キャリアコンサルティング技能検定

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キャリアコンサルティング技能検定とは

キャリアコンサルティング技能検定とは、キャリア相談や職業生活設計の支援に関する知識・技能を評価する国家検定です。働く人の職業選択、能力開発、キャリア形成などを支援する専門性を証明する検定で、キャリアコンサルティング協議会が実施しています。

試験には1級2級があり、合格するとそれぞれ1級キャリアコンサルティング技能士2級キャリアコンサルティング技能士と称することができます。1級は指導レベル、2級は熟練レベルに位置づけられており、キャリア支援に関わる実務経験者が、より高い専門性を示すために受検する資格といえます。

なお、似た資格に「キャリアコンサルタント」があります。キャリアコンサルタントは登録制の名称独占資格であり、名乗るためにはキャリアコンサルタント名簿への登録が必要です。キャリアコンサルティング技能検定の1級または2級に合格した人も、所定の登録手続きを行うことでキャリアコンサルタントとして登録できます。

そのため、キャリアコンサルティング技能検定は、キャリア相談の実務能力を客観的に示したい人や、キャリアコンサルタントとしてさらに専門性を高めたい人に向いている資格です。企業の人事・教育部門、就労支援機関、学校、人材サービス業など、キャリア支援に関わる幅広い現場で活用しやすい資格といえるでしょう。

キャリアコンサルティング技能検定の基本情報

資格種別国家資格(名称独占資格)
ジャンル事務・ビジネス・経営
資格区分1級、2級
受験資格実務経験や保有資格により異なる
試験日程2級は年2回、1級は原則年1回
試験方法学科試験、実技試験
免除科目一部合格者などに免除制度あり
試験場所全国主要都市(1級の実技面接は東京と大阪のみ)
受験料1級:学科11,200円、実技33,500円/2級:学科11,200円、実技29,900円
登録・更新合格すると、等級に応じて「1級キャリアコンサルティング技能士」または「2級キャリアコンサルティング技能士」を名乗ることができます。
問い合わせ特定非営利活動法人 キャリア・コンサルティング協議会
関連資格キャリアコンサルタント
中小企業診断士
経営学検定
営業力強化検定

キャリアコンサルティング技能検定の試験日

2026年度試験

スクロールできます
試験日申込期間合格発表
2級 第36回:学科試験・実技論述試験
2026年6月14日(日)

実技面接試験
2026年6月~7月の間に設定
2026年4月6日(月)~4月20日(月)2026年8月31日(月)
2級 第37回:学科試験・実技論述試験
2026年12月13日(日)

実技面接試験
2027年1月~2月の間に設定
2026年9月16日(水)~9月30日(水)2027年3月17日(水)
1級 第16回:学科試験・実技論述試験
2026年12月13日(日)

実技面接試験
2027年1月~2月の間に設定
2026年9月16日(水)~9月30日(水)2027年3月17日(水)

キャリアコンサルティング技能検定の試験内容

キャリアコンサルティングに関する技能を評価する国家検定です。等級は1級と2級があり、1級は指導者レベル、2級は熟練レベルの技能が求められます。

試験は「学科試験」と「実技試験」に分かれています。学科試験では、キャリアコンサルティングに関する理論、関係法令、相談支援の進め方、職業能力開発、労働市場などの知識が問われます。

実技試験は「論述試験」と「面接試験」で行われます。論述試験では、相談事例をもとに課題の把握や支援方針を記述します。面接試験では、受検者がキャリアコンサルタント役となってロールプレイを行い、その後に口頭試問を受けます。

出題範囲

キャリアコンサルティングの社会的意義

キャリアコンサルティングが個人の職業生活設計や能力開発、企業内の人材育成、再就職支援などにどのような役割を持つのかが問われます。

キャリアコンサルティングを行うために必要な知識

キャリア理論、カウンセリング理論、職業能力開発、人事労務管理、労働市場、メンタルヘルス、関係法令など、相談支援の土台となる幅広い知識が出題されます。

キャリアコンサルティングを行うために必要な技能

相談者との関係構築、問題把握、目標設定、方策の実行支援など、実際の相談場面で必要となる技能が問われます。特に実技試験では、相談者の話を丁寧に聴き、課題を整理して支援につなげる力が重視されます。

キャリアコンサルタントの倫理と行動

守秘義務、相談者への尊重、自己研鑽、専門家としての態度など、キャリアコンサルタントとして適切に行動できるかが問われます。

試験科目と出題数

学科試験は、四肢択一のマークシート方式で行われます。出題数は50問、試験時間は100分、100点満点です。

実技試験は、論述試験と面接試験で構成されます。論述試験は記述式で1ケースについて解答し、試験時間は60分です。面接試験はロールプレイ20分、口頭試問7分で行われます。

合格基準

学科試験の合格基準は、100点満点中70点以上です。

実技試験は、論述試験と面接試験のそれぞれで合格基準を満たす必要があります。論述試験は100点満点中60点以上、面接試験も100点満点中60点以上が必要です。さらに、面接試験では評価区分ごとに満点の60%以上を得点する必要があります。

そのため、キャリアコンサルティング技能検定では、知識を覚えるだけでなく、実際の相談場面で相談者の課題を把握し、適切な支援につなげる実践力が重要になります。

キャリアコンサルティング技能検定の受験者数・合格率

1級・2025年度後期 第15回

試験区分受検者数合格者数合格率
1級学科561人292人48.83%
1級実技1,045人92人8.54%
総合合格77人

1級・2024年度後期 第14回

試験区分受検者数合格者数合格率
1級学科647人418人61.56%
1級実技914人62人6.55%
総合合格77人

2級・2025年度後期 第35回

試験区分受検者数合格者数合格率
2級学科1,103人882人74.18%
2級実技2,025人430人20.45%
総合合格478人

2級・2025年度前期 第34回

試験区分受検者数合格者数合格率
2級学科1,120人751人62.90%
2級実技1,814人407人21.73%
総合合格383人

2級・2024年度後期 第33回

試験区分受検者数合格者数合格率
2級学科1,079人632人55.29%
2級実技1,976人361人17.73%
総合合格337人

2級・2024年度前期 第32回

試験区分受検者数合格者数合格率
2級学科895人501人52.30%
2級実技1,722人299人16.81%
総合合格250人

2級・2023年度後期 第31回

試験区分受検者数合格者数合格率
2級学科900人719人74.05%
2級実技1,679人265人15.14%
総合合格277人

キャリアコンサルティング技能検定の難易度

難易度は、2級でも高め、1級はかなり難関レベルです。
国家資格キャリアコンサルタント試験よりも上位に位置づけられる技能検定で、2級は「熟練レベル」、1級は「指導者レベル」の能力が問われます。

特に難しいのは実技試験です。直近の第35回2級試験では、学科試験の合格率が74.18%だった一方で、実技試験の合格率は20.45%でした。第15回1級試験では、学科試験の合格率が48.83%、実技試験の合格率は**8.54%**となっており、1級の実技は非常に厳しい試験といえます。

2級は、キャリアコンサルタントとしての基本的な知識だけでなく、相談者の問題を的確に把握し、より質の高い支援につなげる力が求められます。学科試験は過去問演習を中心に対策しやすい面がありますが、実技試験では面談の進め方、相談者理解、関係構築、問題把握、具体的な展開力などが評価されるため、独学だけでは対策しにくい部分があります。

1級はさらに難易度が上がり、相談者への支援だけでなく、キャリアコンサルタントを指導する立場としての力量が問われます。面接試験では、相談者本人ではなく、事例相談者への対応が中心になるため、2級までとは求められる視点が大きく異なります。実務経験や面談経験があっても、1級特有の評価基準に合わせた対策が必要です。

勉強時間の目安としては、2級であれば100〜200時間程度、1級であれば200〜300時間以上を見ておくとよいでしょう。特に実技試験は、知識を覚えるだけでは合格しにくいため、論述練習やロールプレイ、逐語録の振り返りなどを継続して行うことが重要です。

総合的に見ると、キャリアコンサルティング技能検定は、キャリア支援の実務力を客観的に示せる価値の高い検定です。ただし、合格率から見ても簡単な試験ではなく、特に1級は十分な実務経験と継続的な実技対策が必要になります。2級は実務者としてのステップアップ、1級は指導者・スーパーバイザーを目指す人向けの難関資格といえるでしょう。

キャリアコンサルティング技能検定の勉強法

キャリアコンサルティング技能検定は、キャリアコンサルティングに関する知識だけでなく、実務で活かせる相談対応力も問われる試験です。学科試験と実技試験の両方があるため、暗記中心の勉強だけではなく、事例を読み取る力や面談の進め方を意識した対策が必要になります。

学科試験では、キャリア理論、カウンセリング理論、労働関係法令、職業能力開発、メンタルヘルスなど、幅広い分野から出題されます。まずは公式情報や市販テキストで全体像をつかみ、そのうえで過去問を繰り返し解いて、出題されやすい分野を重点的に確認すると効率的です。特に理論名や提唱者、制度の内容などは混同しやすいため、表やノートに整理しながら覚えるとよいでしょう。

実技試験は、論述試験と面接試験の対策が重要です。論述試験では、相談者の状況を正確に把握し、問題点や支援方針を筋道立てて書く力が求められます。過去問を使って、設問ごとの書き方や時間配分に慣れておくことが大切です。

面接試験では、相談者の話を丁寧に聴き、関係構築をしながら課題を整理していく力が見られます。独学だけでは自分の対応の癖や改善点に気づきにくいため、ロールプレイ練習や勉強会、実技対策講座などを活用し、第三者からフィードバックを受けるのがおすすめです。

キャリアコンサルティング技能検定は、級が上がるほど実務経験に基づいた深い理解が必要になります。知識を覚えるだけでなく、実際の相談場面を想定しながら「相談者の問題をどう捉え、どのように支援するか」を意識して学習を進めることが、合格への近道です。

キャリアコンサルティング技能検定を活かせる仕事

ハローワークなどの職業相談員や、就職関係のセミナー講師、キャリアコンサルティング関係の学校の講師、会社内でのキャリアカウンセラー、会社の人事部にて人事部にて新卒者のキャリアコンサルタント、学校・公共の施設(市役所など)で職員のキャリアコンサルタントを行うなど仕事の幅はかなり多くなっています。

国家資格である為社会的な信頼を得る事が出来る為公共の仕事(役所などの公務関係)の仕事もしやすくなるのです。

自分自身を表に出していきたい、積極的に動きたい方などは、個人でキャリアコンサルタントとして独立し、会社と契約を行いコンサルタントを行うも良いと思います。

他に、資格や専門知識を持って活動している方は、キャリアコンサルティングの資格を取得することでより一層仕事の幅が増えると思います。

資格を広めてくれると嬉しいです!
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