従来の「情報セキュリティスペシャリスト試験」から名称変更された資格で、登録システムを新たに導入しています。
セキュリティに関する人材を増やし、その能力を生かしてもらうために、情報処理安全確保支援士という国家資格が2017年4月に始まりました。
サイバー攻撃によるサービスの中断や、重要な情報の漏洩など、セキュリティにかかわるニュースが増えています。
セキュリティの重要性は高まっているものの、必要な人材が不足していることが指摘されています。サイバーセキュリティ対策の強化の一つとして、人材の確保が急がれています。
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情報処理安全確保支援士試験の基本情報
資格種別 | 国家資格(名称独占資格) |
ジャンル | IT・パソコン |
資格区分 | なし |
受験資格 | なし |
試験日程 | 4月第3日曜日、10月第3日曜日(年2回) |
試験方法 | 筆記試験(多肢選択式[四肢択一]、記述式) |
免除科目 | 下記の試験に合格又は基準点を得れば2年間、午前Iの科目免除が受けられる ・応用情報技術者試験に合格 ・いずれかの高度情報処理技術者試験に合格 ・いずれかの高度情報処理技術者試験の午前Iに基準点以上 |
試験場所 | 全国各地 |
受験料 | 5,700円(非課税) |
登録・更新 | 資格を維持するには、オンライン講習を毎年1回(集合講習は3年に1回)の受講が必要です。料金は20,000円(集合講習は80,000円) |
主な対象者 | 小学生
中学生
高校生
大学生
専門生
社会人
その他 |
問い合わせ | 独立行政法人 情報処理推進機構 情報処理技術者試験センター |
【総合評価】
人気 : | 将来性: |
就転職: | 難易度: |
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情報処理安全確保支援士試験の試験日
2019年度試験
試験日 | 申込期間 |
---|---|
2019年10月20日(日) | 7月11日~ |
情報処理安全確保支援士試験の内容
出題形式
内容 | 午前Ⅰ | 午前Ⅱ | 午後Ⅰ | 午後Ⅱ |
---|---|---|---|---|
試験時間 | 50分 | 40分 | 90分 | 120分 |
出題形式 | 四肢択一 | 四肢択一 | 記述式 | 記述式 |
出題数 | 30問 | 25問 | 3問 | 2問 |
回答数 | 30問 | 25問 | 2問 | 1問 |
出題範囲
データベース、ネットワーク(重要)、セキュリティ(重要)、システム開発技術、ソフトウェア開発管理技術、サービスマネジメント、システム監査
合格点
【午前Ⅰ】満点の60%以上
【午前Ⅱ】満点の60%以上
【午後Ⅰ】満点の60%以上
【午後Ⅱ】満点の60%以上
情報処理安全確保支援士試験の受験者数・合格率
時期 | 受験者数 | 合格率 |
---|---|---|
2018年(秋期) | 15,257人 | 18.5% |
2018年(春期) | 15,379人 | 16.9% |
2017年(秋期) | 16,218人 | 17.1% |
2017年(春期) | 17,266人 | 16.3% |
情報処理安全確保支援士試験の難易度
情報セキュリティスペシャリスト試験と同等レベルになります。
情報処理推進機構 情報処理技術者試験センターが実施している、他の高度情報処理試験に比べると論文試験が無い分、若干難易度は下がりますが、それでも難しい試験なのは間違いありません。
情報処理安全確保支援士試験の勉強法
この試験に合格するためには、実験的なケーススタディを想定した問題集をこなしていくことが、効果的な方法となります。
想定されたシステム構築のケースや設備更新の際の準備の方法、対策の講じ方などと、自らがシステム設計を取り組んでいるように、リアリティの高い実戦問題を解いていきましょう。
情報処理安全確保支援士試験のお勧めテキスト
一問一答形式で分かりやすい
チェックシートで直前対策にも最適
Webアプリがかなり使える
情報処理安全確保支援士資格を活かせる仕事
情報処理安全確保支援士になると、サイバーセキュリティの専門家として認定され、情報処理安全確保支援士の名称を使えるようになります。
合格後も最新の知識を持ち続ける必要がありますが、セキュリティ対策強化のために期待される資格です。組織の情報システムを分析して脆弱性などのリスクを見つけたり、サイバーセキュリティ対策について調査を行い、適切なシステムになるように指導・助言を行ったりします。
具体的には企業内部でのシステム部門のメンバーとして、また情報システムセキュリティのコンサルタントとしての活躍が考えられます。もちろん実績が重視されますが、情報システムのセキュリティへの重要性は今後も高くなるので、
セキュリティのプロとして就職、転職の際に優遇されることも考えられます。
情報処理安全確保支援士の資格を目指されているということは、実務経験を積まれていると思いますので、ITエンジニア、WEBクリエイター専門の転職エージェント「レバレジーズテック」の利用をお勧めします。
実際にサイトの求人を見てもらえれば分かると思いますが、IT経験者であれば年収600万円以上の求人がメインになるので、今の職場での収入に満足できていない方は是非活用してみてください。