福祉住環境コーディネーター

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福祉住環境コーディネーター試験とは

高齢者や障害者の方に対して、バリアフリー住宅など、高齢者でも住みやすい生活環境を提供できるようにサポートできる知識を習得するための資格です。
資格は1級から3級まであります。3級と2級はマークシート方式、1級はマークシート方式と記述式試験になります。1級は2級に合格していなければ受験できません。3級の認知度は低いので3級から受験する場合は、2級と併用して受験される方が多いです。
公式テキストで試験合格レベルの力を身につけることもできますが、通信講座やスクールで学ぶ方法もあります。

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目次

福祉住環境コーディネーター試験の基本情報

資格種別公的資格
ジャンル介護・福祉
資格区分1級、2級、3級
受験資格【1級】2級取得者
【2級・3級】なし
試験日程【1級】11月下旬(年1回)
【2級・3級】7月上旬、11月下旬(年2回)
試験方法筆記試験
免除科目なし
試験場所全国各地
受験料【1級】11,000円【2級】6,600円
【3級】4,400円
登録・更新なし
主な対象者
小学生
中学生
高校生
大学生
専門生
社会人
その他
問い合わせ東京商工会議所検定センター

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福祉住環境コーディネーター試験の試験日

2020年度試験

試験日申込期間合格発表
2級・3級
2020年7月5日(日)
4月21日~5月22日8月7日
全級
11月22日(日)
4月21日~5月20日3月12日

福祉住環境コーディネーター試験の試験内容

出題形式

筆記試験(マークシート式・記述式:1級のみ)

出題範囲

これからの社会に求められる福祉住環境整備、福祉住環境コーディネーター1級の目標と役割、地域で支える高齢者ケア、地域で支える障害者ケア、地域福祉の推進と福祉コミュニティ、福祉コミュニティづくり、ユニバーサルデザインの概念および沿革、ユニバーサルデザイン環境の整備手法、高齢者・要介護者向け住宅・施設の流れ、高齢者住宅・施設の種類と機能、障害者向け住宅および施設の種類と機能、福祉住環境のコーディネートの実際

合格点

【1級】マークシートと記述式ともに100点中70点以上
【2級・3級】100点中70点以上

福祉住環境コーディネーター試験の受験者数・合格率

1級

年度受験者数合格率
2018年389人11.8%
2017年473人5.9%
2016年533人7.3%
2015年618人6.6%
2014年611人6.1%

2級

年度受験者数合格率
2019年19,535人37.7%
2018年21,840人28.6%
2017年23,747人50.4%
2016年27,728人55.6%
2015年27,728人55.6%
2014年28,328人40.3%
しかく姫

2018年度試験の合格率が極端に悪いですね、何があったのでしょう??

3級

年度受験者数合格率
2019年9,525人58.0%
2018年9,879人56.0%
2017年10,839人41.4%
2016年12,833人63.4%
2015年12,833人63.4%
2014年13,394人69.4%

2017年度試験の受験者データ

福祉住環境コーディネーター2級データ
福祉住環境コーディネーター3級データ

こちらは東京商工会議所検定センターの公式サイトから引用したグラフです。

2級に関しては受験資格がありませんので学生の受験者が多いですね。3級の受験者が1万人ほどになるので、その中の5千人弱の学生が取得していることになります。

そう考えると、3級だけで他の求職者から有利に立つことは難しそうです。

そう考えると、就活で活かすのであれば2級まで目指したいですね。2級も受験資格はありませんので、頑張って勉強さえすれば取得できます。

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福祉住環境コーディネーター試験の難易度

この資格の合格率は3級が40~60%代、2級が40~50%代となっており、級が上がるごとに難易度が高くなることが分かります。

最も難易度が高い1級になると、その合格率は10%以下になります。これは、1級のみ記述式が加わり、学習範囲も福祉や建築分野などから広く出題され、専門用語も増えるためです。

記述式では図面から問題を素早く捉えるということも大切なので繰り返し問題を解き対策を取りましょう。

選択式は基本的にテキストに沿った形でマークシート方式で出題されるため、テキストを隅々までしっかりと読み込むことが大切です。

合格基準点は70点以上となっており、相対的な評価ではないので、きちんと対策をすれば一発合格も可能です。

受験者に難易度を聞いた
  • 2級も3級もマークシート問題で試験範囲もそれほど広くないので難易度的にはかなり低いです。1級になると記述式が増え試験範囲も広くなるので難しく感じるでしょう。(30代女性 介護職)

福祉住環境コーディネーター試験の勉強法

2級と3級は基本的に公式テキストの内容を取得した知識の中から応用問題が出題されるので、公式テキストをこなしていれば大丈夫です。

1級はテキスト外の知識を要求されますので、住環境に関する幅広い知識を習得しておく必要があります。

福祉住環境コーディネーターの詳しい勉強法

福祉住環境コーディネーター試験のテキスト

過去6回分の試験問題を収録!解答・解説は分冊できるので持ち運びに便利

過去問の中から頻出事項を抽出!図表が豊富

重要ポイントをコンパクトにまとめているので勉強時間の短い方にお勧め

テキストの売れ筋ランキング

福祉住環境コーディネーター試験の通信講座

ユーキャンの福祉住環境コーディネーター講座

資格を活かせる仕事

この資格を取得することでの活躍の場は、大きく分けて2つあります。

まず1つは、ケアマネや介護福祉士の資格を持ち合わせて、介護施設や病院、保健所などで、住環境の知識を得ることで、更なるスキルアップを見込むことができます。

そして、もう1つは、工務店や建築設計事務所などの住環境の仕事をされる際に、バリアフリー住宅の新築&リフォームの際のアドバイザーになることにより、就職・転職に有利になります。ただ、この資格だけでは厳しいので、建築関係の資格と、福祉用具専門相談員の資格を取得できれば、活躍の幅は広がるでしょう。

『福祉用具専門相談員』の資格と併用することにより、キャリアの幅が広がります。また、仕事の為ではなく、自分の家のリフォームをする際や、ご家族の介護の知識を習得する為に、取得する人も多数いるのも特徴の資格になります。

介護仕事の探し方
自分で求人を探す(転職サイト)

カイゴジョブ(介護福祉求人17,000件)

相談しながら求人を探す(転職エージェント)

スマイルSUPPORT介護(介護福祉求人90,000件)

資格を取得するメリット

日本は、超高齢化社会に突入しており、ますますそれが加速していくと予想されています。

ですから、高齢者をターゲットとするビジネスは増加傾向です。福祉住環境コーディネーターは、まさに高齢者をサポートするプロフェッショナルですので、社会的なニーズはこれからもますます高まっていくことが予想されます。

高齢者や障がい者が快適に暮らせる住環境としてバリアフリー化がすすめられていますが、人によって求めることは異なります。ですから、高齢者や障がい者が求めていることをすくい上げ、その人の生活スタイルや性格に寄り添い、その人がイキイキと快適に暮らせる住環境を提案する必要があります。

それができるのが、この福祉住環境コーディネーターです。高齢者や障がい者に喜んでもらえる仕事ができる、これが福祉住環境コーディネーターの最大のメリットではないでしょうか。

また、この検定には、1~3級のレベルありますが、1級に至っては住宅設備や福祉コミュニティ作りなども勉強しますので、介護施設の新築や、リフォームのプランニングなどといった、福祉施設の住環境整備に携わることもでき、ますます仕事の幅を広げていくとが可能となります。

よくある質問

どの級から受験するか迷っています

福祉住環境コーディネーター検定試験に関しては、2級の認知度が一番高いので、3級を受ける場合でも、2級とのダブル取得を目指す人が多いです。

2級に関しては、年度により合格率の幅が大きく、2007年に比べて2013年の合格率は約4倍に膨れ上がっています。

3級の受験者は、年々減少しており、2007年に比べて半分程に減少しています。3級を取得しても就職・転職にあまり役立たなくなっているという背景があるのが、減少している一つの要因になっています。

2級と3級に関しては、受験資格が要りませんので、誰でも受験でき、遊び感覚で勉強もせずに、受験されている人も多数いるので、真剣に勉強すれば、この合格率より高い可能性で合格することができるでしょう。

次のステップとして取得したらいい資格は?

実務経験などの受験資格を要しないので、福祉の仕事をやり始めた新人の方でも手軽に取得することができます。

福祉の方に力を入れるならケアマネや社会福祉士、住環境に力を入れるなら建築士や宅建士を目指すと業務の幅は広がります。

受験者の口コミ評判

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