司法書士試験の難易度・合格率・日程など

法律の資格
司法書士は、主に会社を設立する際や、不動産に関する土地や建物の売買する際の登記手続きの代行業務を行うスペシャリストで、司法書士試験に合格して、日本司法書士会連合会の「司法書士名簿」に登録することで晴れて司法書士になることができます。

ですので、試験に合格しただけでは司法書士になることができませんので注意が必要です。

司法書士試験は、まず筆記試験が行われ、合格することで口述試験に進むことができます。合格率は毎年3%程しかなく、受験資格が無いとはいえ、超難関資格なのは間違いありません。

法律は毎年変わり続けるものなので、試験の出題傾向も毎年ガラリと変わることがありますので、独学での取得は非常に困難(というか独学での合格者はほとんどいない)なので、大学や国家試験対策予備校、通信講座のいずれか、またはを複数利用して取得を目指している方がほとんどです。

司法書士になるには、司法書士の試験に合格するほか、裁判所事務官・書記官、法律事務官、検察事務官としての業務を10年以上行い、尚且、法務大臣からの認定を受けることで、司法書士の試験を受験しなくても資格を取得することができます。

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基本情報

資格名 司法書士
評価
資格種別 国家資格(業務独占資格)
資格区分 なし
受験資格 誰でも受験できます
試験場所 法務局または地方法務局が指定した試験会場
試験方法 筆記試験(多肢択一式、記述式)、口述試験
免除科目 筆記試験のみに合格した場合、申請すれば次回の司法書士試験の筆記試験が免除
合格基準 基準点と合格点に分かれており、年度(試験難易度)によって点数が変動しますので、一概に合格基準を言えませんが、概ね80%以上の正解率で合格
受験料 8,000円
問い合わせ 法務局または地方法務局の総務課

試験日程

試験は年1回実施されます。

【筆記試験】7月上旬
【口述試験】10月中旬

2018年度試験

【試験日】
<筆記試験>2018年7月1日(日)
<口述試験>2018年10月10日(水)

【申込期間】
2018年5月7日~18日

【合格発表】
<筆記試験>2018年9月26日
<口述試験(最終)>2018年11月1日

試験内容

司法書士の試験は、大きく分けて「筆記試験」と「口述試験」があり、筆記試験に合格することで口述試験に進むことができます。

筆記試験について

午前の部(多肢択一式:5択)

科目

  • 憲法:3問
  • 民法:21問
  • 刑法:3問
  • 商法:8問

配点
105点

午後の部(多肢択一式:5択)

科目

  • 不動産登記法:16問
  • 商業登記法:8問
  • 民事訴訟法:5問
  • 民事執行法:1問
  • 民事保全法:1問
  • 供託法:3問
  • 司法書士法:1問

配点
105点

午後の部(記述式)

科目

不動産登記法:1問

商業登記法:1問
配点
52点

口述試験について

口述試験の内容としては、2名の試験官いるので、不動産登記・商業登記・司法書士法に関しての問いに答えるといった内容になります。

口述試験に関しては、試験と言いつつもほとんどの方が合格しており、それほど構えて試験に挑むこともないでしょう。また、仮に不合格だった場合でも、翌年受験する場合は、筆記試験は免除されます。

受験者数・合格率

年度 受験者数 合格率
2016年 16725人 3.9%
2015年 17920人 3.9%
2014年 20130人 3.7%
2013年 22494人 3.6%
2012年 24048人 3.5%
2011年 25696人 2.8%
2010年 26958人 2.8%
2009年 26774人 2.8%
2008年 27102人 2.8%
2007年 26860人 2.8%
2006年 26278人 2.9%

多肢択一試験では、足切りが行われ、足切りラインを下回る点数だった場合、記述式の採点を行われることはありません。足切りのラインの基準点は毎年変更になりますが、おおよそ80%程度の正解率になります。通常、他の資格試験で足切りがある場合、大抵70%程なので、足切りの点で考えても、かなり難易度の高い資格だと分かります。

試験の難易度

合格率の推移をみても、毎年3%前後の合格率と、かなり難易度の高い資格なのが一目で分かります。司法試験の合格率が約25%に比べると、一見、司法書士の方が合格率が低いので難しいのではないか?と思われる方もいるかもしれませんが、法科大学院など、敷居の高い受験資格を要する司法試験に比べて、司法書士試験の受験資格はなく、誰でも受験することができます。

受験者の中には、「とりあえず受けてみよう」や「択一式が多いので、運が良ければ合格するかも」といった具合に、ほとんど試験対策をせずに受験している人が存在します。私の周りでも、こういった考えを持っている人がいるので、実際に本気で試験対策をして、本気で合格しようと意気込んで受験する人での合格率は、30%程はあるのでは?と思っています。

収入については、司法書士の平均年収は600万程度と言われています。弁護士の平均年収が650万円程なので、意外にも、司法書士と弁護士の収入はさほど変わらないということになります。

ただ、弁護士にも言えますが、収入の幅が大きく、年収1500万円稼げる司法書士もいれば、年収200万円も稼げていない司法書士もたくさん存在します。司法書士が貰える報酬は、以前は司法書士会によって報酬額の下限、上限が設定されていましたが、現在(2014年)では自由に設定することができます。

これはどういうことを意味するのかと言うと、依頼者との間で、報酬額をいくらでも吊り上げることができるので、実力のある司法書士の収入はどんどん上がります。一方、開業したばかりの新米司法書士や、実力の乏しい司法書士の報酬はドンドン下がっていき、おのずと収入も下がっていきます。

実力がものをいう世界なので、「司法書士=高収入」という考えを持っている方は考えを改めましょう。ただ、夢のある仕事なので、やりがいはあります。

試験の勉強

独学での取得は極めて難しいので、予備校や専門学校に通いながら取得を目指すのが一般的です。

勉強法 司法書士 勉強法
テキスト 司法書士 テキスト
問題集 司法書士 過去問

通信講座の紹介

通信講座だけでは足りませんが、これから初めて勉強される方であれば「ユーキャンの司法書士講座」を受講することを検討して下さい。

資格を活かせる仕事

法律家と聞いて想像するのは、裁判官や弁護士を想像する人も多いと思いますが、司法書士も立派な法律家です。不動産や会社の登記や比較的小さな控訴事件について取り扱いますので、弁護士の様な華やかさはありませんが、一般市民の身近な場所で活躍できることが多いことから「街の法律家」と呼ばれています。

一般的に司法書士と聞くと、独立してバンバン稼ぐといったイメージがありますが、資格を取得したからと言っていきなり独立して業務を行える知識や経験、コネがないので、まずは司法書士事務所や行政書士事務所で経験を積んで、取引先とのコネを確立してから独立開業するのが一般的になります。

司法書士の仕事

受験者の口コミ

お勧め度 ★★★★★5

勝也 40代男性(会社員)
2015年11月24日

2,000時間以上は勉強
勉強期間は5年程です。元々行政書士の資格を持っていたのであと数百時間勉強すれば何とかなるだろう!と思いましたがそんなに甘く無かったです。トータルで2,000時間以上は勉強したと思います
勉強法としては、まず民法の入門書を買って3か月勉強しましたが、独学での取得は不可能だと感じて予備校に通いました。予備校に通いつつ、商法、刑法、民事控訴法については試験対策用の参考書を買って勉強し、4回目の試験で合格できました。
資格の取得を目指すキッカケは、現在、行政書士事務所で勤務していますが、いずれは独立を考えており、その場合、行政書士だけで仕事を取るのは困難だと思い、ダブルライセンスとして司法書士の取得を目指しました。
正直、サラリーマンとして働く場合、司法書士の資格を取ってもそれほどメリットを感じることはありません(資格手当は支給されますが微々たるもの)。行政書士などの他の業務独占資格でも言えますが、独立する時に大きな力を発揮できる資格です。
勉強に費やした費用は、LECの予備校で確か30万円~40万円はかかったと思います。その他にも独学用に購入した過去問やテキストで2万円ぐらいは使った記憶はあります。
試験の合格率だけを見れば、相当難しいと思われるかもしれませんが、暗記問題がメインになるので努力すれば何とかなります。めげずに頑張ってください。

お勧め度 ★★★★☆4

チャラ男 20代男性(フリーター)
2014年11月23日

やる気があれば必ず合格できる
独学のみで、大学在学中に一度チャレンジしましたが、勉強不足で当然不合格。フリーターになることを決心して、アルバイトをしながら合格を目指しました。予備校に通い、短期集中型の講座を徹底的に受講して、2回目の試験にチャレンジし、合格することができました。まさか2回目のチャレンジで合格できるとは思いませんでした。
試験を目指すきっかけは、親が司法書士事務所を経営しており、将来的に家業を継ぐために取得を目指しました。ただ、法律と全然関係ない仕事(アルバイト)をしているのでまだ恩恵を感じていません。
資格取得に投資したお金は、予備校の費用が40万円。自分で購入したテキストはうかる! 司法書士 必出3000選のみ。確か4,000円ぐらいだったと思います。
将来的には不動産関係の登記をメインに行いたいので、土地家屋調査士の資格も欲しいですね。後、全然関係ないですが英検2級も取りたいです。
頭の悪い私でも2年で合格できるので、やる気があれば必ず合格できます。

お勧め度 ★★★☆☆3

希 20代女性(会社員)
2014年8月18日

司法書士は女性にとってもかなり有用な資格
私は今まで、営業の仕事を10年間やっていていましたが、給料は上がらず先行き不安で、会社の経営も上手くいっていると思わず、もうダメかなと思って思い切って高収入を狙える司法書士の資格を志しました。
勉強時間は、5年でおよそ2,500時間ぐらい。
勉強法としては、まず民法の入門書を買って3か月勉強しましたが、独学での取得は不可能だと感じて予備校に通いました。予備校に通いつつ、商法、刑法、民事控訴法については試験対策用の参考書を買って勉強し、4回目の試験で合格できました。
資格を取得してメリットを感じることとしては、簡単に取得できる資格を何個も取得してもそれを生かして仕事をするのは困難なので、今思えば、この資格を選択して良かったと思っています。私は会社に勤めながら勉強していたので、5年の年月がかかりました。何度もくじけそうになりましたが、予備校で知り合った仲間と励ましあいながら頑張って何とか取得できました。

お勧め度 ★★★★☆4

ともりん 40代女性(会社員)
2013年12月20日

覚えていないぐらい勉強しました
勉強方法としては、私は宅建士の資格を持っていたので、民法に関してはすんなり入り込むことができました。予備校と通信講座を組み合わせて勉強し、何とか取得しました。
資格の取得を目指すキッカケは、司法書士試験を受験するキッカケは、大学で配っていたパンフレットを見て興味ったからです。
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