 民間資格 |
| ジャンル | クリエイター・デザイン |
| 資格区分 | 1級、2級、3級 |
| 受験資格 | 1級は2級合格者のみ受験可能。2級・3級はどなたでも受験可能 |
| 試験日程 | 2級・3級は年1回。例年7月ごろに実施。1級は年1回。例年2月ごろに答案提出期限が設定されます |
| 試験方法 | 2級・3級は会場試験で実施。1級は自宅受験と答案用紙の郵送で実施 |
| 免除科目 | なし |
| 試験場所 | 2級・3級は仙台、東京、名古屋、大阪、福岡、団体受験など。1級は自宅受験 |
| 受験料 | 1級 11,200円、2級 6,820円、3級 4,950円 |
| 登録・更新 | なし |
| 問い合わせ | 一般財団法人 日本ライフスタイル協会 |
| 関連資格 | キッチンスペシャリスト インテリアコーディネーター エクステリアプランナー インテリアプランナー |
リビングスタイリスト試験の試験日
2026年度試験
| 試験日 | 申込期間 | 合格発表 |
|---|---|---|
| 1級:答案提出期限 2月22日 | 11月25日~1月13日 | 3月25日以降 |
| 2級・3級:7月5日 | 4月6日~5月24日 | 8月7日以降 |
| 2級・3級:秋期試験は公式発表後に確認 | 公式ページで確認 | 公式ページで確認 |
リビングスタイリスト試験の試験内容
インテリアや住生活商品の販売・接客に必要な知識を確認する資格試験です。区分は1級・2級・3級があり、1級は2級合格者が対象です。2級・3級は選択式、1級は課題に対して自分の考えをまとめる記述式の試験です。
出題範囲
1級では、住生活商品の販売現場で必要な商品知識、販売技術、顧客対応、提案力などをもとに、課題に対して自分の見解をまとめる力が問われます。
2級では、3級の内容に加えて、情報、マーケティング、法規、設備など、住生活商品を扱う販売現場で必要な知識が出題されます。
3級では、小売流通、接客販売、ビジネスマナー、家具、照明、インテリアアクセサリーなど、住生活商品販売に関する基本知識が中心です。
試験科目と出題数
1級は、指定された課題に対して記述式の答案を作成する形式です。自宅などで一定期間内に課題を作成し、提出します。
2級・3級は選択式の試験です。2級は試験時間90分、3級は試験時間50分で実施されます。固定の科目別問題数よりも、公式テキストの範囲から販売知識と商品知識を総合的に問う試験として整理するとよいでしょう。
合格基準
合格基準は、各級とも満点の70%以上です。問題の難易度によって調整される場合があります。1級は課題答案の内容、2級・3級は選択式試験の得点によって合否が判定されます。
リビングスタイリスト試験の受験者数・合格率
1級
| 年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 2023年 | 134人 | 92人 | 68.7% |
| 2022年 | 223人 | 151人 | 67.7% |
| 2021年 | 非公表 | 非公表 | 非公表 |
| 2020年 | 126人 | 101人 | 80.2% |
| 2019年 | 非公表 | 非公表 | 非公表 |
2級
| 年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 2023年 | 非公表 | 非公表 | 73.0% |
| 2022年 | 1,175人 | 861人 | 73.3% |
| 2021年 | 非公表 | 非公表 | 非公表 |
| 2020年 | 816人 | 587人 | 71.9% |
| 2019年 | 非公表 | 非公表 | 非公表 |
3級
| 年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 2023年 | 非公表 | 非公表 | 85.9% |
| 2022年 | 非公表 | 非公表 | 非公表 |
| 2021年 | 非公表 | 非公表 | 非公表 |
| 2020年 | 250人 | 223人 | 89.2% |
| 2019年 | 非公表 | 非公表 | 非公表 |
リビングスタイリスト試験の難易度
リビングスタイリスト試験の難易度は高くありません。インテリアや住まい、家具・生活雑貨に関心がある人であれば取り組みやすく、専門職向けの難関資格というより、暮らしに関わる商品知識や接客提案の基礎を確認する試験です。
この試験では、インテリア商品そのものの知識だけでなく、販売、接客、流通、住空間での使い方なども関係します。家具、照明、カーテン、寝具、テーブルウェア、生活雑貨などを扱うため、単に商品名を覚えるだけではなく、暮らしの中でどのように選び、提案するかを理解する必要があります。
少し迷いやすいのは、インテリアコーディネートの専門知識というより、販売現場で必要になる実用的な判断が問われる点です。お客様の要望をくみ取り、商品の特徴や使い方を分かりやすく伝える視点が必要になるため、接客や販売の経験がある人は内容をイメージしやすいでしょう。
インテリアショップ、家具店、住宅設備、雑貨販売、リフォーム、住宅関連の仕事に関わっている人は、実務と結びつけながら理解しやすい資格です。一方で、インテリアや販売の経験が少ない人は、商品知識、住まいの基本、接客提案の考え方を整理する部分で少し負担を感じやすいでしょう。
リビングスタイリスト試験の勉強法
住まいに関する商品知識、インテリア、接客・販売、ライフスタイル提案の考え方を整理して学ぶことが大切です。まずは、家具、照明、カーテン、寝具、キッチン用品、住宅設備など、暮らしに関わる商品の特徴を押さえ、どのような場面で使われるのかを理解していくと学習しやすくなります。
この試験では、インテリアの知識だけでなく、お客様の希望や生活スタイルに合わせて商品を提案する力も重要になります。そのため、色や素材、サイズ、機能性、価格帯などを単独で覚えるのではなく、「一人暮らし向け」「家族向け」「収納を増やしたい」「落ち着いた部屋にしたい」など、具体的な暮らしの悩みと結びつけて学ぶと理解が深まりやすくなります。
勉強を進める際は、テキストで基本用語を確認しながら、実際の家具店やインテリアショップ、通販サイトの商品説明を見るのも効果的です。商品の特徴や組み合わせ方、売り場での見せ方を観察すると、知識を実務に近い形で整理できます。過去問や練習問題で出題形式に慣れ、間違えた分野はインテリア・販売・商品知識のどこでつまずいたのかを確認すると、試験対策につながりやすくなります。
リビングスタイリスト試験のお勧めテキスト
1級・2級リビングスタイリスト資格試験 公式テキスト
1級・2級対策の中心になる公式テキストです。家具、インテリア、照明、販売、接客など、リビングスタイリストに必要な知識をまとめて学べるため、上位級を受ける人はまず確認したい一冊です。
リビングスタイリスト資格試験3級公式テキスト
3級から学ぶ人向けの公式テキストです。リビング関連商品の基礎知識や販売・接客の基本を整理しやすく、初めてインテリア・住生活分野を学ぶ人でも試験範囲をつかみやすい教材です。
リビングスタイリスト資格試験 過去問題集2026
1級・2級・3級に対応した過去問題集です。公式テキストで学んだ内容を本試験形式で確認できるため、出題傾向の把握や弱点確認に役立ちます。試験前の仕上げ教材として使いやすい一冊です。
資格を活かせる仕事
この資格を取得すると、インテリアをはじめとする住生活商品を扱う業界で活躍する事が出来ます。
家具専門店、住宅メーカー、照明専門店、設備ショールーム、工務店等々の販売現場で、お客様のニーズやお客様の生活スタイルを把握して、各商品の魅力を説明しながらお客様が気に入られる商品をお薦めします。
又、住生活商品の販売だけでは無く、流通の現場で働く人や、コミュニケーション力やビジネスマナーを身に着けたい学生等もこの資格を取得しています。
特に最近は中古住宅や中古マンションのリノベーションが流行っています。リビングスタイリストはその場合にも、インテリアからエクステリアまでのプランニング、販売業務の事務処理や商品企画、或いはアフターサービスの面でも活躍しています。

