幼児教育・保育英語検定

幼保英語検定は、幼稚園・保育園・認定こども園などの現場で必要になる英語力を測る民間検定です。一般的な英語力だけでなく、子どもへの声かけ、園生活で使う表現、保護者対応、行事、安全管理など、幼児教育・保育の場面に特化した英語を学べる点が特徴です。

試験では、保育現場で使われる語彙や会話表現、子どもへの指示、外国籍の保護者とのやり取り、園内でのコミュニケーションなどが扱われます。英検やTOEICのように幅広い英語力を測る試験とは異なり、「保育の現場で英語をどう使うか」に重点が置かれています。

級は複数に分かれており、英語に自信がない人でも基礎から段階的に学びやすい検定です。保育士、幼稚園教諭、保育系の学生、子ども向け英語教育に関心がある人、インターナショナルスクールや英語保育に関わりたい人に向いています。

国家資格ではないため、合格しても保育士資格や幼稚園教諭免許の代わりになるわけではありません。ただし、保育現場での英語対応力を示す資格として、外国籍の子ども・保護者への対応、英語活動の補助、子ども向け英語サービスなどで活かしやすい検定です。

目次

幼児教育・保育英語検定の基本情報

資格種別民間資格
ジャンル教育
資格区分1級、準1級、2級、3級、4級
受験資格なし
試験日程年3回程度。例年7月ごろ、11月ごろ、2月ごろに実施
試験方法1級・準1級は一次試験と二次試験で実施。2級・3級・4級は筆記試験で実施
免除科目1級・準1級の一次試験合格者は、一定期間内に二次試験を受験できる場合あり
試験場所会場受検、またはオンライン形式で実施。二次試験はオンライン面接で行われる場合あり
受験料1級 8,000円、準1級 8,000円、2級 6,000円、3級 5,000円、4級 4,500円
登録・更新なし
問い合わせ一般社団法人 語学検定協会
関連資格保育士
生涯学習コーディネーター
進路アドバイザー検定
実践保育力検定
地域限定保育士

幼児教育・保育英語検定の試験日

2026年度試験

試験日申込期間合格発表
一次試験:2026年7月19日6月15日まで1級・準1級一次:7月31日
2級・3級・4級:8月7日
二次試験:2026年8月16日一次試験合格者が対象1級・準1級二次:8月31日

幼児教育・保育英語検定の試験内容

幼稚園や保育園などの保育現場で使う英語表現が問われます。園児への声かけ、保護者への説明、園内での案内、行事、生活場面でのやりとりなど、幼児教育・保育に関わる英語力を確認する内容です。

一次試験はリスニングとリーディングで構成され、準1級・1級ではライティングを含む問題も出題されます。また、準1級・1級では二次試験としてスピーキング試験があります。

出題範囲

出題範囲は、登園、出席確認、室内遊び、外遊び、トイレ、昼食、お昼寝、お迎えなど、園での日常場面が中心です。園児への指示や声かけ、先生同士の会話、保護者への連絡・説明なども扱われます。

上位級では、入園相談、持ち物確認、アレルギー対応、病気やけが、遠足、園行事、避難訓練、緊急時対応など、より実務的な内容も出題されます。

試験科目と出題数

一次試験は、全級でリスニングとリーディングに分かれています。4級はリスニング約10分・リーディング50分、3級・2級・準1級はリスニング約20分・リーディング50分、1級はリスニング約25分・リーディング50分です。

リスニングでは会話や案内文の聞き取り、リーディングでは語句、空所補充、会話文、掲示文、メール、手紙文、説明文などの読解問題が出題されます。

準1級・1級では、オンライン形式の二次試験も行われます。準1級は約10分、1級は約20分で、園児や保護者への説明を想定したスピーキング力が確認されます。

合格基準

合格基準は、基本的に正答率65%程度です。ただし、試験問題の難易度によって合格ラインが上下する場合があります。

準1級・1級の二次試験は28点満点で評価され、19点以上が合格ラインです。

幼児教育・保育英語検定の受験者数・合格率

合格率は40%~50%程

幼児教育・保育英語検定の難易度

下位級であれば英語が苦手な人でも比較的取り組みやすい部類です。一方で、上位級になると保育現場で英語を使って説明したり、保護者や外国人スタッフとやり取りしたりする力も求められるため、単語や文法を覚えるだけでは対応しにくくなります。

この検定で特徴的なのは、英語の内容が保育・幼児教育の場面に寄っている点です。あいさつ、遊び、食事、着替え、けが、体調、園でのルール、保護者対応など、子どもと関わる場面で使う表現が中心になります。日常英会話に慣れている人でも、保育特有の語彙や言い回しに触れていないと少し戸惑う場合があります。

また、級が上がると、子どもに分かりやすく英語で伝える力も重要になります。大人向けの英会話とは違い、短く、やさしく、安心感のある表現を使う必要があるため、英語力に加えて保育者としての視点も求められます。

保育士、幼稚園教諭、保育補助、子ども向け英語教室、インターナショナルスクールなどに関心がある人は、学習内容を実際の場面と結びつけやすい検定です。英語が得意な人には取り組みやすい一方、英語に苦手意識がある人は、保育用語と英語表現を同時に覚える部分で負担を感じやすいでしょう。

幼児教育・保育英語検定の勉強法

英単語や文法を暗記するだけでなく、子どもに分かりやすく伝える表現を意識することが重要です。難しい説明をするよりも、歌、手遊び、絵本、ゲーム、カード遊びなどを通して、楽しく英語に触れられるようにする考え方を理解しておくと実践的に学べます。発音やリズム、簡単な指示語も、保育の流れの中で使えるようにしておくとよいでしょう。

また、幼保英語では、子どもの年齢や発達段階に合わせた関わり方も大切です。乳幼児は集中時間が短く、興味の移り変わりも早いため、短いフレーズを繰り返したり、動作と一緒に英語を使ったりする工夫が求められます。保護者対応や園内での簡単な英語案内、外国につながりのある子どもへの配慮も、試験対策として確認しておくと理解が深まりやすくなります。

試験対策では、幼児向け英語表現、保育英語、発音、リスニング、子どもへの指示表現、英語活動の進め方をバランスよく復習すると効果的です。練習問題を解きながら、間違えた部分は「語彙・表現の不足」「保育場面での使い方」「発音や聞き取り」「子どもへの伝え方」のどこでつまずいたのかを確認すると復習しやすくなります。英語を教科として教えるだけでなく、子どもが遊びや生活の中で自然に英語に親しめるよう支える視点で学ぶことが大切です。

幼児教育・保育英語検定のテキスト

幼保英語検定1級テキスト

著:一般社団法人幼児教育 保育英語検定協会
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1級を目指す人向けの公式系テキストです。保育現場で使う英語表現に加え、保護者対応、園での説明、子どもへの声かけなど、より実践的な内容を学べます。上位級として専門性を高めたい人に向いています。

幼保英語検定2級テキスト

著:一般社団法人 幼児教育・保育英語検定協会
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2級対策の中心になるテキストです。保育や幼児教育の場面で使う基本的な英語表現、子どもとのやり取り、園生活に関する語彙などを整理できます。実務で英語を使う機会がある人にも学びやすい内容です。

資格を活かせる仕事

保育士資格と、この資格を取得していると、英語教育に力を入れている園への就職に有利に働きます。

日本では英語教育が遅れていることが問題視されていましたが、近年、やっと小学校の英語の授業が大幅に拡大されました。ですが、脳の大半が出来上がる幼少期に英語に触れることで、英語力を伸ばすことができると言われています。

英語に触れると言っても、たまに触れるのでは意味がありません。日常的に英語に触れることで幼少期の子どもの脳に英語が刷り込まれていくのです。ですから、園という日常的な空間で英語を話せる保育士のニーズが高まるのです。

この資格では、幼少期の子どもへ話しかける「幼児言葉」や、「あやし言葉」を学びますので、子どもにもすんなりと受け入れてもらえます。

日本語でも、大人は「寝る」と言いますが、幼児には「ねんね」と言います。保育英語認定では、この「ねんね」という幼児言葉の方を学びます。学生になって英語を学んだ方は、幼児言葉の英語は身に付いていません。

ですから、幼児言葉を学んでいる保育士の方が、英語教育に力を入れている園での評価は高まります。

そのため、プリスクールやインターナショナルスクールへの就職も有利に働きます。

資格を広めてくれると嬉しいです!
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