実務技能検定協会が実施ている検定で、一般常識やマナー・礼儀、ファイリング技術など、一般事務で勤務する人には必須のスキルを身に付けれることから、多くの学生が取得を目指している人気資格になります。
等級は1級~3級まで4区分あり1級と準1級については筆記試験に加えて面接試験も実施されます。
就職・転職では最低でも2級以上の取得を目指したいです。
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秘書技能検定の基本情報
資格種別 | 民間資格(公的資格とされる場合もあり) |
ジャンル | 事務・ビジネス・経営 |
資格区分 | 1級、準1級、2級、3級 |
受験資格 | なし |
試験日程 | 【1級・準1級】6月・11月(年2回) 【2級・3級】2月・6月・11月(年3回) |
試験方法 | 【1級・準1級】筆記試験・面接 【2級・3級】筆記試験 |
免除科目 | 一次試験(筆記試験)のみの合格者は、1年間に限り一次試験が免除 |
試験場所 | 全国各地 |
受験料 | 【1級】6,500円【準1級】5,300円 【2級】4,100円【3級】2,800円 【準1+準2級】9,400円 【2級+3級】6,900円 |
登録・更新 | なし |
主な対象者 | 小学生
中学生
高校生
大学生
専門生
社会人
その他 |
問い合わせ | 公益財団法人 実務技能検定協会 |
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秘書技能検定の試験日
2020年度試験
試験日 | 申込期間 |
---|---|
2020年6月14日(日) | 4月8日~5月13日 |
2020年11月15日(日) | 9月2日~10月14日 |
2021年2月7日(日) | 12月7日~1月12日 |
秘書技能検定の試験内容
出題範囲
- 一次試験(筆記)
-
必要とされる資質、職務知識、一般知識、マナー・接遇(実技)、技能(実技)
- 二次試験(面接)
-
報告・対応に関する質疑応答(15分程度)
合格点
【筆記試験と実技試験】60%以上の得点
【面接試験】明確な基準はなし
秘書技能検定の受験者数・合格率
2020年1月試験【第119回】
区分 | 受験者数 | 合格率 |
---|---|---|
1級 | 1,044人 | 25.3% |
準1級 | 4,515人 | 44.1% |
2級 | 25,629人 | 48.9% |
3級 | 11,858人 | 52.5% |
受験者の約8割が学生です。特に就活で利用するために大学生の受験者が目立ちます。
秘書技能検定の難易度
全くの無知の状態から勉強を始めて、一般的に3級で2週間程度、2級だと1ヶ月~2ヶ月程度の勉強期間が必要になります。(毎日勉強することが条件になります)
準1級、1級になると面接試験が加わるので難易度はアップしますが、筆記試験のレベルはそれほど高くないので独学でも十分取得可能です。
- 2級を取ました。いわゆる応用的な問題は少なく本を読むだけで取得できたので簡単だと思います。正直、社会人の基本的なマナーの話で空気が読めるかどうかがポイントだと思いました。(20代女性 2級取得)
- 私は1ヶ月テキストを読んだだけです。問題自体もどこが上席になるか、どの人からお茶を出すか、という問題が4択くらいで、最後に社長がこういうスケジュールの場合はどう対応するべきかの筆記があったくらいで簡単でした。(10代女性 3級取得)
- 秘書とありますが、大体の内容は社会人としての常識を問うような内容です。そのため、難易度は高くはありません。(20代女性 3級取得)
- 私は1か月くらいしか勉強していませんが、楽に合格することができました。(20代女性 2級取得)
- テキストと問題集買って、繰り返し読んだり解いたりすれば楽に合格できます。そこそこ常識がある人であれば、テキストもいらないくらいの難易度です。(30代女性 3級取得)
皆さん口を揃えて簡単と言ってますね。じゃ~勉強しなくてもいっか~
3級でも流石に問題集ぐらいはこなした方がいいよ・・・
秘書技能検定の勉強法
当協会が出している問題集があるので、そちらの過去問を徹底的にこなしていくことが重要です。
後は、時事問題も対応できるように、新聞やニュースにも目を通しておくといいです。
なお、2級までは独学でも十分取得可能ですが、準1級、1級の試験はかなりの難関になり、更に筆記試験に合格しても面接(ロールプレイング)が行われますので、通信講座や専門学校などでしっかりと勉強することが必要になります。
秘書技能検定のお勧めテキスト
内容がほんとに分かりやすく一番お勧め
秘書検定唯一の公式過去問題集
秘書技能検定の資格講座
資格講座は色々ありますが、先ほども言いましたがそこまで難しい試験ではありませんので、通学ではなく通信講座で十分です。
通信講座であれば、ヒューマンアカデミーの「秘書検定+ビジネスマナー講座
こちらの講座は秘書検定の対策の他にも社会人になった時に必要はビジネスマナーも同時に学ぶことができるので、学生さんにお勧めの講座です。費用も1万円弱なので、他の通信講座と比べても気軽に受講することができます。
その他には、ユーキャンの「秘書検定講座
資格を活かせる仕事
秘書技能検定を合格していると、企業の社長、医師、政治家、弁護士等について、庶務の総てを管理し、処理するのが仕事となります。又、外部からのお客様の対応、上司が出張の際の同行、お客様の接待、と秘書の仕事は多岐に亘ります。
秘書は上司の片腕となってスケジュールの調整も行います。スケジュール調整には外部との連絡、交渉も必要ですから、交渉の手腕と併せて多忙なスケジュールを把握する緻密な面も持ち合わせていなければなりません。
又、仕事上のお客様と対する事が多いので、気配りも非常に重要な要素となります。秘書技能検定は、秘書としての実務能力の他に、秘書としての人材を育てる為に設けられた検定です。
現代の社会では、秘書はパソコンが使え、英語もこなす能力を求める企業が多くなっています。
ただ、就職や転職で使うとなると、3級だとあまり効果が期待できないので、最低でも2級以上は必要になります。
受験者の口コミ評判
タップ(クリック)で口コミが見れます
勉強しておいて損はない資格
4.5 めざこ 20代会社員
学生時代から怠けて生きていて、ある日ふと「自分には何もない!」と気づき、努力の証になるものが欲しくて資格取得を思いつきました。取得の難易度が低いものを探していたら秘書技能検定3級に目が止まり、通信講座で勉強をし、3カ月後には資格を取得出来ました。
秘書技能検定3級を勉強してみてわかったことは、一般常識的な問題が多いので目論み通り日常でも役立つこと、苦手な分野があってもテキストを読み込めば難しくないことです。常識力が問われる今、勉強しておいて損はない資格だといえます。(2019年11月)
20代前半の若い女性の受験者が多い
3.5 主婦子 40代主婦
私が秘書検定を受験しようと思ったキッカケは、派遣会社の求人広告などでは事務の仕事の中にいくつか秘書の仕事があるのを見て気になったからです。
書店で秘書検定の問題集を見た時に、この内容なら必ず役に立つから勉強したいと思いました。問題には比較的簡単に見える一般常識的に答えられるものから、解説を一度読んだだけでは理解するのが難しいような高度なものが色々とありました。実際の試験問題も引っ掛け問題なのかと思うものもあり苦戦しました。就職活動を控えた20代前半の若い女性が多く受験していた印象でした。(2019年10月)
面接が面倒
5.0 しん 30代会社員
取得のきっかけは、今までの自分の職歴が接客業ばっかりだったので、事務系の仕事にも興味を持ち、秘書検定を学べば少しは事務の知識が身に付くかなと思ったからです。
2級までは筆記試験だけで良いので、手軽に受けれます。準1級と1級は筆記試験に受かれば面接があるので少し面倒です。難易度は、実務のある方にとっては簡単だと思います。
ただ、私のような全く経験の無い者にとっては初めて学ぶことばかりなので、そこそこ勉強しないと難しいと感じました。といっても、対策本1冊をしっかりやれば大丈夫だと思います。(2019年3月)
社会人としてのマナーを学べる
5.0 まどか 20代バイト
秘書検定は、就職活動のために取得しました。試験内容はテキストの内容どおりで、簡単だったと思います。受験者は、10代から20代の若い女性が多かったです。出題内容は、上座のマナーや文書作成における基本、来客応対の内容が出ました。
秘書検定のメリットは、社会人としての基本的なマナーが学べるということです。電話での話し方や手紙の書き方、お茶の出し方、エレベーター・階段での立ち位置など、学校では教わらないことばかりです。社会人になっても、ゆっくり教わる機会はないと思いますので、勉強しておいて損はないかと思います!女性は特に、社内で好印象が得られますよ。(2018年12月)
入社3年目くらいの社会人の人にはお勧め
4.0 たなか 30代会社員
秘書技能検定は、その名前ながら2級までは秘書業務固有の内容はあまり多くなく、社会人全般としてわきまえておくべき常識に関する問題が大半です。
そのため、新入社員として社会に出た1年目の時に勉強して同資格(2級)を取得しました。どんな業界や職種だろうと、入社3年目くらいの社会人の人にはお勧めできる資格と思います。
名刺に渡し方や、電話の取り次ぎ方、応接室への上座・下座など、必ず使うわけではなくても、知っていないと損をする+恥をかく内容を一通り網羅することができるからです。マナー本で勉強するのも良いですが、それなら履歴書にも書けるこちらの資格の方が、よりお得だと思います。(2018年1月)
勉強時間
3.5 名無し 30代会社員
勉強時間は、3~4ヶ月程度だったと思います。昔過ぎて覚えてません・・。大学生活やバイトと両立してやってました。勉強方法は、本屋で売っている対策本を1冊購入しました。基礎知識と問題集がまとまっている物。読んで覚えて問題を解く・・という流れで勉強しました。大学に資格取得支援の講座があったけれど、利用しませんでした。
資格の取得を目指すキッカケは、2級は基本的なビジネスマナーがメインと大学で聞いたので、就職活動に活かせると思ったからです。資格を取得してメリットを感じることは、就職活動当時は、ビジネスマナーをあまり知らない人より、気を付けて対応できていたと思います。内定に有利に働いた、ということは無いと思います・・。資格取得に投資したお金は、金額ははっきり覚えてないけれど、対策本の料金と受験料、試験会場までの交通費くらい。
就職を目指す方にとって、取得しておいて損はないと思います。ビジネスマナーを学べるうえに、「資格」を取ることができるので。実践できないと何の意味もないけれど、知らない人よりは気を付けられると思います。(2017年10月)