圧入施工技士試験とは
全国圧入協会が実施している検定試験です。1級と2級があり学科試験と実技試験を受けなければなりません。
1級を受験するには2級を取得してから5年以上の実務経験、または圧入施工8年以上という経験が必要です。
2級は圧入施工に関する業務経験が3年以上必要となっています。どちらの場合においても、杭圧入引抜機の特別教育講習を受講済みであることも条件となります。
安全で効率的な作業を行うために重要な資格とされていて、水道整備工事などを行っている企業では取得している人が多いです。
2級では、現場管理責任者としての役割もこなせるレベルとされています。1級になると作業者の指導教育も行えるレベルとされています。
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目次
圧入施工技士の基本情報
資格種別 | 公的資格 |
ジャンル | 建築・不動産 |
資格区分 | 1級、2級 |
受験資格 | 下記参照 |
試験日程 | 7月下旬(年1回) |
試験方法 | 筆記試験、実技試験 |
免除科目 | 前年の試験で学科試験、実技試験のいずれかに合格していれば、合格科目が免除(申請要) |
試験場所 | 東京、大阪、高知 |
受験料 | 【1級】10,000円(学科)、50,000円(実技) 【2級】8,000円(学科)、30,000円(実技) |
登録・更新 | なし |
主な対象者 | 小学生
中学生
高校生
大学生
専門生
社会人
その他 |
問い合わせ | 全国圧入協会 |
【総合評価】(2級)
人気 : | 将来性: |
就転職: | 難易度: |
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圧入施工技士の受験資格
満26歳以上で、
- 3級杭圧入引抜機の特別教育を修了して8年以上の実務経験
- 2級取得後5年以上の実務経験
のいずれかをクリア
圧入施工技士の試験日
2019年度試験
試験日 | 申込期間 | 合格発表 |
---|---|---|
2019年7月28日(日) | ~7月15日 | 9月上旬 |
圧入施工技士の試験内容
出題範囲
学科試験 | 基礎工学、土質、圧力工法、圧力引抜機、圧力施工管理、材料工学、安全衛生など |
---|---|
実技試験 | 圧力機運転シミュレーターを使っての実技作業、ペーパー試験 |
合格点
学科試験:100点満点中80点以上
実技試験:60点以上(実技作業35点以上、ペーパー試験15点以上)
圧入施工技士の受験者数・合格率
合格率は80%程
圧入施工技士の難易度
圧入施工に関する専門的な知識を要する中で、合格点も一般的な資格に比べると高いので、決して簡単な試験ではありませんが、受験資格には特別教育を受けて、更に数年の実務経験が必要になるので、受験者からしてみればさほど難しく感じないと思います。
5人中4人は合格しているので、しっかり対策を立てれば合格することは容易です。
資格を活かせる仕事
現場管理責任者として、水道整備工事などを業務として行っている下水道工事業者などで活躍することができます。