日本農業技術検定 – 難易度・合格率・試験日など

目次

日本農業技術検定とは

農業に関する知識や技術の習得度を評価する検定試験です。農業を学ぶ学生や、農業法人・農業関連企業で働く人、これから農業分野を目指す人などを対象に、作物、野菜、花き、果樹、畜産、食品、農業機械、農業経営など、農業に関する幅広い知識が問われます。

試験区分は1級・2級・3級に分かれており、3級は農業の基礎知識、2級はより実践的な農業技術、1級は農業現場で高度な知識や技術を活用できるレベルを想定しています。級によって学科試験や実技試験が行われ、農業を体系的に学んでいるかを確認できる内容です。

農業高校、農業大学校、農学系の学生、農業法人、JA、農業関連企業などで活用しやすい検定です。法令上の独占業務がある資格ではありませんが、農業分野への理解度や学習成果を示す資格として、農業を仕事にしたい人や農業技術を基礎から身につけたい人に向いています。

日本農業技術検定の基本情報

資格種別民間資格
ジャンル環境・自然
資格区分1級、2級、3級
受験資格なし
試験日程年2回。例年7月ごろと12月ごろに実施。1級は第2回のみ実施される場合があります
試験方法筆記試験、実技試験(1級、2級のみ)
免除科目農業に関わる学歴や実務経験などにより実技試験が免除
試験場所東京、大阪
受験料【1級】5,140円【2級】3,080円
【3級】3,080円
※団体割引、学生割引あり
登録・更新なし
問い合わせ全国農業会議所
関連資格日本農業検定
eco検定
ビオトープ管理士
NACS-J自然観察指導員

日本農業技術検定の試験日

2026年度試験

試験日申込期間合格発表
第1回:7月4日4月17日~5月21日8月中旬
第2回:12月5日9月28日~10月22日1月中旬

日本農業技術検定の試験内容

1級と2級は、学科試験に加えて実技試験も設定されています。3級は学科試験のみで、農業の基礎知識や各分野の入門的な内容が中心です。

出題範囲

1級

農業一般の共通問題に加えて、作物、野菜、花き、果樹、畜産、食品の中から1科目を選択して受験します。

農業の高度な知識と技術を確認する区分で、栽培管理、飼養管理、食品加工、農業経営、農業機械、土壌、肥料、病害虫、防除、環境保全など、実務に近い内容が問われます。

2級

農業一般の共通問題に加えて、作物、野菜、花き、果樹、畜産、食品の中から1科目を選択して受験します。

作物や園芸、畜産、食品などの基本的な知識をもとに、農作物の栽培管理や農業現場で必要となる判断力を確認する内容です。1級より基礎寄りですが、選択分野ごとの専門知識も問われます。

3級

農業基礎の共通問題に加えて、栽培系、畜産系、食品系、環境系の中から1科目を選択して受験します。

農作業の意味や農業の基本を理解しているかを確認する入門区分です。栽培、畜産、食品、環境に関する基礎的な知識が中心で、農業を学び始めた人向けの内容です。

環境系は、環境共通に加えて、造園、農業土木、林業などの専門分野に分かれた内容が含まれます。

試験科目と出題数

1級学科試験は、農業一般の共通20問と、作物・野菜・花き・果樹・畜産・食品から1科目選択40問の合計60問です。出題形式は五者択一式で、試験時間は90分です。

2級学科試験は、農業一般の共通10問と、作物・野菜・花き・果樹・畜産・食品から1科目選択40問の合計50問です。出題形式は五者択一式で、試験時間は60分です。

3級学科試験は、農業基礎の共通30問と、栽培系・畜産系・食品系・環境系から1科目選択20問の合計50問です。出題形式は四者択一式で、試験時間は40分です。

1級・2級には、一定の要件を満たす人を対象とした実技試験もあります。実技試験では、農業技術に関する基本操作や安全操作など、実際の作業能力が確認されます。

合格基準

学科試験の合格基準は、1級が120点満点中70%以上、2級が100点満点中70%以上、3級が100点満点中60%以上です。

1級・2級の実技試験では、基本操作と安全操作のそれぞれで基準を満たす必要があります。実技試験の判定では、作業の正確さだけでなく、安全に作業できるかも評価対象になります。

日本農業技術検定の受験者数・合格率

1級

年度受験者数合格者数合格率
2025年度261人49人18.8%
2024年度278人非公表11.5%
2023年度261人非公表9.6%
2022年度243人非公表13.2%
2021年度265人非公表5.3%

2級

年度受験者数合格者数合格率
2025年度4,404人1,028人23.3%
2024年度4,580人非公表23.2%
2023年度4,447人非公表23.3%
2022年度5,024人非公表21.7%
2021年度5,908人非公表23.3%

3級

年度受験者数合格者数合格率
2025年度17,251人11,716人67.9%
2024年度17,984人非公表65.0%
2023年度17,573人非公表65.7%
2022年度17,932人非公表62.9%
2021年度20,939人非公表66.4%

日本農業技術検定の難易度

農業高校や農業大学校で学んでいる人、農業分野に関心がある人であれば取り組みやすい検定です。3級は農業の基礎知識が中心で、初学者でも比較的挑戦しやすい一方、2級・1級になると専門性が高まり、作物・園芸・畜産・食品・環境などの知識をより深く理解する必要があります。

負担になりやすいのは、農業に関する分野が幅広い点です。栽培管理、土壌、肥料、病害虫、農業機械、畜産、食品加工、農業経営、環境保全など、農業全体の基礎を横断的に問われます。特定の作物や分野に詳しくても、普段あまり触れない分野では用語や仕組みを整理する必要があります。

上位級では、知識を覚えるだけでなく、実際の農業現場でどのように活かすかを考える力も重要になります。作物の生育条件、病害虫への対応、土づくり、経営管理などを関連づけて理解していないと、選択肢で迷いやすくなります。

農業高校・農業大学校の学生、農業法人、農家、JA、農業関連企業などに関わっている人は、学習内容を実習や仕事と結びつけながら理解しやすい検定です。一方で、農業未経験者は専門用語や栽培・畜産の基本を覚えるところで少し負担を感じやすいでしょう。

日本農業技術検定の勉強法

作物の生育、栽培管理、病害虫、土づくり、肥料、農薬、農業機械の基本を重点的に確認しておくことが大切です。単に用語を覚えるだけでなく、実際の農作業の流れと結びつけながら学ぶと理解しやすくなります。

特に重要なのは、農業の基礎を広く押さえることです。野菜、果樹、稲作、畜産、食品加工、環境保全など、分野が幅広いため、苦手分野を作らないように問題演習を通じてバランスよく復習しましょう。

上位級を目指す場合は、より実践的な知識や判断力も必要になります。栽培計画、品質管理、農業経営、流通、環境に配慮した農業などについて、実際の農業現場をイメージしながら理解しておくとよいでしょう。

日本農業技術検定は、農業を学ぶ学生や農業分野を目指す方にとって取り組みやすい試験です。基本的には、公式教材で基礎を固め、問題集を繰り返し解き、作物栽培・土壌肥料・病害虫・農業経営を重点的に復習する勉強法がおすすめです。

資格を活かせる仕事

近年、食の安全性に対する関心が高まり、農業の重要性が改めて見直されるようになりました。それに連れて、自身で家庭菜園を始める人も増えています。マンションでもベランダで数種類の野菜やハーブを育てている人は多いでしょう。

日本農業技術検定は、新しく農業を始めたい人や各種学校で農業を学んでいる人、又親から農業を受け継ごうとしている人が多く受けています。

それは、大学等ではこの検定を取得していると、学部・学科の入学試験に於いて優遇される場合があったり、更に農業法人等では優先的に採用してくれる所があるからです。

しかく姫

農業に関心がある人に取っては、この検定に合格する程の実力が付いていれば、すぐにも農業を始める事が出来ます。

受験者の口コミ評判

タップ(クリック)で口コミが見れます

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3級は合格率が高いですが、2級や1級になると非常に難しい試験とされていて、合格率も低いです。3級では農業の種類など基本的なことが試験の出題範囲となっています。2級では栽培に関する専門的な知識が入ってきます。
1級は実際に農業に携わっていなければ難しい内容となっているので、受験のためには実務経験も必須となります。(2020年1月)

資格を広めてくれると嬉しいです!
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