話しことば検定の難易度・試験内容・日程など

目次

話しことば検定とは

話しことば検定は、話す力・聞く力を中心に、円滑なコミュニケーションに必要な知識と表現力を測る検定試験です。現在は「話しことばとコミュニケーション検定」として、一般社団法人 日本話しことば協会が実施しています。

この検定では、正しい言葉遣いや敬語、発声・発音、分かりやすく伝える力、相手の話を聞き取る力などが問われます。単に言葉の知識を覚えるだけでなく、実際の会話や発表、面接、接客などで使えるコミュニケーション力を確認できる点が特徴です。

現在の検定区分は1級・2級・3級で、試験は筆記試験とスピーキング試験の総合評価によって合否が判定されます。なお、2026年は1級検定試験の実施が見送られており、2級・3級はオンライン形式で実施される予定です。

ビジネスでは、分かりやすく話す力や、相手の意図を正しく聞き取る力が重視されます。話しことば検定は、営業、接客、受付、司会、講師、アナウンス、面接対策など、言葉を使って人と関わる場面で役立つ検定といえるでしょう。

ただし、就職や転職で大きな武器になる資格というよりは、話し方・聞き方・表現力を磨くための実用系資格として考えるのが現実的です。社会人としての言葉遣いやコミュニケーション力を見直したい人に向いています。

話しことば検定の基本情報

資格種別民間資格
ジャンル教養・基礎
資格区分1級・2級・3級
受験資格2級・3級は制限なし。1級は2級取得者などが対象
試験日程年1回程度。2026年度は2級・3級が7月11日に実施予定
試験方法筆記試験・スピーキング試験
免除科目なし
試験場所オンライン形式。Zoomを使用して自宅などから受験
受験料【1級】13,200円【2~4級】6,600円
登録・更新なし
問い合わせ日本話しことば協会
関連資格コミュニケーション検定
アナウンス検定
あいさつ検定
営業力強化検定

話しことば検定の試験日

2026年度試験

申込期間試験日
2級申込受付中~6月19日7月11日 10時開始予定
3級申込受付中~6月19日7月11日 13時開始予定

※2026年度は1級試験の実施は見送り、2級・3級のみ実施予定です。

話しことば検定の試験内容

筆記試験スピーキング試験で構成されています。筆記試験では、話しことばの基礎知識、語彙、敬語、音声表現、ビジネス場面での受け答えなどが問われます。

スピーキング試験では、原稿を読む、自己紹介をする、当日提示された課題について答えるなど、実際に話す力が評価されます。発声・発音の明瞭さ、話の組み立て方、相手に伝わる表現、態度、聞く力、対話する力などが見られる試験です。

2026年度は1級試験の実施が見送られており、2級・3級のみ実施予定です。2級は筆記試験30分・スピーキング試験1人15分、3級は筆記試験30分・スピーキング試験1人10分で、Zoomによるオンライン形式で行われます。

出題範囲

1級

話しことばに関する高度で専門的な知識と技術が求められる上位級です。人前で話す力、正確で豊かな表現力、場面に応じた言葉遣い、論理的に話を組み立てる力などが問われます。講師、司会、アナウンス、プレゼンテーションなど、人前で話す機会が多い人向けのレベルです。
※2026年度は1級試験の実施が見送られています。

2級

社会生活やビジネスシーンで的確に対応できる話しことばの力が求められる級です。敬語、語彙、挨拶、受け答え、ビジネスマナー、音声言語の知識、表現技術などが出題されます。スピーキング試験では、相手に分かりやすく伝える力や、場面に合った話し方ができるかも評価されます。

3級

話しことばの基本的な能力を確認する級です。日常生活やビジネスの基本場面で必要となる言葉遣い、敬語、挨拶、受け答え、話す・聞くための基礎知識などが問われます。スピーキング試験では、原稿を正しく読む力、自己紹介、簡単な課題に対して分かりやすく答える力が評価されます。

合格基準

筆記試験スピーキング試験合格基準
1級100点満点5段階評価筆記・スピーキングを総合して判定
2級100点満点A〜Eの5段階評価筆記80点以上、スピーキングB以上が目安
3級100点満点A〜Eの5段階評価筆記80点以上、スピーキングB以上が目安

合格基準は、筆記試験だけでなくスピーキング試験も含めて判断されます。筆記試験では100点満点中80点以上、スピーキング試験ではA〜Eの5段階評価でB以上が合格の目安とされています。

話しことば検定の受験者数・合格率

話しことばとコミュニケーション検定の受験者数や合格率は、公式には詳しく公表されていません。

話しことば検定の難易度

現在実施されている2級・3級は、しっかり対策すれば比較的合格を目指しやすいレベルです。

3級では、話しことばの基本や、日常生活・ビジネスの基本場面で必要な言葉遣い、敬語、挨拶、受け答えなどが中心に問われます。社会人としての基本的なコミュニケーションを確認する内容なので、難易度はそれほど高くありません。

2級になると、ビジネスシーンでのより的確な受け答えや、場面に応じた表現力が求められます。3級よりは難しくなりますが、公式教材や講座で筆記・スピーキングの対策をしておけば、十分合格を狙えるでしょう。

一方、1級はかなり専門的な知識と高い表現技術が必要です。人前で話す力、論理的に伝える力、場面に応じた言葉選び、発声・発音、話の構成力など、実践的で高度な話しことばの能力が問われます。そのため、講師・司会・アナウンス・プレゼンなど、話す仕事に関わる人向けの難関級といえます。

なお、2026年度は1級試験の実施が見送られているため、受験を考える場合は、まず2級・3級から挑戦するのが現実的です。

話しことば検定の勉強法

まず公式サイトで販売されている公式テキスト問題集を活用するのがおすすめです。試験では、話しことばの基礎知識、敬語、言葉遣い、発声・発音、ビジネス場面での受け答えなどが問われるため、公式教材で出題範囲を確認しておくと安心です。

筆記試験については、テキストを読みながら基本的な知識を整理し、問題集で出題形式に慣れておきましょう。特に敬語や場面に応じた言葉遣いは、なんとなく使っていると間違えやすいため、正しい表現を意識して覚えることが大切です。

また、話しことば検定ではスピーキング試験も行われます。知識を覚えるだけでなく、実際に声に出して読む練習や、自己紹介、課題に対して分かりやすく答える練習もしておきましょう。

可能であれば、自分の話し方を録音して、声の大きさ、話すスピード、発音、間の取り方、聞き取りやすさを確認すると効果的です。公式テキストと問題集で知識を固め、声に出す練習を重ねることが合格への近道です。

資格を活かせる仕事

人が気持ちよく話せる「聞き上手」、人が興味深く聞ける「話し上手」のスキルを取得するのがこの検定です。家庭や友人関係、仕事においても、聞き上手・話し上手は非常に重要なスキルです。

この検定では、基本的な挨拶や受け答え、ビジネスシーンでの話し方、聞き方のスキルを試されます。また、発音や発声、表現力なども見られますので、面接などに活かすことができるスキルを身に付けられます。ですので、就職の際の面接などでの印象がとても良くなり、就職が有利になる可能性があります。

取得する級によっては、時事問題に関するスピーキングなどもありますので、面接時にそれを交えて話し、自己アピールに役立てることもできます。

1級では、自分で考えたテーマについてプレゼンテーションを行う試験もあります。その際、テーマや内容の良し悪し、話の組み立て方などの構成力や、明瞭な話し方かどうか、表現力、即答力などのスキルを試されます。

これらの基準をクリアすれば、転職活動などにも大いに役立てることができます。

この資格を取得したからと言って、何かになれるというものではありませんが、話し上手・聞き上手のスキルは、いかなる企業への就職へも有利となります。

資格を広めてくれると嬉しいです!
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