ビル経営管理士試験とは
ビル経営のスペシャリストとしての知識を問う試験で、国土交通大臣登録証明事業として行っている公的資格になります。
ビル経営管理士になるには、試験に合格して登録申請をしなければいけません。
受験資格はありませんが、登録申請するには、賃貸ビル経営管理(不動産経営管理)に関しての一定の実務経験が必要になります。
登録の有効期限は5年間になりますので、5年ごとに更新登録を行わなければいけません。
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目次
ビル経営管理士の基本情報
資格種別 | 公的資格 |
ジャンル | 建築・不動産 |
資格区分 | なし |
受験資格 | なし(登録申請するには一定の実務経験が必要になります) |
試験日程 | 12月上旬(年1回) |
試験方法 | 筆記試験 |
免除科目 | ビル経営管理講座の修了者は、試験の総合記述科目が免除 |
試験場所 | 札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、福岡 |
受験料 | 33,000円 |
登録・更新 | 資格の有効期限は5年間。更新するには「研究報告書を提出」「日本ビル経営管理士会に入会」「センター主催の講習会等に1回以上参加」のいずれかをクリアする必要がある。更新手数料:10,800円。 |
主な対象者 | 小学生
中学生
高校生
大学生
専門生
社会人
その他 |
問い合わせ | 一般財団法人 日本ビルヂング経営センター |
【総合評価】
人気 : | 将来性: |
就転職: | 難易度: |
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ビル経営管理士の試験日
2020年度試験
試験日 | 申込期間 | 合格発表 |
---|---|---|
2020年12月13日(日) | 8月初旬〜10月末日 | 1月29日 |
ビル経営管理士の試験内容
出題範囲
賃貸ビルの企画・立案に関する知識、賃貸ビルの賃貸営業に関する知識、賃貸ビルの管理・運営に関する知識、総合記述
合格点
3科目の合計点数が300点満点中およそ180点以上の得点で、尚且つ各科目が100点満点中、52~70点以上の得点
※明確な基準はない
ビル経営管理士の受験者数・合格率
時期 | 受験者数 | 合格率 |
---|---|---|
2019年 | 673人 | 74.4% |
2018年 | 659人 | 72.1% |
2017年 | 616人 | 69.5% |
2016年 | 664人 | 69.4% |
2015年 | 678人 | 68.0% |
2014年 | 668人 | 67.2% |
2013年 | 570人 | 69.5% |
2012年 | 525人 | 69.3% |
2011年 | 537人 | 70.4% |
2010年 | 544人 | 71.7% |
ビル経営管理士の難易度
試験の合格率は70%程ありますので、それほど難しい試験ではありません。
ビル経営管理士の勉強法
独学でも十分取得可能ですが、当センターが実施しているビル経営管理講座(通信講座)も実施していますので、勉強方法に自信が無い方は受講を検討してみて下さい。
資格を活かせる仕事
ビル経営管理士は、ビルの経営管理のエキスパートとして、
- ビルを経営・管理して行く上で必要な計画を策定する
- テナントとの間で、契約交渉や賃料収受等を行う
- 建物の維持・保全の為、メンテナンス事業者の選定、発注、監督を行う
以上が主な業務内容です。
ビル経営管理士は、オーナーや投資家が安心してビルの経営管理を依頼出来る知識を持ち、他方快適で安全なオフィスを提供する事で、テナントに対するサービス向上も図らなければなりません。その為にはビルの周囲の景観の保全等も含めて、ビルを魅力ある都市の一部になるようにするのも大事な点です。
ビル経営管理士は、ビルのオーナー、テナントの両者に取って健全な賃貸オフィスビル市場を作る事に貢献しています。
ちなみに、ビル経営管理士の平均年収は300~400万円程度と言われています。