薬剤師とは病院や薬局などでの薬の処方・調剤を行う仕事になります。
業務独占資格になりますので、薬剤師の資格を取得しなければ業務を行うことができません。
薬剤師の試験を受験するには、一般的に、医学部の大学で6年制課程を履修して初めて受験資格を得ることができます。そして薬剤師の試験に合格することで薬剤師として名乗ることができます。
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薬剤師試験の基本情報
資格種別 | 国家資格(業務独占資格) |
ジャンル | 医療・心理 |
資格区分 | なし |
受験資格 | ・大学において薬学の課程で卒業したもの ・外国の薬学校を卒業、または外国で薬剤師の免許をもらった人 ※厚生労働大臣に学力と技能を認められなければならない |
試験日程 | 2月下旬(年1回) |
試験方法 | 筆記試験 |
免除科目 | – |
試験場所 | 北海道、宮城、東京、石川、愛知、大阪、広島、徳島、福岡 |
受験料 | 6,800円(収入印紙代) |
登録・更新 | 試験合格後、薬剤師名簿への登録することで業務を行うことが可能。新規は4年、それ以降は3年ごとの更新が必要。 |
主な対象者 | 小学生
中学生
高校生
大学生
専門生
社会人
その他 |
問い合わせ | 管轄する地方厚生局又は地方厚生支局所在地 |
【総合評価】
人気 : | 将来性: |
就転職: | 難易度: |
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薬剤師試験の試験日
2019年度試験(第105回)
試験日 | 申込期間 | 合格発表 |
---|---|---|
2020年2月22日(土)・23日(日) | 1月6日~1月16日 | 3月24日 |
薬剤師試験の試験内容
物理・化学・生物、衛生、薬理、薬剤、病態・薬物治療、法規・制度・倫理、実務
薬剤師試験の受験者数・合格率
時期 | 受験者数 | 合格率 |
---|---|---|
第104回 | 14,376人 | 70.91% |
第103回 | 13,579人 | 70.6% |
第102回 | 13,243人 | 71.6% |
第101回 | 14,949人 | 76.9% |
第100回 | 14,316人 | 63.2% |
第99回 | 12,019人 | 60.8% |
第98回 | 11,288人 | 79.1% |
第97回 | 9,785人 | 88.3% |
第96回 | 3,274人 | 44.4% |
第95回 | 6,720人 | 56.4% |
薬剤師試験の難易度
薬剤師国家試験は、まず受験資格として大学の薬学部に6年間通う必要があるため、まず試験を受ける前に最低6年はかかるというところが難しいです。
また、大学によっては卒業すること自体が難しいため、まず国家試験の受験資格が必ず手に入るわけではありません。
国家試験の勉強をする上で、全国の薬学部の学生のほとんどが使用する参考書と、受験する模擬試験があるのですが、大学を無事に卒業し、こちらの参考書、模擬試験もしっかり取り組めば、簡単とはいきませんが、合格はさほど難しいものではないです。
合格率だけを見れば高い水準ですが、薬剤の大学で6年間みっちり薬学の勉強をしてからじゃないと、受験資格すら得ることができないので、かなりの覚悟が必要です。
薬剤師試験の勉強法
保険制度の法改正が実施されるので、常に最新の情報を入手しておかなければいけません。
資格を活かせる仕事
薬剤師の活躍できる場は、一般的には病院や診療所、薬局などでの処方・調合業務が主になります。
その他にも、製薬会社や化粧品会社、化学製品会社といった化学物質を扱う職場で活躍することができます。この様に、薬剤師として活躍できる場は多方面に渡り、経験を積めば独立開業することも可能です。
「化粧品会社」「化学製品会社」「製薬会社」「官公賞」「食品会社」など、薬剤師の資格さえ取得してしまえば、病院や診療所、薬局にこだわらなくても、知識と経験があれば、様々な業種・職種で活躍することが可能だと言えるでしょう。
薬剤師の収入
厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」の調べによると、2017年の薬剤師の平均年収は570万円になり、資格別ランキングでも10位で、一般のサラリーマンに比べると高い水準になります。
医師や看護師などと同様に、人の命に関わる仕事になりますので、他の職業より高い給料水準になるのは必然といっていいでしょう。
今後、高齢化社会が加速していく中で、医療や介護といった業界はますます注目を浴びることは間違いありません。
ただ薬剤師に関しては、供給過多の状態になっていると言われており、需要と供給のバランスが崩れようとしています。
需要とバランスの供給が崩れてしまい、薬剤師の数が膨れ上がってしまうとどうなるのかと言うと、まず薬剤師を求める企業が少なくなります。そうなると薬剤師の就職難や収入の低下に繋がってきます。
薬剤師の初任給を地方別に見てみると、都市部で18万円~25万円、地方だと25万円~30万円程と言われており、以外かも知れませんが都市部より地方の方が給料水準は高くなります。
その背景として、先ほど申した需要と供給のバランスが関わっていて、都市部より地方の方がバランスを取れているからと思われます。
薬剤師と言えば、病院や診療所、薬局などで、薬の処方や調合業務だけしていると思われがちですが、薬剤師でできる業務の幅は多岐に渡ります。
受験者の口コミ評判
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5.0 ゆう 20代会社員
2.0 なつ 20代会社員
2.5 勝也 30代会社員
2.5 田中 40代会社員