消費者と企業行政のパイプ役を担っており、消費者からの商品に関する使用方法や苦情などを受けたり、消費者の希望に沿える商品管理やテストなどを行う専門家になります。
筆記試験で行う一次試験と、面接で行う二次試験に分かれています。試験に合格しても、消費者対応部門での実務経験が1年以上なければ、消費生活アドバイザーの称号を与えられません。
称号を貰うには、毎年開催されている4日間に及ぶ実務研修を修了しなければいけません。また、試験を取得したらそれで終わりではなく、5年に1度講習があって最終日の試験に合格しないと資格を維持することができません。
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消費生活アドバイザー試験の基本情報
資格種別 | 公的資格 |
ジャンル | サービス・販売 |
資格区分 | なし |
受験資格 | なし |
試験日程 | 試験は年1回実施されます。 【一次試験】10月上旬 【二次試験】11月中旬 |
試験方法 | 【一次試験】筆記試験(択一式) 【二次試験】論文試験、面接 |
免除科目 | 一次試験のみに合格した人に関しては、次回試験に限りって一次試験が免除 |
試験場所 | 【一次試験】札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・広島・高松・福岡・那覇 【二次試験】札幌・東京・名古屋・大阪・福岡 |
受験料 | 13,200円 |
登録・更新 | 有効期限は5年。資格を維持するには更新研修を4講座以上受講し、更新手数料10,800円が必要 |
主な対象者 | 小学生
中学生
高校生
大学生
専門生
社会人
その他 |
問い合わせ | 一般財団法人 日本産業協会 |
【総合評価】
人気 : | 将来性: |
就転職: | 難易度: |
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消費生活アドバイザー試験の日程
2020年度試験
試験日 | 申込期間 | 合格発表 |
---|---|---|
一次試験 2020年10月4日(日) 二次試験 2020年11月29日(日) | 6月3日~8月30日 | 一次試験 10月30日 二次試験 2月8日 |
消費生活アドバイザー試験の内容
出題範囲
- 筆記試験(択一式)
-
消費者問題、消費者のための行政・法律知識、消費者のための経済知識、生活基礎知識
- 論文試験
-
消費者問題、消費者のための行政・法律知識、消費者のための経済知識の中から出題
合格点
【一次試験】各科目、65%以上程度の正解率
【二次試験】評価により合否を判定
消費生活アドバイザー試験の受験者数・合格率
2018年
– | 受験者数 | 合格率 |
---|---|---|
一次試験 | 1,624人 | 45.2% |
二次試験 | 909人 | 60.5% |
※最終合格率は30.1%
2017年
– | 受験者数 | 合格率 |
---|---|---|
一次試験 | 2,125人 | 31.3% |
二次試験 | 648人 | 61.3% |
※最終合格率は22.0%
消費生活アドバイザー試験の難易度
最終合格率は20%程しかなく、かなり難易度の高い資格と言えます。
消費生活アドバイザー試験の勉強法
学での取得は難しく、通信講座などのスクールに通って取得されている人が多いです。
⇒ 消費生活アドバイザー 合格対策(テキスト)
消費生活アドバイザーを活かせる仕事
主にスーパーやデパートなどの企業内での消費者対応部門で活躍することができます。
消費者(お客様)との接客業務が主で、クレーム対応もしなければいけませんので、根気があって人間関係を上手に築ける人には向いている仕事と言えるでしょう。
消費生活アドバイザーの収入
女性に人気の仕事であり、正社員よりもパートタイマーで働かれている人が多く、時給は多くても1000円未満と、それほど収入は高くありません。
また、評価されにくい仕事なので、長年勤務したからと言って、収入がどんどん伸びていく可能性は低いでしょう。