経営者の立場に立って、真に経営に役立つITの活用術をアドバイス出来る人材を創出する為に、通商産業省が国家プロジェクトの一環として資格取得を推進しているものです。
資格を取得するには、まずITC試験に合格した後にケース研修を受講する必要があります。
就職に関しては、各地にITコーディネーター組織があり、常に情報やノウハウの交換をしているので、そういった組織に相談するのがお薦めです。
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ITコーディネータ試験の基本情報
資格種別 | 民間資格 |
ジャンル | IT・パソコン |
資格区分 | なし |
受験資格 | なし |
試験日程 | 5月中旬~ 6月中旬、9月上旬~10月中旬、1月中旬~2月中旬(年3回) |
試験方法 | 筆記試験 |
免除科目 | なし |
試験場所 | 全国約120ヶ所 |
受験料 | 19,440円 |
登録・更新 | 年間更新料21,600円が必要 |
主な対象者 | 小学生
中学生
高校生
大学生
専門生
社会人
その他 |
問い合わせ | NPO法人 ITコーディネーター協会 |
【総合評価】
人気 : | 将来性: |
就転職: | 難易度: |
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ITコーディネータ試験の試験日
試験日 | 予約期間 |
---|---|
2020年5月20日~6月22日 | 5月07日~6月19日 |
2020年9月10日~10月12日 | 8月25日~10月9日 |
2021年1月20日~2月22日 | 1月07日~2月19日 |
ITコーディネータ試験の試験内容
出題形式
- 筆記試験(多肢選択式[CBT試験])
- 問題数:100問(必須60問、選択40問)
出題範囲
「ITコーディネータプロセスガイドライン Ver.2.0」、「ITコーディネータ実践力ガイドライン Ver.2.1」 の内容から出題されます。
合格点
非公開
ITコーディネータ試験の受験者数・合格率
時期 | 受験者数 | 合格率 |
---|---|---|
2018年8月 | 163人 | 70.6% |
2018年2月 | 239人 | 72.1% |
2017年8月 | 181人 | 54.1% |
ITに関する知識の他にも、経営の知識や人を動かすコミュニケーション能力も必要な資格になりますので、管理職クラスの30代~40代の受験者も多数います。
ITコーディネータ試験の難易度
企業の戦略的なIT活用を進める専門的知識を問う試験であるため、IT関係の知識だけでなく経営的な知識も必要になります。
試験自体の難易度はしっかりと対策をし勉強ができればそれほど難しいものではありません。
合格率は約60%程度を推移していることから見ても、システム開発の経験がある場合にはそれほど難易度は高くないと言えます。
しかし、試験に合格するだけでは資格を得ることはできず、ケース研修も受講し修了してはじめてITコーディネータを名乗ることができます。
研修と試験のどちらを先に受けても問題はないのですが、先に取得した方の年度を含め、4年以内にもう一方を取得しなければなりません。
試験以外にこのケース研修も必要なため、時間も費用もかかる資格試験です。
ケース研修の受講が20万円程度かかるので、その費用をどう捻出する方が問題です。
20万円は学生には払えません~~
ITコーディネータ試験の勉強法
公式ページ内に受験対策が掲載されています。情報戦略モデル研究所が出版している「ITコーディネータによるIT経営の戦略企画書づくり
サンプル問題も掲載されているので、試験の概要を知る為にもまずは一度チャレンジしてみて下さい。
資格を活かせる仕事
コンサルティング会社など、経営に関する専門的助言を与える会社で活躍することが出来ます。
ITコーディネーターは、IT経営を実現するプロフェッショナルとして、企業でなくてはならない存在ですから、製造業、サービス業といった業種から、政府や各自治体、病院、学校、とITを使って経営されている業種なら、どこでもその実力を発揮することが出来ます。
従って、自分の興味のある分野の職場を選ぶことが出来ます。
尚、ITコーディネータ資格の認定を受けるには、試験合格の他に「ケース研修」に受講が必要になるし、更新の際は更に費用が必要になるので受験する際は注意して下さい。
「
ITコーディネータのスキルもきっと活かせますよ。