ケアクラークは日本医療教育財団が主催しており、介護事務業務に従事する人に対して、知識および技能、職業能力の向上を目的とした資格になります。
介護事務管理士と同じような位置付けの資格になりますが、介護事務管理士の方が認知度が高く、転職や就職に役立つと考えられると言うこともあり人気があります。
ケアクラーク技能認定試験に合格することにより「ケアクラーク」の称号を与えられますが、業務独占資格ではないので、取得したからと言って、専門的な業務をすることができる訳ではありません。
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ケアクラーク技能認定試験の基本情報
資格種別 | 民間資格 |
ジャンル | 介護・福祉 |
資格区分 | なし |
受験資格 | なし |
試験日程 | 偶数月(年6回) |
試験方法 | 筆記試験、実技試験 |
免除科目 | なし |
試験場所 | 全国各地の公共施設など |
受験料 | 6,700円 |
登録・更新 | なし |
主な対象者 | 小学生
中学生
高校生
大学生
専門生
社会人
その他 |
問い合わせ | 日本医療教育財団 |
【総合評価】
人気 : | 将来性: |
就転職: | 難易度: |
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ケアクラーク技能認定試験の試験内容
出題形式
筆記試験(択一式[25問])、実技試験(2問)
出題範囲
筆記試験
人間関係(コミュニケーション)ダ | 人間関係の基礎・発達、援助的態度、コミュニケーションの技法、コミュニケーションと人間関係、心理的援助法 |
---|---|
老人・障害者の心理 | 老化とその心理的影響、老人の心理的特性、老年期の精神障害、障害とその心理的影響、高齢者・障害者への対応 |
社会福祉 | 現代社会における社会福祉の理念と意義、社会福祉サービス体系の概要、社会福祉の遂行と福祉専門職、社会福祉をめぐる我が国の動向 |
老人福祉 | 老人の精神的・身体的特徴や障害、現代社会における老人福祉・老人保健、民間シルバーサービスの社会的意義とその現状、高齢者に対する総合的援助 |
地域福祉 | 地域福祉の理念と内容、地域福祉の推進方法、地域福祉の現状 |
社会福祉援助技術 | 社会福祉援助技術の目的・体系・内容、社会福祉援助活動における専門援助技術の体系、社会福祉援助技術と倫理 |
介護概論 | 介護の役割と範囲、看護・医療および家政との関係、老人・障害者の介護 |
介護技術・障害形態別介護技術 | 食事、排泄、衣類の着脱などの介護の基本的技術、寝たきり老人の介護技術、視覚・聴覚障害者の介護技術、肢体不自由者・内部障害者の介護技術、福祉用具と介護方法 |
リハビリテーション | リハビリテーションの概念、リハビリテーションチームと専門職、リハビリテーションの種類、社会資源と地域リハビリテーション |
医学一般 | 人体の構造・機能と病的状態、高齢者の生理的特徴と代表的疾患、公衆衛生の概要 |
介護保険制度 | 介護保険法、介護保険制度の仕組み、要介護認定から介護サービス計画の作成まで、介護支援専門員、予防給付費・介護給付費の算定 |
介護事務業務 | 介護事務職員の役割、介護報酬請求業務、指定申請事務、介護関係事業者における個人情報の適切な取扱い |
実技試験
「居宅サービス介護給付費明細書の作成」と「施設サービス等介護給付費明細書の作成」になります。
合格点
筆記試験と実技試験の各科目の得点率が70%以上
ケアクラーク技能認定試験の受験者数・合格率
毎年6,000人程度が受験しており、合格率は60~70%程度です。
ケアクラーク技能認定試験の難易度
受験資格が無いにも関わらず、毎年70%近い合格率があるので試験としては難しくないので、実務経験が無い学生さんでも十分合格可能です。
参考資料を持ち込み可能なので、一つ一つの知識を完璧に覚える必要が無いのも合格率を上げている一つの要因です。
ケアクラーク技能認定試験の勉強法
ケアクラーク技能認定試験は時間との闘いとも言われているので、問題を早く解けるよう、とにかく問題を多くこなすことです。
資格を活かせる仕事
ケアクラークの資格を最大限に活かすことのできるフィールドは、介護保険が適用される施設での、介護報酬請求業務などの介護事務業務が一般的になります。ケアマネージャーの補佐的なポジションになります。
その他にも、医療の知識を持ち合わせることで、病院やクリニックなどの医療現場でも活躍することが可能です。ただ、ケアクラークの資格を持っているだけで就職・転職に劇的に有利になることはほぼ無いと言って良いでしょう。
受験者の口コミ評判
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