日本漢字能力検定試験の難易度・合格率・日程など

語学の資格
日本漢字能力検定(漢検)とは、「日本漢字能力検定協会」が実施している民間資格で、漢字の読み方や書き方の知識力を問う試験になります。

日本国内で受験できる資格の中で、自動車運転免許、TOEICに次ぐ、3番目に受験者の多い資格で、受験資格もありませんので、幼稚園児から100歳を超える老人まで幅広い年齢の人が漢検にチャレンジしています。

資格を取得することで、入試の際や単位の認定として評価されますので、多くの学生が受験しています。就職や転職に直接的に有利になる資格ではありませんが、社会人の方でも自分の能力を客観視できる判断として取得しておいて損は無いと思います。

試験区分は1級から10級まであり、どの区分からでも受験することができます。社会的認知度があるのは3級からになりますので、4級以下を取得してもあまり意味はありません。勉強して3級以上を目指すようにしましょう。

3級の合格率は50%程ですが、この中にはほとんど試験対策をしていない受験者が多数含まれていますので、しっかりと試験対策をすればさほど難しい資格ではありません。

CBT(インターネット受験)を利用することで、年3回の試験に縛られずに漢検CBT会場でいつでも受験することが可能です。これにより平日しか休みの無いサラリーマンや日曜日に毎週アルバイトが入っている学生さんでも気軽にチャレンジすることが可能です。

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基本情報

資格名  日本漢字能力検定
評価
【3級】
資格種別 民間資格
資格区分 1級~10級(12区分)
受験資格 誰でも受験できます
試験場所 全国主要都市、学校など
試験方法 筆記試験、CBT試験
免除科目
合格基準 【級~2級】満点200点中80%程度の得点率
【準2級~7級】満点200点中70%程度の得点率
【8級~10級】満点150点中80%の程度の得点率
受験料 【1級】5,000円【準1級】4,500円
【2級】3,500円【準2級~4級】2,500円
【5級~7級】2,000円【8級~10級】1,500円
登録・更新
問い合わせ 公益財団法人 日本漢字能力検定協会

試験日程

2月上旬、6月中旬、10月中旬(年3回)

2018年度 第3回

【試験日】2019年2月3日(日)
【申込期間】2018年11月1日~12月26日
【合格発表】2019年3月15日~3月25日頃

2019年度 第1回

【試験日】2019年6月16日(日)
【申込期間】2019年3月1日~5月16日
【合格発表】2019年7月26日~8月5日頃

2019年度 第2回

【試験日】2019年10月20日(日)
【申込期間】2019年7月1日~9月20日
【合格発表】2019年11月29日~12月9日頃

試験内容

試験は全て筆記試験で実施されます。(CBT試験の場合はネット試験)

1級(大学・一般程度)

【程度】
常用漢字を含めて、約6000字の漢字(JIS第一・第二水準を目安とする)の音・訓を理解し、文章の中で適切に使える。

【出題内容】
漢字の読み、漢字の書き取り、故事・諺、対義語、類義語、同音・同訓異字、誤字訂正、四字熟語

準1級(大学・一般程度)

【程度】
常用漢字を含めて、約3000字の漢字(JIS第一水準を目安とする)の音・訓を理解し、文章の中で適切に使える。

【出題内容】
漢字の読み、漢字の書き取り、故事・諺、対義語、類義語、同音・同訓異字、誤字訂正、四字熟語

2級(高校卒業・大学・一般程度)

【程度】
すべての常用漢字2136字を理解し、文章の中で適切に使える。

【出題内容】
漢字の読み、漢字の書き取り、部首・部首名、送り仮名、対義語、類義語、同音・同訓異字、誤字訂正、四字熟語、熟語の構成

準2級(高校在学程度)

【程度】
常用漢字のうち1940字を理解し、文章の中で適切に使える

【出題内容】
2級と同じ

3級(中学校卒業程度)

【程度】
常用漢字のうち約1600字を理解し、文章の中で適切に使える。

【出題内容】
2級と同じ

4級(中学校在学程度)

【程度】
常用漢字のうち約1300字を理解し、文章の中で適切に使える。

【出題内容】
2級と同じ

5級(小学校6年生修了程度)

【程度】
小学校第6学年までの学習漢字1006字を理解し、文章の中で漢字が果たしている役割に対する知識を身に付け、漢字を文章の中で適切に使える。

【出題内容】
漢字の読み、漢字の書き取り、部首・部首名、筆順・画数、送り仮名、対義語、類義語、同音・同訓異字、誤字訂正、四字熟語、熟語の構成

6級(小学校5年生修了程度)

【程度】
小学校第5学年までの学習漢字を理解し、文章の中で漢字が果たしている役割を知り、正しく使える

【出題内容】
漢字の読み、漢字の書き取り、部首・部首名、筆順・画数、送り仮名、対義語、同音・同訓異字、三字熟語、熟語の構成

7級(小学校4年生修了程度)

【程度】
小学校第4学年までの学習漢字を理解し、文章の中で正しく使える。

【出題内容】
漢字の読み、漢字の書き取り、部首・部首名、筆順・画数、送り仮名、対義語、同音・同訓異字、三字熟語

8級(小学校3年生修了程度)

【程度】
小学校第3学年までの学習漢字を理解し、文や文章の中で使える。

【出題内容】
漢字の読み、漢字の書き取り、部首・部首名、筆順・画数、送り仮名、対義語、同じ漢字の読み

9級(小学校2年生修了程度)

【程度】
小学校第2学年までの学習漢字を理解し、文や文章の中で使える。

【出題内容】
漢字の読み、漢字の書き取り、筆順・画数

10級(小学校1年生修了程度)

【程度】
小学校第1学年の学習漢字を理解し、文や文章の中で使える。

【出題内容】
漢字の読み、漢字の書き取り、筆順・画数

受験者数・合格率

2017年度(第3回)

区分 受検者数 合格率
1級 1,099人 5.0%
準1級 4,945人 9.2%
2級 61,491人 20.8%
準2級 98,942人 33.3%
3級 147,445人 42.6%
4級 82,410人 49.4%
5級 72,685人 77.2%
6級 54,121人 82.6%
7級 55,152人 88.5%
8級 54,063人 88.2%
9級 48,761人 93.1%
10級 41,236人 96.2%
合計 722,890人 50.7%

試験の難易度

漢字検定で最も受験されているのが3級です。皆さんも学生時代に一度は受験したことがあると思います。

「漢検3級なんてチョロイ!」って思われるかもしれませんが、意外にも合格率は半分以下しかありません。

ただ、受験者の中には受験する気も無いのに学校から強制的に受験をすることを命じられて、何の対策も立てずに受験している学生が沢山いるので、3級に関して言えばキチンと試験対策をしていれば合格率ほど難しい試験ではありません。

その反面、準2級以上の受験者は自分の意志で受験している方がほとんどなので、その中で合格率が低いことを考えると試験難易度はグッと上がります。

ちなみに、対象の漢字が3級は約1,600語に対して準1級は約3,000語に跳ね上がります。暗記だけではなく古典的文章も把握しておく必要があるので、しっかりした試験対策を練る必要があります。

試験の勉強

勉強法に関しては、基本的には過去問を繰り返し勉強して、自分の弱点を知る所から始めましょう。

受験者の多い試験になるので参考書も豊富にあるし、インターネット内でも無料で練習できるサイトもあるので、他の資格に比べると、勉強法で苦労することはそれほど無いと思います。

漢検用の問題集を購入することに抵抗がある方は、とりあえず国語の教科書で代用しても構いません。

勉強法 日本漢字能力検定 勉強法
テキスト 日本漢字能力検定 テキスト
問題集 日本漢字能力検定 過去問

通信講座の紹介

漢字検定は暗記問題がメインになるので勉強法としてはとてもシンプルです。独学や学校の授業で十分という方が多い背景もあり、通信講座を実施しているスクールはそう多くありません。

それでも独学では取得が難しいのであれば「ユーキャンの漢字検定講座」の受講を考えてみて下さい。

ユーキャンでは1日30分の効率的な学習カリキュラムが組まれているので、学業やバイトで忙しい学生さんや、会社員の方でも無理なく勉強することができます。

ユーキャンの漢字検定講座はどうなの?体験談や評判を集めた!

資格を活かせる仕事

直接的に業務に役立つことはありません。漢検は就職というより、入試の際に優遇される資格になるので中学生や高校生が受験する資格と言えるでしょう。

ただ、2級以上であれば企業の評価対象になり、就職や転職で有利になることもあります。と言っても漢検取得者を積極的に採用している企業はほぼありませんので過度の期待は禁物です。

しかし、どの職種・業種でもアピールできる資格になるので、取得しておいて損は無いでしょう。

また、漢検を取得しても特別なスキルが身に付くわけではないので、多くの企業は資格手当を支給していません。ですので資格を取得したからと言って収入が上がることはまず考えられません。

合わせてチェックしたい資格

語彙・読解力検定 漢検に比べるとより実用的な言葉を厳選
日本語検定 主に学生を対象にした資格!敬語や文法など実社会で活かせる勉強ができる
ことわざ検定 趣味的要素が強いが言葉の意味を理解するのに最適な資格
実用英語技能検定 いわゆる英検!漢検と同時に取得しておきたい代表的な資格!最低でも3級以上は欲しい

受験者の口コミ

お勧め度 ★★★★★5

文系 -(-)
2016年7月14日

タイトルなし
高校受験のための内申書の足しになればと思い受験しました。
準2級からは就職時の履歴書にも書けるそうなので、取って絶対に損はない資格だと思います。
これから受験を考えている方は、頑張って下さい!

お勧め度 ★★★★☆4

パンダ 30代女性(会社員)
2015年8月11日

漢字検定の準2級と2級を取得しました。
漢字検定にしたきっかけは、就職など何か直接的にプラスにならなくても、資格取得のための勉強で得た知識は実生活で役に立つと思ったからです。これはきっかけもあり、メリットでもあります。
普段の生活の中で役に立つ知識を得るための自己啓発でありながら資格試験を受けられ、合格すれば履歴書にも書けるのはありがたいことです。男女さまざまな年齢の受験者がいました。その数の多さに驚きました。
過去問題が難しかったのでかなり勉強しましたが、合格の喜びは大きかったです。

お勧め度 ★★★★☆4

モンキチ 30代女性(主婦)
2015年4月7日

3級をとりました
私が漢字検定3級を取得しようと思ったきっかけは、小説を読んでいて読めない漢字がかなりあり、それが嫌になったことです。
毎日新聞を読んだり、問題集を何回も解いたりして勉強をしました。
半年位勉強して無事合格することが出来ました。
試験会場は大勢の人がいましたが、年齢層は幅広く、学生の子から年配の方まで様々でした。3級は中学校までに習った漢字が出て、読み書きの他、四字熟語や部首等、色々な問題が出ました。
合格してよかったと思ったことは、新聞や小説を大分スラスラ読めるようになり、ストレスが減りました。会社で文章作成をすることがあり、今までは思い出せなかった漢字がパッと思いつくのもとても効果があったと思います。
これからは2級を目指してコツコツ勉強していきたいと思っています。

お勧め度 ★★★☆☆3

こん 20代男性(会社員)
2014年7月20日

2回目で無事受かりました
漢字検定を取得するきっかけになったのは、就職する上で、この資格があった方が有利になると思い勉強してみようと思いました。私が受験したのは準2級で難易度でいうと高校卒業レベルから大学入学レベルです。
この資格を取得すれば社会的にも若干良い目で見られると考えました。しかし、1回目は落ちましたが、2回目で無事受かりました。落ちたままではいられないので何とか頑張りました。
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