バリスタとは、バールカウンターでノンアルコールのドリンクを提供する職人のことを指します。ドリンクの中でも特にエスプレッソ系のドリンクを提供することが多いです。
ちなみにバリスタの語源は、イタリア語で「バール(bar)でサービスをする人(~ista)」になります。
バリスタにも資格が存在し、日本バリスタ協会(JBA)が実施・認定しており、JBA認定校で2日間に渡るカリキュラム(座学講習・実技講習)をこなすことで取得することができます。
受講レベルはレベル1~3まで存在し、それぞれで求められる知識が異なります。
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バリスタ試験の基本情報
資格種別 | 民間資格 |
ジャンル | 料理・食材 |
資格区分 | レベル3、レベル2、レベル1 |
受験資格 | 下記参照 |
試験日程 | 【レベル2、レベル3】9月 【レベル1 】5月・6月・7月・9月・11月・12月 |
試験方法 | 筆記試験、実技試験 |
免除科目 | なし |
試験場所 | 東京、大阪 |
受験料 | 【レベル3】60,000円【レベル2】50,000円 【レベル1】15,000円 |
登録・更新 | 更新制度あり。更新ライセンス登録費用15,000円 |
主な対象者 | 小学生
中学生
高校生
大学生
専門生
社会人
その他 |
問い合わせ | 一般財団法人 日本バリスタ協会 |
【総合評価】(レベル1)
人気 : | 将来性: |
就転職: | 難易度: |
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バリスタ試験の受験資格
- 受講時点でバリスタとして従事している
- コーヒー関連企業に従事している
- JBA認定校が別途開講するJBA認定のカリキュラムの必要課程修了後1年未満
上記のいずれかをクリア
バリスタ試験の受講内容
コーヒーの基礎知識、エスプレッソマシンの構造、抽出の仕組み、JBAとしてのエスプレッソの知識、エスプレッソの抽出技術、エスプレッソのテイスト、JBAとしてのカプチーノの知識、カプチーノの製造技術
バリスタ試験の試験内容
出題形式・範囲
- 筆記試験
-
50問
- 実技試験
-
エスプレッソ抽出、カプチーノ製造
合格点
筆記・実技の総合点で合否を決定(詳細は非公開)
バリスタ試験の受験者数・合格率
受験者数、合格率の全てが非公開
バリスタ試験の難易度
どの区分も筆記試験に関しては、公式テキストを叩きこむことで突破することは可能でしょう。
初級であるレベル1では、基本的な知識がとても重要になるため、しっかり公式テキストを読み、知識を身につけることができればそれほど難しくありません。
しかし実技試験は難易度が高く、特にレベル2からはその所作や態度も点数の対象となります。
このため、癖などをつけないように基礎に沿った所作を行うことや、スクール等で第三者からの視点で指摘してもらうことが実技試験の対策につながります。
レベル3では論文試験も加わるため、より一層難易度は高くなります。予め提示されたテーマを元に、試験当日までに実技試験の練習と並行して論文を作成しなければなりません。
資格を活かせる仕事
この資格があると、喫茶店やカフェなど、コーヒーを扱う店での就職に有利です。
現在では、スターバックスやタリーズコーヒーなどのカフェが大人気のため、このバリスタという資格の認知度も高まっています。
カフェで最も人気のあるスターバックスでは、社内でバリスタ試験を開催しています。この試験内容は、バリスタ試験と重なることも多いので、社内試験をパスするのも難しくはありません。
バリスタ資格で身に付けた知識を持って、社内資格を取得できれば、今よりも役職が上がり、それに伴いお給料もアップします。
バリスタはコーヒーを淹れるカフェなどの勤務に有利ではありますが、その他にもコーヒーメーカーへの転職にも有利です。
コーヒーメーカーでは、製品開発を日々行っていますので、バリスタの資格を持っていればその知識を活かすことができます。
新しい製品を考える仕事や、豆の選別・調合などを行い、製品そのものを生み出す仕事、出来上がった製品を売り出す仕事など、仕事の幅が大きく広がります。または、コーヒーを出す自分のお店を開くときにも、この資格が活かせます。
バリスタ試験では、コーヒーの歴史から、豆の特質、豆の保存など、コーヒーにまつわる知識を学びます。これらの知識は、店を開業するには必要です。
また、店主がバリスタ資格保有者であれば、来店者にも安心感を与えます。