インテリアプランナー試験の難易度・合格率・試験日など

目次

インテリアプランナー試験とは

建築物のインテリア空間について、企画、設計、工事監理までを行うための知識と技能を認定する資格です。住宅だけでなく、オフィス、店舗、公共施設などの室内空間を対象に、機能性、安全性、快適性、デザイン性を踏まえた空間計画力が問われます。

試験は学科試験と設計製図試験で構成されています。学科試験では、インテリア計画、建築一般、法規、構造、設備、施工などの知識が問われ、設計製図試験では、与えられた条件に基づいてインテリア空間を計画し、図面や表現としてまとめる力が評価されます。

建築設計事務所、住宅会社、内装会社、店舗設計会社、リフォーム会社、インテリア関連企業などで活用しやすい資格です。インテリアコーディネーターよりも建築設計寄りの内容を含むため、室内空間の企画・設計・監理まで幅広く関わりたい人に向いています。

インテリアプランナーの基本情報

資格種別民間資格
ジャンル建築・不動産
資格区分なし
受験資格学科試験は特になし。設計製図試験は、学科試験合格者、アソシエイト・インテリアプランナー、一級建築士、二級建築士、木造建築士などが対象
試験日程年1回。学科試験は例年6月ごろ、設計製図試験は例年11月ごろに実施
試験方法学科試験と設計製図試験で実施。学科試験は四肢択一式、設計製図試験は設計製図形式
免除科目アソシエイト・インテリアプランナー、建築士は学科試験が免除されます。また、学科試験合格者は一定期間、学科試験が免除されます
試験場所全国の指定試験地
受験料学科試験:9,900円(税込)/設計製図試験:16,500円(税込)
登録・更新試験合格後、登録手続きを行うことでインテリアプランナーまたはアソシエイト・インテリアプランナーとして登録されます。登録申請手数料はインテリアプランナー11,000円(税込)、アソシエイト・インテリアプランナー2,200円(税込)。登録後は更新講習の受講が必要
問い合わせ公益財団法人 建築技術教育普及センター
関連資格キッチンスペシャリスト
インテリアコーディネーター
エクステリアプランナー
マンションリフォームマネジャー

インテリアプランナーの試験日

2026年度試験

試験日申込期間合格発表
学科試験:6月21日3月16日~4月17日8月6日ごろ
設計製図試験:11月15日前期:3月16日~4月17日
後期:8月31日~9月25日
1月21日ごろ

インテリアプランナーの試験内容

学科試験と設計製図試験で構成されています。学科試験では、建築計画、インテリア計画、内装構法、設備、材料、法規、施工、設計実務などが問われます。

設計製図試験では、与えられた課題条件をもとに、インテリア空間の計画を図面や文章で表現します。住宅、店舗、オフィス、公共的な空間などを想定し、利用目的、動線、家具配置、照明、仕上げ、設備、法規上の条件を踏まえた設計力が必要です。

出題範囲

設計製図試験

課題条件に基づき、インテリア空間の計画案を図面で表現する内容です。平面図、展開図、断面図、家具配置、仕上げ、照明計画、動線計画などを整理し、空間として成立する提案をまとめます。

単に見た目のよい空間を描くだけでなく、利用者の動き、機能性、安全性、快適性、材料や設備の選定、法規への配慮まで含めて設計する力が問われます。

建築計画・インテリア計画

建築物の用途、空間構成、動線、ゾーニング、家具配置、色彩、照明、仕上げ、室内環境などが出題されます。

住空間、商業空間、業務空間など、用途に応じたインテリア計画を理解し、利用者にとって使いやすい空間を計画するための知識が必要です。

内装構法・材料

床、壁、天井、建具、間仕切り、造作家具、仕上げ材、下地材、木材、金属、ガラス、石材、繊維、塗料などが問われます。

材料の特徴、施工方法、耐久性、防火性、メンテナンス性、空間への見え方を理解しておく必要があります。インテリア設計では、素材の選定理由を空間の用途や条件に合わせて説明できることも重要です。

環境・設備

照明、空調、換気、給排水、音環境、温熱環境、採光、断熱、省エネルギー、バリアフリーなどが出題されます。

室内空間の快適性や安全性に関わる分野であり、デザインだけでなく、設備や環境性能を踏まえた計画ができることが求められます。

法規・制度

建築基準法、消防法、バリアフリー関連法規、内装制限、防火、避難、採光、換気、シックハウス対策など、インテリア計画に関係する法令が問われます。

設計製図でも、法規上成立しない計画は大きな減点につながるため、基本的な規制を理解し、計画に反映できるようにしておく必要があります。

施工・設計実務

施工手順、施工管理、見積り、設計図書、プレゼンテーション、契約、設計監理、工程管理などが出題範囲に含まれます。

インテリアプランナーは、計画案を考えるだけでなく、実際に施工できる内容としてまとめる力も求められます。図面表現、仕様の整理、現場との調整に関する基本知識も重要です。

試験科目と出題数

試験は、学科試験と設計製図試験で実施されます。

学科試験では、建築計画、インテリア計画、内装構法、材料、設備、環境、法規、施工、設計実務などから出題されます。出題形式は選択式を中心とした筆記試験です。

設計製図試験では、与えられた課題条件に基づき、インテリア空間の計画を図面や文章で表現します。課題の読み取り、空間構成、動線、家具配置、仕上げ、設備、法規への配慮などを総合的に確認する内容です。

合格基準

学科試験と設計製図試験の両方で基準を満たす必要があります。

学科試験では、インテリア計画に必要な建築・内装・設備・法規・施工の知識を幅広く理解しているかが問われます。設計製図試験では、課題条件への適合性、空間計画の妥当性、図面表現の正確さ、機能性、安全性、法規への配慮などが評価されます。

インテリアプランナーの受験者数・合格率

学科試験

年度受験者数合格者数合格率
2025年度594人314人52.9%
2024年度757人413人54.6%
2023年度950人673人70.8%
2022年度1,110人704人63.4%
2021年度1,148人678人59.1%

設計製図試験

年度受験者数合格者数合格率
2025年度333人87人26.1%
2024年度484人135人27.9%
2023年度536人142人26.5%
2022年度573人146人25.5%
2021年度548人141人25.7%

インテリアプランナーの難易度

インテリアプランナー試験は、インテリアや建築設計の知識がある人でも、計画的な対策が必要な試験です。インテリアコーディネーターよりも設計・計画寄りの要素が強く、空間を考える力、図面を読み描きする力、条件に合わせて提案をまとめる力が求められます。

難しさの理由は、インテリアだけでなく、建築計画、内装設計、設備、構造、法規、環境、材料などを幅広く理解する必要があるためです。家具や色彩、内装材の知識だけでは対応しにくく、建物全体の中で室内空間をどう計画するかを考える視点が重要になります。

特に負担になりやすいのは、設計製図やプレゼンテーションに関する対策です。与えられた条件を読み取り、空間構成、動線、寸法、家具配置、仕上げ、照明、設備などを整理しながら、図面や提案としてまとめる必要があります。知識を持っていても、時間内に分かりやすく表現する練習をしていないと苦労しやすいでしょう。

また、インテリアプランナーでは、見た目のデザインだけでなく、使いやすさ、安全性、快適性、法規上の条件、施工性なども考慮する必要があります。感覚的な提案ではなく、なぜその計画が適切なのかを説明できる力が大切です。

建築設計、内装設計、インテリア、リフォーム、店舗設計などに関わっている人は、実務と結びつけながら学習しやすい資格です。一方で、初学者は図面の読み方や空間計画の考え方から学ぶ必要があり、知識学習と製図・提案練習を並行して進めることが重要になります。

しかく姫

受験料が高いので取得を目指す際は一回で合格できるように気合を入れましょう!

インテリアプランナーの勉強法

学科試験では、インテリアだけでなく建築全般の知識も問われます。住宅、商業施設、オフィス、公共施設などの空間計画、家具、照明、色彩、内装材料、設備、バリアフリー、建築基準法などをバランスよく確認しておくことが大切です。

設計製図試験では、課題条件を読み取り、空間構成、動線計画、家具配置、仕上げ、照明計画などを図面としてまとめる力が求められます。知識を覚えるだけでなく、実際に手を動かして、平面図や展開図、透視図などを描く練習を重ねましょう。

特に重要なのは、条件整理と時間配分です。課題文の要求を正確に読み取り、利用者の目的に合った空間を計画し、制限時間内に図面と説明を完成させる必要があります。過去問や演習課題を使い、エスキスから作図までの流れを何度も練習しておくとよいでしょう。

インテリアプランナー試験は、インテリアの感覚だけでなく、建築・設備・法規を含めた総合的な計画力が問われます。基本的には、学科はテキストと問題演習で基礎を固め、設計製図は課題演習を繰り返して、空間提案を図面で表現できる力を高める勉強法がおすすめです。

資格を活かせる仕事

設計事務所、インテリアデザイン事務所、内装設計会社、店舗設計会社、リフォーム会社、ハウスメーカー、工務店、家具・内装関連メーカー、商業施設の企画・設計部門などがあります。特に、住宅や店舗の内装設計、空間プランニング、レイアウト作成、改装計画、設計図面やプレゼン資料の作成に関わる仕事では、資格で学んだ知識を活かしやすいでしょう。

インテリアプランナーは、インテリアコーディネーターよりも設計・計画寄りの内容が強く、空間そのものをどう構成するかを考える場面で役立ちます。見た目のデザインだけでなく、利用者の動きやすさ、建築との関係、設備や法規、施工性まで意識できる人材は、住宅・店舗・商業空間の設計現場で評価されやすいです。

一方で、インテリアプランナーだけで就職・転職が大きく有利になるというよりは、設計やインテリア、建築関連の実務経験と組み合わせて活かす資格です。実務では、CAD、BIM、パース作成、プレゼン力、建築知識、施工管理、顧客対応力なども重視されます。

インテリアプランナー試験は、インテリアや空間設計の分野で専門性を高めたい人に向いています。建築士、インテリアコーディネーター、商業施設士、カラー関連資格、CADスキルなどと組み合わせることで、住宅・店舗・商業空間の設計提案でより活かしやすくなるでしょう。

資格を広めてくれると嬉しいです!
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