司法試験予備試験とは
法科大学院を経由しなくても司法試験の受験資格を得られるように、受験者の窓口を広げる為に設けられた試験になります。
受験資格はなく誰でも受験することができ、司法試験みたいに受験回数を設けられていることもなく、何度でも受験することができます。
試験は「短答式」「論文式」「口述式」3つの試験から成り立っており、それぞれで法科大学院課程を終了した者と同等の知識を必要とされます。司法試験予備試験を取得することで司法試験の受験資格を得ることができます。
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目次
司法試験予備試験の基本情報
資格種別 | 国家資格 |
ジャンル | 法律・法務 |
資格区分 | なし |
受験資格 | なし |
試験日程 | 試験は年1回実施 【短答式試験】5月中旬 【論文式試験】7月中旬 【口述試験】10月下旬 |
試験方法 | 【筆記試験】短答式、論文式 【口述試験】能力を判定 |
免除科目 | – |
試験場所 | 【短答式試験】札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、広島、福岡 【論文式試験】札幌、東京、大阪、福岡 【口述試験】東京その他 |
受験料 | 17,500円(電子出願の場合は16,800円) |
登録・更新 | – |
主な対象者 | 小学生
中学生
高校生
大学生
専門生
社会人
その他 |
問い合わせ | 法務省の司法試験予備試験係 |
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司法試験予備試験の試験日
2020年度試験
試験日 | 申込期間 | 合格発表 |
---|---|---|
短答式 2020年5月17日(日) 論文式 2020年7月11日(土)・12日(日) 口述 2020年10月24日(土)・25日(日) | 1月20日~1月31日 | 短答式 6月4日 論文式 10月8日 口述 11月5日 |
司法試験予備試験の試験内容
法律基本科目(憲法,行政法,民法,商法,民事訴訟法,刑法及び刑事訴訟法)、一般教養科目
司法試験予備試験の受験者数・合格率
時期 | 受験者数 | 合格率 |
---|---|---|
2018年 | 11,136人 | 23.9% |
2017年 | 10,743人 | 21.4% |
2016年 | 10,442人 | 23.2% |
2015年 | 10,334人 | 22.2% |
2014年 | 7,183人 | 23.8% |
2013年 | 9,224人 | 21.9% |
2012年 | 10,347人 | 19.5% |
論文式試験
時期 | 受験者数 | 合格率 |
---|---|---|
2018年 | 2,551人 | 18.00(4.12)% |
2017年 | 2,200人 | 21.31(4.36)% |
2016年 | 2,327人 | 18.43(4.10)% |
2015年 | 2,209人 | 19.38(4.13)% |
2014年 | 1,643人 | 14.18(3.24)% |
2013年 | 1,923人 | 19.81(4.13)% |
2012年 | 1,913人 | 20.49(3.79)% |
口述試験
時期 | 受験者数 | 合格率 |
---|---|---|
2018年 | 456人 | 95.0%(3.9)% |
2017年 | 469人 | 94.6%(4.1)% |
2016年 | 429人 | 94.4%(3.9)% |
2015年 | 428人 | 92.1%(3.8)% |
2014年 | 391人 | 91.0(3.4)% |
2013年 | 379人 | 92.6(3.8)% |
2012年 | 223人 | 94.0(3.0)% |
()内は短文式試験からの合格率
司法試験予備試験の難易度
最終合格率が3%程度しかないことを考えると、司法試験と同様に超難関試験なのは言うまでもありません。
司法試験予備試験の勉強法
司法試験予備試験の講座
司法試験予備試験の講座で有名なのがLEC東京リーガルマインドです。
LECの入門講座受講者の合格者数が2017年度までで5,000人以上輩出しているので実績も十分です。
資格を活かせる仕事
司法試験を受験する為に位置付けられている試験ですが、予備試験を取得するだけで十分な知識を要していると評価されるので、企業の法務課や法律事務所などに就職・転職する際に有利になります。