遺品整理士認定協会が実施している認定資格で、故人の遺品を遺族に代わって適切に処理を行うスペシャリストを育成するための資格になります。
試験は実施されず、約2カ月間の通信教育課程を修了させ、課題レポートを提出して合格することにより、合格認定手続きを行うことができます。
高齢化社会が加速していく中で、注目を浴びている資格になり、遺品整理士認定協会によると、遺品整理業は、「高齢化社会の中で20年は確実に収益を上げ続けることのできる仕事」と言われています。
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遺品整理士試験の基本情報

資格種別 | 民間資格 |
ジャンル | サービス・販売 |
資格区分 | なし |
受験資格 | なし |
試験日程 | 随時 |
試験方法 | 課題を提出 |
免除科目 | なし |
試験場所 | 通信講座なので自宅 |
受験料 | 25,000円 |
登録・更新 | 入会金:25,000円 年会費(資格認定会費・更新費):7,000円(2年間有効) 年会費を払わなくても資格を維持することは可能ですが、 遺品整理士と名乗って業務を行うことができません。 |
主な対象者 | 小学生
中学生
高校生
大学生
専門生
社会人
その他 |
問い合わせ | 一般財団法人 遺品整理士認定協会 |
【総合評価】
人気 : | 将来性: |
就転職: | 難易度: |
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遺品整理士の認定までの流れ
電話、もしくは「遺品整理士認定協会」ホームページより申し込み
教材が到着しますので、受講を開始して下さい、教材の内容は「教本」「資料集」「問題集」「DVD」になります。
問題集に沿って課題レポートを作成して、WEBまたは郵送にて提出
合格者には、約2ヶ月で合格通知が来ますので、認定手続きを行います
認定証書と今後の活動に役立つ資料を受け取り、受講完了になります。
遺品整理士のカリキュラム内容
- 遺品整理・遺品整理業とは
-
- 遺品整理とは何か
- 専門家が今、必要とされる理由とは
- 取り巻いている、様々な社会問題
- 遺品整理を行うためには
-
- 実務を行っていく上で必要なこととは
- 行われている”実際の業務”とは
- 作業を行う上での留意点第
- 法規制との関わりについて
- 事例研究について
-
事例研究について
遺品整理士試験の受験者数・合格率
合格率は65%程
遺品整理士試験の難易度
取得するためには認定協会が開講している通信講義や委託されている通信教育などで約2か月間受講する必要があります。
どの通信講義でも、最終的に提出する課題レポートに合格することで取得することができるため、難易度は一見低いように感じます。
講義はスクーリングする必要がなく、テキストやDVDなどを使用自宅で学習を進めることができるので、働きながらでも取り組みやすいでしょう。
課題レポートは講義に沿って出題されるため、教材を参考に得た知識を使えば、それほど難易度の高いものではありません。
しかし、合格率は65%程度と言われており、真面目に学習を進めて知識を身につけることができなければ簡単に合格することはできません。
遺品整理士試験の勉強法
教材があるのでそちらを利用して勉強しよう。
資格を活かせる仕事
この資格を持っていると、亡くなった方の遺品を、身内の人に代わって整理をする遺品整理業の仕事に役立てることができます。
現在の日本は超高齢社会と言われています。核家族化の進んだ現代では、亡くなった家族の遺品を整理するための時間や人手が十分にはありません。
また、高齢者の孤独紙なども社会問題となっているように、遺品整理の仕事は大変需要が高まっています。これからも超高齢化社会は加速していきますので、遺品整理士の人材はさらに求められていくはずです。
その他にも、この資格を取得していれば、遺品整理業としての会社を開業することも可能です。
中には遺品整理士としての資格がない者だけで会社を運営している悪徳業者もありますので、きちんと遺品整理士の資格を持っている者が会社を運営しているのは、顧客側にも安心感を与えます。
遺品整理業は今後も需要が期待できる仕事ですので、会社を興すことも有りではないでしょうか。また、この資格を有していると言うことは、遺品をリサイクルに回したり、産業廃棄物として扱うなどといった、廃棄の知識を取得しているということです。
そのため、遺品整理業だけでなく、リサイクル業や、廃棄関係の仕事にもこの資格を活かすことができます。