認知症ケア専門士試験の難易度・合格率・試験日など

介護・福祉の資格

高齢化社会が進む中、300万人を超える認知症の人がいると言われている日本で、認知症の人へのケアに対する知識や技術を身に付ける為に、2005年に新設された資格が「認知症ケア専門士」になります。

認知症ケア専門士は、日本認知症ケア学会が認定している資格で、他の認知症資格(認知症ケア指導管理士認知症ライフパートナー)に比べると受験資格を要する所や、面接試験があることなどから、試験のハードルが高くなりますが、社会での認知度も高いこともあって人気のある資格になっています。

試験に合格するには、1次試験の筆記試験と、2次試験の論述や面接がある試験をどちらもクリアしなければいけません。合格率は毎年50%付近で推移しており、難易度としては、それほど高くありませんが、キッチリ対策を取らなければ取得するのは困難でしょう。

この資格の難点は「受験料が高い所」一次と二次を合わせると20,000円になります。更に申し込み料が1,000円かかりますので、受験する際にはそれなりの覚悟が必要になります。

「日本認知症ケア専門士 公式サイト」の統計によると、受験者の8割以上が介護福祉士やケアマネ、ヘルパーなどの高齢者を対象にした介護職に従事している人が圧倒的に多いです。その他にも、看護師や栄養士の受験者もいます。

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基本情報

資格名 認知症ケア専門士
評価
資格種別 民間資格
資格区分 なし
受験資格 認知症ケアに関する施設や団体で過去10年以内に3年以上の実務経験
試験場所 【一次試験】札幌、仙台、千葉、名古屋、神戸、福岡
【二次試験】札幌、仙台、千葉、名古屋、京都、岡山、福岡
試験方法 【一次試験】筆記試験(択一式)
【二次試験】論述試験、面接試験
免除科目 科目合格制なので、合格に達した科目があれば、次回受験され際に合格した科目は免除されます。(有効期限は5年間)
合格基準 【一次試験】
全ての分野において70%以上の正解率
【二次試験】
論述・面接の総合評価により合否を判定
受験料 【一次試験】12,000円(1教科3,000円)
【二次試験】8,000円
登録・更新 学会費(毎年):5,000円。5年ごとの更新。更新するために講座の受講が必要。登録更新料10,000円の他、講座受講料が必要。
問い合わせ 日本認知症ケア学会
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試験日程

試験は年1回実施されます。

【一次試験】7月上旬
【二次試験】8月中旬~9月中旬(論述)、11月下旬(面接)

2018年度試験

【試験日】
<一次試験>
2018年7月8日(日)
<二次試験>
論述:2018年8月20日(月)~9月20日(木)
面接:2018年12月2日(日)

【申込期間】
2018年3月9日~4月10日

【合格発表】
<一次試験>2018年8月17日
<二次試験>2019年1月28日

試験内容

認知症ケア専門士の試験は一次試験と二次試験に分かれおり、一次では「筆記試験」、二次では「論述」と「面接」にて試験を行います。

それぞれで合格して、登録申請することにより資格を取得することができます。認知症ケア専門士の上級資格がありますが、ここでは省かせて頂きます。

一次試験

出題範囲は「認知症ケア標準テキスト」に準じた内容になりますで、問題数は各分野で50問(4分野200問)の五者択一のマークシート方式になります。

【認知症ケアの基礎】
認知症ケアの理念、認知症の人の現状、認知症の医学的特徴、認知症の人の心理的特徴、認知症の人を取り巻く社会的環境、認知症ケアの原理・原則、ケアの担い手、認知症予防ほか

【認知症ケアの実際I:総論】
認知症ケアの視点と目標、コミュニケーションスキル、ケアの実践的プロセス、認知症ケアのアセスメント方法、家族への支援、認知症の人のチームアプローチ、認知症の人と身体拘束・虐待、認知症ケアにおける倫理、事例報告のまとめ方など

【認知症ケアの実際II:各論】
身体的兆候の理解と対応、行動・心理症状(BPSD)とその対応、薬物療法の知識、リハビリテーション、非薬物療法、施設・在宅における環境支援、ターミナルケアのプロセスと対応など

【認知症ケアにおける社会資源】
認知症の人にとっての社会資源、認知症の人に対するフォーマルケア、認知症の人に対するインフォーマルケア、認知症の相談窓口、地域での認知症の人の支援など

二次試験

「論述試験」と「面接試験」が行われます。

論述試験は事例に対する論述で、面接試験は6人1グループに分かれての面接試験になり、テーマに沿った1分間のスピーチとディスカッションを約20分間行います。

受験者数・合格率

年度 受験者数 合格率
2017年 6,029人 56.5%
2016年 7,467人 49.3%
2015年 7,319人 59.8%
2014年 6,295人 53.5%
2013年 8,370人 47.6%
2012年 9,070人 48.7%
2011年 8,046人 42.2%
2010年 9,282人 45.1%
2009年 11,214人 53.8%
2008年 8,498人 59.1%
2007年 6,848人 44.0%

試験の難易度

受験資格に実務経験を要する中での、半分ぐらいの合格率の推移を見ると難易度は若干高めと判断できますが、科目合格制の試験になるので、長期的なプランで試験に挑めば合格できる可能性は非常に高いです。

ちなみに、二次試験の合格率は9割程度と言われているので、普通に対応できれば問題無く合格できると思います。

試験の勉強

認知症ケア標準テキストがあるので勉強はやりやすいと思います。

勉強法 認知症ケア専門士 勉強法
テキスト 認知症ケア専門士 公式テキスト
問題集 認知症ケア専門士 問題集

資格を活かせる仕事

認知症ケア専門士の資格を取得することで、認知症グループホームや特別養護老人ホーム、訪問看護ステーションなどの福祉施設や病院やクリニックで活躍することが可能です。ただ、この資格を持っていることで資格手当てが付いたり、昇進に有利になるといったことにはあまり期待しない方がいいでしょう。

そういった意味でも、昇進や転職で有利に進める為には、この資格だけでは厳しいので、「ケアマネ」や「社会福祉士」などの資格と併用できれば大きな武器になるでしょう。

受験者の口コミ

お勧め度 ★☆☆☆☆1

かんさん 30代女性(会社員)
2015年12月2日

全くメリットが無い
取得後、医療・介護の現場で働いていますが、全くメリットはありません。にもかかわらず、認知症ケア専門士の学会からは毎年高い年会費を請求されるので収支でいえばマイナスです。維持費のかかる資格ですね。

お勧め度 ★★★☆☆3

田中 40代女性性(会社員)
2015年10月3日

スキルアップできる最適な資格
認知症の方と関わる機会が多い方には、スキルアップできる最適な資格だと思います。
そういった意味では取得するメリットはあると思いますが、この資格を持っているからといって、特別手当が付いたり転職に有利になると言うことは言えません。あくまでスキルアップの為に取得する資格です。

お勧め度 ★☆☆☆☆1

さとみ 50代女性(会社員)
2014年11月10日

世間に認知されている資格では無い
民間の資格になりますので、スキルアップの為に取得するのはいいと思いますが、資格として世間に認知されている資格ではありませんので、転職活動の際に有利に働くと言う事は無いと言っていいです。
履歴書には一応書けますが、「だから?」という感じ。そもそもなんでこんなに受験料が高いのか?しかも2年ごとに更新しなければいけないのが面倒だしお金もかかる。

お勧め度 ★★★☆☆3

佐藤 30代男性(会社員)
2014年4月10日

転職で多少は有利
私はもともとケアマネを持っていましたので、試験項目が被っている所もあってか簡単にとることができました。
この資格をとって資格手当が支給されている訳ではありませんが、転職の際には認知症に関心があると思わせることができますので、使えると思います。

お勧め度 ★★★★★5

かおり 40代女性(フリーター)
2014年3月28日

社会的認知度が高い
認知症系の資格の中でも人気がある資格です。人気があるということで社会的認知度も高いので、転職で有利になります。
更に介護福祉士などと併用されることにより、他の応募者に比べて差別化ができるかもしれません。
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