消火器やスプリンクラー設備などの消火設備、自動火災報知設備などの警報設備などの点検整備を行うスペシャリストで、消防試験研究センターが実施している国家試験に合格して免許を交付してもらうことで消防設備士としての業務を行うことができます。
試験区分は「甲種特類」「甲種」「乙種」の3つに分けられ、更に甲種の中でも1種から7種に分かれます。それぞれの区分で扱える職務範囲が異なります。
消防設備士は業務独占資格になりますので、消防設備士としての業務を行うには、消防設備士の免許を取得しなければいけません。
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消防設備士試験の基本情報
資格種別 | 国家資格(業務独占資格) |
ジャンル | 保安・技術 |
資格区分 | 甲種(特類、1種~5種)、乙種(1種~7種) |
受験資格 | 下記参照 |
試験日程 | 都道府県により異なる |
試験方法 | 筆記試験、実技試験 |
免除科目 | あり |
試験場所 | 全国各地 |
受験料 | 【甲種特種】5,000円【甲種】5,000円 【乙種】3,400円 |
登録・更新 | 新規免状手数料:2,900円。以降10年ごとの更新が必要。更新手数料:1,600円 |
主な対象者 | 小学生
中学生
高校生
大学生
専門生
社会人
その他 |
問い合わせ | 一般財団法人 消防試験研究センター |
【総合評価】(乙種)
人気 : | 将来性: |
就転職: | 難易度: |
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消防設備士試験の受験資格
甲種第1類から第3類までのいずれか一つ、甲種第4類及び甲種第5類の3種類以上の免状の交付している人
消防設備士試験の試験内容
出題形式
筆記試験(4肢択一式)
実技試験(写真・イラスト・図面等による記述式)
出題範囲
- 筆記試験
-
消防関係法令:15問、工事整備対象設備等の構造・機能・工事・設備:15問、工事整備対象設備等の性能に関する火災・防火:15問
- 実技試験
-
鑑別等:5問、製図:2問
合格点
【甲種特類】各科目に40%以上で、尚且全体で60%以上の正解率
【甲種特類以外】筆記試験において、各科目40%以上で、尚且全体で60%以上、かつ、実技試験において60%以上の正解率
消防設備士試験の受験者数・合格率
2017年度(甲種)
区分 | 受験者数 | 合格率 |
---|---|---|
特類 | 1,228人 | 24.7% |
1種 | 11,360人 | 28.4% |
2種 | 3,156人 | 38.8% |
3種 | 3,385人 | 34.3% |
4種 | 19,033人 | 30.7% |
5種 | 3,280人 | 37.8% |
2017年度(乙種)
区分 | 受験者数 | 合格率 |
---|---|---|
1種 | 2,531人 | 30.8% |
2種 | 732人 | 36.6% |
3種 | 860人 | 29.9% |
4種 | 10,405人 | 32.4% |
5種 | 935人 | 42.5% |
6種 | 21,623人 | 37.9% |
7種 | 5,891人 | 59.1% |
消防設備士試験の難易度
試験区分により難易度は異なりますが、おおよそ工業高校卒業レベルとお考え下さい。合格率が低いのでそれなりの対策はしなくてはいけません。
消防設備士試験の勉強法
弘文社から出版されている「本試験によく出る! 」シリーズをメインに勉強すれば問題ないと思います。
当テキストは1問1問の解説が丁寧にされているので、これから初めて受験される方でも分かりやすいです。
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消防設備士試験の通信講座
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資格を活かせる仕事
ホテルやデパートなどの建物で、規模や収容人数などいくつかの条件にもよりますが、消防用設備(特殊消防用設備)の設置が法律上、義務付けられており、消防設備士でしかそれらの設備を扱うことはできないことから重宝される資格になります。
収入に関しては、消防設備士の平均年収は400万円程度と言われています。勤める企業により大きく異なります。
受験者の口コミ評判
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