金融機関に従事している職員を対象に、業務の遂行に必要な知識を問う試験で、銀行業務検定協会が実施しています。
法務・財務・外国為替・証券といった21系統36種目の試験を行っています。
年間の応募者も30万人を超える検定ですが、それだけ金融機関の仕事というものがお客様の利益を損なうことなく行われなければならないことがよく分かります。
金融機関や企業に依ってはこの検定に合格することを昇進の条件としている所もあります。
研修の一環として受験させている金融機関も多くあり、銀行員としてのレベルを測る検定と言えるでしょう。
スポンサーリンク
銀行業務検定の基本情報
資格種別 | 民間資格 |
ジャンル | 金融・会計・簿記 |
資格区分 | 法務(2級、3級、4級)、財務(2級、3級、4級)、税務3級、信託実務3級、金融経済3級、デリバティブ3級、窓口セールス3級、法人融資渉外(2級、3級)、金融商品取引3級、個人融資渉外3級、金融リスクマネジメント2級 |
受験資格 | なし |
試験日程 | 3月上旬・6月上旬・10月下旬(年3回実施) |
試験方法 | 筆記試験 |
免除科目 | なし |
試験場所 | 全国220ヶ所 |
受験料 | 資格区分により料金が異なり複雑なので、銀行業務検定協会のHP内でご確認ください |
登録・更新 | なし |
主な対象者 | 小学生
中学生
高校生
大学生
専門生
社会人
その他 |
問い合わせ | 銀行業務検定協会 |
スポンサーリンク
銀行業務検定の試験日
2019年度試験
試験日 | 申込期間 |
---|---|
2019年6月2日(日) | 4月1日~ 4月18日 |
2019年10月27日(日) | 8月20日~ 9月10日 |
2020年3月1日(日) | 1月7日~ 1月21日 |
銀行業務検定の試験内容
出題形式
筆記試験(2級:記述式、3級・4級:択一式)
出題範囲
法務、財務、税務、外国為替、証券、法人融資渉外、個人融資渉外、金融経済、信託実務、ファイナンシャルアドバイザー、窓口セールス、年金アドバイザー、営業店管理、デリバティブ、融資管理、投資信託、保険販売、預かり資産アドバイザー、経営支援アドバイザー、金融リスクマネジメント、金融商品取引
合格点
【法務2級】50%以上の得点率
【それ以外の区分】60%以上の得点率
銀行業務検定の受験者数・合格率
合格率は2級で25%程、3級で35%程、4級で60%程になります。
銀行業務検定の難易度
参考までに、3級は50時間、2級だと170時間の勉強時間で合格レベルに達することが可能です。
もちろん個人差はありますが、勉強時間だけで考えるとそれほど難しい試験ではありません。
銀行業務検定の勉強法
どの検定試験でも言えることですが、とにかく問題を徹底的にこなして試験の流れを掴むことが重要になります。
資格を活かせる仕事
銀行や証券会社などで就職・就職する際に有利になります。
この検定は、銀行員、保険会社員、証券会社等金融機関の行職員が、それら金融機関で必要な実務知識や応用力を身に付ける為のものです。
ですから、法務、財務、税務、外国為替、金融経済、信託業務から年金アドバイザー、営業店の管理、保険販売、預かり資産アドバイザー等々、かなり高度な技能を身に着ける事が出来ます。
現代の厳しい経済金融環境の元で、金融機関が自ら経営基盤を強化し、社会や地域の発展に貢献する上で、「金融取引において専門性を持ち、顧客ニーズに的確に応えられる人材」が強く求められています。
その為、各金融機関が扱う業務内容も幅広くなっています。
その事業拡大に備えるべく、より高い技能が身に付くこの検定を受ける行職員は年々増えています。
また就職時に会社から取得するよう指示があることが多いです。