C言語プログラミング能力認定試験とは
C言語に関する基礎知識や、プログラム作成能力を評価する資格試験です。C言語は、組込みシステムや制御系開発、OS、ソフトウェア開発などで使われてきた歴史の長いプログラミング言語であり、プログラミングの基礎を学ぶうえでも重要な言語です。
試験は1級・2級・3級に分かれており、C言語の基本的な考え方から、応用的なプログラム作成能力まで段階的にスキルを確認できます。受験資格は特にないため、学生やプログラミング初心者でも、自分のレベルに合わせて挑戦しやすい試験です。
C言語は現在も組込み系やハードウェアに近い分野で活用されているため、ITエンジニアやプログラマーを目指す人にとって、基礎力を示しやすい資格といえるでしょう。特に、プログラミングの仕組みを深く理解したい人や、将来的に組込み・制御系の開発に関わりたい人に向いています。
お勧めのプログラミングスクール13校を比較!ランキング形式で発表!
C言語プログラミング能力認定試験の基本情報
| 資格種別 | 民間資格 |
|---|---|
| ジャンル | IT・パソコン |
| 資格区分 | 1級、2級、3級 |
| 受験資格 | なし |
| 試験日程 | 公開試験は年3回、例年6月・9月・1月頃 |
| 試験方法 | 1級は実技試験、2級・3級は多肢選択式。公開試験はリモートWebテスト |
| 免除科目 | なし |
| 試験場所 | 公開試験は自宅・職場など、団体受験は認定試験会場など |
| 受験料 | 1級:8,300円/2級:6,900円/3級:5,700円 |
| 登録・更新 | なし |
| 問い合わせ | 株式会社 サーティファイ 認定試験事務局 |
| 関連資格 | Javaプログラミング能力認定試験 マルチメディア検定 基本情報技術者 応用情報技術者試験 |
C言語プログラミング能力認定試験の試験日
2026年度試験
| 試験日 | 申込期間 | 合格発表 |
|---|---|---|
| 6月7日(日) | 3月24日~5月31日 | 6月24日 |
| 9月6日(日) | 6月23日~8月30日 | 9月25日 |
| 1月17日(日) | 11月3日~1月10日 | 2月3日 |
C言語プログラミング能力認定試験の試験内容
、C言語を使ったプログラミング知識と、プログラム作成能力を評価する試験です。サーティファイが実施しており、C言語の基礎を学びたい人から、実務でプログラム開発に関わる人までを対象にしています。
級は1級・2級・3級に分かれています。3級はC言語の基本概念と簡単なプログラム作成、2級は小規模プログラムの作成と基本アルゴリズムの理解、1級は応用プログラムの作成やOSに関する理解まで求められます。
出題範囲
C言語の基礎
定数、変数、データ型、演算子、制御文、配列、関数など、C言語でプログラムを書くための基本文法が問われます。
ポインタ・構造体・ファイル処理
2級以上では、ポインタ、アドレス演算子、構造体、共用体、列挙型、ファイル入出力など、C言語らしい重要な機能が出題範囲に含まれます。
アルゴリズム・プログラム読解
プログラムの流れを読み取り、適切な処理や出力結果を判断する力が問われます。2級では、500行程度の小規模プログラムを適切に書けるレベルと、各種基本アルゴリズムの理解が求められます。
応用プログラム作成
1級では、事前に公開されるテーマプログラムに対して、仕様変更や仕様追加に対応したプログラム作成を行います。コーディングだけでなく、入力、コンパイル、デバッグまで含めた実践的な能力が問われます。
試験科目と出題数
1級は実技試験で、パソコンを使用して2問に解答します。試験時間は150分です。
2級は多肢選択式で、テーマ別大問8問が出題されます。試験時間は90分です。
3級は多肢選択式で、テーマ別大問6問が出題されます。試験時間は60分です。
合格基準
合格基準は、全級共通で得点率60%以上です。
C言語プログラミング能力認定試験の受験者数・合格率
- 累計受験者数208,737名(2025年3月31日時点)
- 合格率:71.5%(2024年度平均合格率)
C言語プログラミング能力認定試験の難易度
合格基準は総得点の6割程度となっているため、一見難易度は低いように思われますが、合格率は70%に届かず、決して難易度の低い資格試験と言えません。
ただ、3級はC言語プログラミングの基礎的な内容となるため、きちんと基礎を理解していれば簡単と言えるでしょう。
ぐっと難易度が上がるのは1級で、2級と3級がマークシート形式で出題される筆記試験のみに対し、1級は実際にプログラムの仕様変更などを行う実技試験となります。
基礎的なことだけでなく、アルゴリズムなどの知識も求められ、使用しているOSについての理解度も試されます。
また1級と2級は年2回、3級のみ年3回の受験のチャンスがあるので、受験しやすい資格試験でもあります。
- 応用問題が多い1級の難易度は多少は高いと言えますが、2級と3級に関してはプログラミングに関する基礎知識を問う試験になるので、実務経験の無い学生でも取得は容易です。(20代男性 IT企業勤務)
- C言語の勉強を独学でしたばかりでしたので3級でも難しかったです。はい、落ちました。(10代男性 大学生)
C言語プログラミング能力認定試験の勉強法
- 【1級】70時間(2級取得後)
- 【2級】100時間(3級取得後)
- 【3級】110時間
サーティファイが発行している公式問題集を中心に学習するのがおすすめです。まずは受験する級に対応した問題集を用意し、出題形式や問われる内容を確認しましょう。
3級・2級では、C言語の基本文法、変数、演算子、条件分岐、繰り返し、配列、関数、ポインタ、構造体などを理解しておくことが大切です。特にC言語は、ポインタやメモリの考え方でつまずきやすいため、問題を解くだけでなく、実際にコードを書いて動かしながら学ぶと理解しやすくなります。
1級では、テーマプログラムに対して仕様変更や修正を行う実技形式の内容になります。単に文法を覚えるだけでなく、既存のプログラムを読み取り、どこを修正すればよいのかを判断する力が必要です。
勉強を進める際は、公式問題集やサンプル問題を繰り返し解き、間違えた部分は実際にコンパイルして動作を確認しましょう。エラーの原因を自分で探す練習をしておくと、実技対策にもつながります。
独学でも対策できますが、C言語を初めて学ぶ方は、公式問題集に入る前に入門書や学習サイトで基本文法を固めておくと安心です。基本的には、文法を理解する、公式問題集を解く、実際にコードを書いて動作確認する、という流れで進めるのが合格への近道です。
C言語プログラミング能力認定試験のお勧めテキスト
C言語プログラミング能力認定試験 3級過去問題集
3級を受験する人向けの公式過去問題集です。C言語の基本文法、変数、演算子、制御文、配列、関数などを、実際の試験に近い形式で確認できます。入門書で基礎を学んだ後の仕上げ教材として使いやすいです。
資格を活かせる仕事
プログラマー、システムエンジニア、組込みエンジニア、制御系エンジニア、ファームウェア開発、ソフトウェア開発、テストエンジニア、メーカー系の開発補助などがあります。特に、家電、自動車、産業機器、通信機器などの開発分野では、C言語の知識が役立つ場面があります。
ただし、この資格を取得しただけで転職活動が有利になるとは考えにくいです。プログラミング職では資格よりも、実際にコードを書けるか、開発経験があるか、成果物を見せられるかが重視されます。特に社会人の転職では、資格だけではかなり弱く、実務経験やポートフォリオがないと評価されにくいです。
また、履歴書に書いてアピールするなら、最低でも1級を目指したいところです。3級や2級だけでは、基礎学習の証明にはなっても、実務レベルのスキルとして強く評価される可能性は高くありません。
一方で、学生の就職活動であれば、C言語をきちんと学んでいることを示す材料になります。特に情報系の学生や、組込み・制御系の仕事を目指す学生にとっては、学習意欲や基礎力をアピールしやすい資格です。社会人の場合は、転職の切り札ではなく、あくまでスキルアップや学習到達度を確認するための資格と考えるとよいでしょう。

